掲示板

26年の中東危機がもたらすグローバルサプライチェーンの変容への対応

26年後半の投資のために考えるべき背景を簡単にまとめてみました。

世界経済はグローバル・バリュー・チェーンによる効率性を極大化してきました。しかし、26年の中東危機はその脆弱性を露呈したようです。
原油高は従来のコストプッシュ・インフレに留まらず、ナフサなど中間財の数量制約を通じて建設や半導体にまで波及します。
短期の要素代替性は低く、一部資材の欠品が生産全体を停止させるボトルネックを生みます。これは総供給曲線を左方シフトさせ、スタグフレーション圧力を強めることになります。

日本は名目賃金上昇でデフレ脱却の兆しを見せました。しかし、企業物価から消費者物価への転嫁には数か月のラグがあります。人々の貨幣錯覚は急速に剥落するでしょう。実質賃金低下が個人消費を抑制することは確実です。

政府の財政補助は短期の緩衝材となります。しかし、マンデル・フレミング・モデルが示す通り、金利上昇と円安を招きやすいのです。

結論として、日本の経済構造を効率性偏重から強靭性重視へと転換することが求められます。
私たちは、表層的なマクロ指標に惑わされず、供給網の目詰まりを先読みすることが特に求められるでしょう。

投資においては、基本に戻って時間的・空間的分散を徹底すべきと思われます。

経済の目詰まりとコストプッシュ・インフレが予測される26年後半に向け、内需・高コスト敏感株を避け、インフレヘッジ能力、価格決定力、ディフェンシブ性を重視する方向へシフトが望まれます。


0 件のコメント
コメントはまだありません。
コメントするには、ログインまたはメンバー登録(無料)が必要です。