【SIM道楽】<夏休み特集> Apple SIMにも搭載されている、あの GigSky を使ってみた
数か月前にひょんなことから GigSkyからメールが届いた。 どうやら何かのキャンペーンらしく、いつもよく見かける 「 Buy 1 Get 1 !!」 が送料無料で $9.99… 勢いに釣られて思わずゲット (笑)
Amazon.co.jpでも日本版を販売しているようですが、こちらは 2200円 ↓ ということで、本家の通常価格 (US$9.99)と比べても 販価約2倍は中々強気のようです。パッケージも何か基本てな雰囲気がちがうようです。
さて、ここから開封の儀>>>
基本的に SIMとアプリを使い、手順に従ってアクティベーションをするだけ。米国からの購入SIMでも、日本語対応しているし、ちろん日本国内でアクティベーション完了できるので不都合はありません。
ここで予期せず気付いたことがあります。SIMを挿してアクティベーション完了したあと、接続先の「docomo LTE」が表示されるまで、通常のローミングSIMの場合よりより微妙に長く時間が掛かりました。
これまでグローバルなローミングSIMは幾種類も経験しているので、この微妙な違いは、ひょっとしたら…
案の定、
「設定」>「電話」>を覗くと… ↓ ありました 「SIM Application」 !!
さらに、
「設定」>「電話」>「SIM Application」>「Subscription Manaer」> 「Select mode」>「Manual」と覗いていくと ……↓ (Select modeのデフォルトは Automaticです)
あ、……ありました。 IMSI 1, IMSI 2, IMSI 3, IMSI 4* と、何やら複数のIMSI-IDが登録されている様子が見えます。 ということで、選択(*)されている IMSI 4 が現在の顧客(SIM)サービス情報ということなのでしょう。(試しに、IMSI 1 に手動変更を試みましたが、動作しませんでした…アタリマエか!?)
この段階で、これはひょっとして GigSky (新バージョン?)は IMSIのOTT書き換え可能なSIM(eSIM)に変身したということかも…?? と思ったわけです。
そこで、お決まりの OoKla チェック ↓
(と言ってもプラン購入してないので接続スピードの確認はしていません(汗))
注目すべきは、
接続サーバー => 「Internet Initiative Japan」
(ただの表示間違いでないという前提で。。。)
キャリアバンドルの表示 => 「Carrier 32.0」、
ネットワーク表示 => docomo LTE
となっていたことです。
<<<仮説の余談>>>
eSIMとして直接・IIJ・現地接続を構築しているのであれば、IIJ・フルMVNOのMCC-MNC = 440-03となっていると思われますが、残念ながらまだ確認できていません。ネットワーク・ロゴはIIJではありません。 また接続テストで PING=30-50ms程度が出れば、やはり接続管理サーバーが現地にある直接・ローカル接続ということが推察されますが、まだ未確認です。(確認には 何かプラン購入しなければなりませんので…(泣))
もし仮にこの接続が本当に 440-03だったとしたら……、IIJ はフルMVNOの仕組みを活用して、AIRsim、 GigSky と、今後の海外eSIMサービスに日本国内・直接ローカル接続の選択肢を提供するプロバイダー・ビジネスを拡張していくのかとも妄想してしまいます。
2年後のオリンピック、訪日外国人のスマホの多くが IIJのフルMVNO接続だったりして。。。(笑) 妄想はさらに妄想を掻き立てますね ! (爆)
とまぁ、本題に戻って、ここまでだけでも、Gigskyの一通りの接続挙動は想像がついたかと思っています。
次に <<< GigSkyの料金プランについて >>>
日本版のGigSkyとしては、Amazon.co.jpの製品説明書き ↓ から抜粋してみると、
アメリカの場合は、
100MB:1,800円、
250MB:3,000円、
500MB:4,200円、
1GB:6,000円
と記載されています。
一方、今回、海外より購入したGigSky SIM の ICCIDを紐づけしたアプリ内で購入可能なプランの一覧を見てみると、価格は ↓
North America の場合として、
300MB:US$ 10.0 /1日、
500MB:US$ 15.0 /15日、
1GB:US$ 20.0 /15日
と表示されていて、結構大きな価格差が見られます。
同じGigSkyでも、米国(海外)版SIMを利用した場合と、日本版SIMを利用する場合とでプラン・メニューやプラン購入価格が異なるように設定されているのでしょうかね。
eSIMの構成要素としては、簡略化して下記の4要素に分けられると思っています。
① SIM/Chip デバイス HW
② クラウド・プラットフォーム
③ Subscription Manaer (サービス管理)
④ SIMバンク
第三者がグローバルなeSIMサービスをOEM化して独自のサービスを展開する場合、③だけを独自プラン化することは可能で、今後は、この種のeSIMサービスが次々と発生してくる可能性があると思っています。 GigSky-日本版SIMは、ひょっとして、独自プランが設定されているのかも……ですね。
最近の例として、GlocalMe-G3(オリジナル)をベースとした、Pocket WiFi 701UC(Ymobile), Jetfi-G3(MayaSystem)などは、まさに③の料金プランを独自のモノに替えたOEM版と理解しています。
いつもながらのニッチな SIM道楽、
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
確かなこと、不確かなこと、妄想も含め、アレコレごっちゃになってしまいましたが、
【SIM道楽】<夏休み特集>でした。
「GigSkyを買って、8/31までに利用レポートを出しなさい!」てか!?
というか、同時に保持できるプランのフォルダーが4つということではないでしょうか。GigSkyは次のプランをスタートしても、前の残っているプランは消滅せずに期間内は保持してくれていたように説明されていたような記憶…曖昧ですが(汗)
ってツッコミが来るかと思ってました(笑)