完全な効果がない=効果ゼロという二元論の誤り
消費税におけるゼロ税率にも利点はある
消費税廃止論者に食料品のゼロ税率に反対する人がいます。
確かに、食料品のゼロ税率は物価対策にはなりませんが、多少の利点はあります。食料品非課税だと別の議論にはなりますが、ここでは触れません。
批判者の多くは、ゼロ税率でも本体価格が上がる可能性 → 低所得者恩恵は不確実と主張します。
しかし、これは完全な効果がない=効果ゼロ という二元論の誤りです。
経済政策には、完全効果など存在しません。
重要なのはマージナル・ベネフィット(限界的便益)です。
ゼロ税率により、価格が据え置かれる可能性が高まる、あるいは値上げ幅が抑制されるだけでも、低所得世帯にとっては有意義な支援になります。
EU諸国では、食品への低税率・ゼロ税率が貧困緩和策として広く採用されています。
確定的でないからといって、政策効果を全否定するのは非合理です。
過去の投稿で述べてきたことを整理します。
理論:消費税は消費者負担の間接税
現実:現場の取引慣行
大企業の値引き圧力、価格転嫁の困難
課題:制度の副作用
免税事業者の不利、派遣活用の歪み
課題すべてを消費税のせい、ゼロ税率のせいとして一括りにするのは、思考の放棄です。
政策論争は理想 vs 現実の緊張関係の中で進みます。
価格転嫁がうまくいかないなら、下請法の強化・取引適正化ガイドラインを徹底すればよいわけです。
ゼロ税率は意味がない、消費者は負担していないと結論するのは早計です。
制度の理想を諦めたら、弱者は永遠に守られない。
現実の歪みを是正しつつ、公平な税制を目指すのが政治の役割です。
7 件のコメント
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>> sinnkikuchi さん
いまは、ゼロ税率の説明をしています。>> sinnkikuchi さん
xの投稿にもあるようですが、業者が消費税を最終的に負担しているとするならば、完全に誤った解釈。わたしの先ほどの゙投稿で説明しています。
xの゙投稿は、納税義務者と最終的な負担者を混同しています。
前の投稿から思っていますが、文章が長くて何を主張されたいのか今一つ理解が困難です。
消費税の「廃止(非課税)」と「0%(ゼロ税率・免税)」の違いを理解していますか?
程度で良いのではと思います。後は、AI にでも質問すれば、書かれている事は全て出てきます。
>> sinnkikuchi さん
転嫁する必要あるか?仕入れは丸々費用に計上するだけじゃん。
>> Itedogawa さん
短くすれば、結論だけになって根拠が示せないので。1000字でも足りないです。論理的に整合した文書にするにはどうしても長くなります。情緒的な文ではなんら説得力がありません。時々、高校生に読んでもらっています。読み流しで理解するのは難しいけれども、じっくり読めばわかるといわれます。論理国語の勉強の参考になるよとのこと。
なお、過去の投稿は、食品を非課税にするか、ゼロ税率にするかで違いが生じることを説明しました。