地味なフィギュアスケート
イタリアで開催中の冬季オリンピックも佳境を迎え氷上の華、フィギュアスケート女子フリーがもうすぐ始まります。
今回は日本勢のメダル独占も現実味を帯びていますので応援にも熱がこもるというものです。
ところでこの華やかなフィギュアスケートも昔は地味な競技があったことは意外と知られていないようです。
コンパルソリーフィギュア(以下規定と記す)という競技で氷上を滑走して課題の図形を描きその滑走姿勢と滑り跡の図形の正確さを競う種目で審査員はプレイヤーの間近に立ちエッジの痕跡とかを確認したりして審査していました。
往年の名選手伊藤みどりさんはこの規定にふりまわされた選手の一人でした。
彼女は規定が苦手で1988年カルガリーオリンピックでは他のショートプログラムやフリースケーティングでは上位に入ったものの規定が不振でメダル獲得には至りませんでした。
その後1990年には規定が無くなり1992年アルベールビルオリンピックでは見事銀メダルを獲得しました。
伊藤みどりさんの規定の動画です。
Figure Skating Championships 1990 からの切り抜きです。
12 件のコメント
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子どもの時、見ていてシュールというか、不思議な競技だなあと感じた記憶があります。
ちょっと体育というか体操のテストのような雰囲気を感じました。確かに今の華やかなイメージとはだいぶ違いましたね
>> ミラッキーZ さん
こういう地道な技術の習得があったからこそ今日の見た目に美しい技が生まれたと思えばやはり基礎は大事ですね。コメントありがとうございました。
時代や競技の質の大きな変化があり、それに伴って競技内容や採点方法を変更する必然性も感じました。
今から見ると昔のフィギュアのジャンプは笑ってしまうほど低レベルですし、競技中に氷の上をバタバタと走る姿は何とも滑稽です。
一方でスケーティングやスピンなどの美しさや優雅さは今見ても圧倒的です。
>> そらむ さん
この採点法では最高点と最低点を除き、残りの審査員の点数を有効点として採点する方法が多いですが競技によっては除外無しで審査員全員の点数で順位を決めることがあることを知りました。(今回のオリンピック競技の解説で知ったのですが何の競技だった思い出せません。ジャンプだったような?)コメントありがとうございました。
>> ダータンスヒルビリー さん
規定競技に採点の6割程の重きがあった時代と規定競技が無くなった時代の差が影響しているのではないでしょうか?昔は氷に足が着いていればよかったが用具の改良も加わって氷から足を離して走るようになり更には両足とも離してジャンプするようになり5回転も夢ではなくなりつつあり、今まで禁止されていたバク宙もOKとなるなど時代と共に変化するのは必然でもあると思います。
コメントありがとうございました。
規定が苦手でフリーが得意な選手が多かったような
>> さらしな(L) さん
伊藤みどりさんの年譜です(本文要約)。1988年 (規定有り)カルガリーオリンピックで5位
1990年 規定が無くなる
1992年 (規定無し)アルベールビルオリンピックで2位
コメントありがとうございました。
地味でも丁寧なプレイ大事。
>> そらむ さん
その作品は存じ上げませんがフィギュアスケートの中でもペアを扱っているのはニッチな存在ですね。今の「りくりゅう」の活躍を見れば先見の明があったということでしょうか
いろんなところで規定が苦手という話題が出てきますが本当に苦手な人が多かったんでしょうね。
再度のコメントありがとうございました。
>> 藍詰草 さん
華麗な大技に目が行きがちですが大技も目立たない基本の集大成として生まれるのですから地味でも丁寧なプレイを軽んじてはいけないということですね。コメントありがとうございました。