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次の金融強国、その物語に乗っかるには

中国が金融強国の建設を宣言し、その動きを加速させています。第15次五カ年計画において、金融体制の強化とリスク管理が重点項目として掲げられました。

これまで中国は製造業や先端技術の分野で自立を追求してきましたが、現在はその対象を金融市場へも広げています。その中心にあるのが人民元の国際化です。

香港で発行されるオフショア人民元建て債券である点心債の発行額は、4年連続で過去最高を更新しました。

2025年の発行額は約20兆円に達しています。発行主体は中国の政府や銀行にとどまらず、インドネシアやカザフスタンといった国々、さらには民間のIT大手企業へと広がっています。

発行件数が急増している背景には、米ドルとの金利差があります。低コストで資金を調達できる手段として、人民元が選ばれているのです。

特筆すべきは、国際的な決済手段としての人民元の急成長です。

貿易決済におけるシェアでは、人民元がユーロを抜いて世界第2位の座につきました。

長らく米ドル、ユーロに次ぐ存在だった人民元が、決済通貨としてユーロや円を上回った事実は、国際金融秩序の歴史的な転換点を示しています。

5年前と比較してシェアは数倍に伸びており、もはや一部の地域に限定された通貨ではありません。中東情勢の緊迫化など、既存の秩序が不安定になる中で、人民元は実利と安定を求める国々にとって有力な選択肢となっています。

もちろん、課題も存在します。点心債市場の流動性は依然として低く、海外からの投資は限定的です。現状では中国本土からの資金流入が市場を支えている側面が否定できません。

しかし、米国の影響力が低下する局面においては、人民元の相対的な優位性が高まる可能性があります。中国政府が通貨高を容認する姿勢を見せていることも、投資家を引き付ける要因となっています。

私たちは、ドルの優位性を認めつつも、人民元が国際的な基軸通貨の一翼を担い始めた現実を直視し、備える必要があります。

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