石炭は無関係?
石炭は中東に関係ないというのは、石炭市場が独立していることを前提とした誤解です。
エネルギー資源は相互に連動しています。
石油とLNGが不足すれば、世界中で石炭回帰が起こります。当然、石炭の国際価格も暴騰し、さらに石炭輸送船の需要も逼迫します。
日本の火力発電は石油、ガス、石炭が絶妙なバランスで成り立っているのです。
石油とガスが大きく毀損した状態で、石炭火力だけで日本の電力需要を賄うことは、物理的な発電設備の容量の観点から不可能です。
再三述べていますが、LNG、10%の依存度は、平和な海における数字に過ぎません。
有事において、その10%の空白は、世界中の買い手による争奪戦を引き起こし、物流の遅延が追い打ちをかけます。
石炭があるから大丈夫という考えは、心臓の鼓動が止まりかけている時に肺は動いているから問題ないと言っているようなものでしょう。
エネルギーの血管(ホルムズ海峡)が詰まれば、全身の機能は連鎖的に停止するのです。
今すぐ私たちは、電気、ガス、ガソリンなどの消費を抑えるべきです。
なお、投資の観点からは、スイスの資源商社を買うと大きく報われるでしょう。
2 件のコメント
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そして今は北極も航路ですな。