欧州のルールを、日本の新しい強みに
最近のニュースを見ていると、欧州が次々と新しいルールを作って、私たちの商売を邪魔しているように見えます。
地球を守れとかAIの暴走を止めろとか、言っていることは立派です。しかし、企業の輸出担当者の中には、また面倒な手続きが増えるのかとうんざりしている人が多いようです。
ここで少し視点を変えてみます。これは日本にとって良い機会に思えます。
これまではアメリカが守ってくれる市場で、良いものを安く作れば売れるという時代でした。でも、今の世界は識者が指摘するように、複雑でずる賢い場所になっています。
欧州は、軍事力や資源で勝負できない代わりに、ルールの急所を握ることで、自分たちの存在感を保とうとしているのです。
これは、日本にとって悪い話ではないでしょう。
例えば、炭素のルール。今まで、環境を無視して安売りしてきたライバルたちが、欧州の厳しいゲートキーパーに止められるようになります。
真面目に省エネに取り組んできた日本のメーカーにとっては、正直者が馬鹿を見ないシステムになるのです。
AIのルールも同じでしょう。何でもありのシリコンバレー流や、監視社会の戰狼流に対し、人間を大切にする技術を得意としてきた日本にとって、欧州のルールは、自分たちの正しさを証明するための解答用紙になり得ます。
私たちはもう、アメリカの背中を追うだけの子供であってはなりません。
欧州が作ったルールを、誰よりも早く、完璧に使いこなすだけです。そうすることで、日本の製品なら、世界中どこでも安心して使えるという最強の看板が手に入ります。
米に頼れぬ時代の生き残り方。それは、ルールに文句を言うことではなく、そのルールを自分たちの盾と剣に作り変えてしまう、そんなしたたかな知恵をもつことにあるのではないでしょうか。
5 件のコメント
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欧州の厳しいルールでEV 促進を計画したが、それを経済的にクリアーたのは中国でEUのメーカーは対応が遅れた。
そして条件変更して環境や地元企業への対応が甘くなった。
現場からは以上です。
ただ、もちろんルール変更してイジメては来ますよ
どの国も自分に有利なルールにするのです
ただ、自分にだけ不利なco2削減目標を約束するアホな国(日本)もいますけどね
逆に言えば、日本発のルールを世界に従わせるぐらいの事が出来なきゃダメです。