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資産格差は拡大したが

朝の勉強会で所得再分配調査報告書や関連統計を用いた説明を受けました。定説を覆す内容でした。

厚生労働省の所得再分配調査報告書を踏まえると、受け取り前の当初所得だけを見るとジニ係数は上昇しています。
しかし、税や年金・医療などの社会保障給付を加え、世帯人数で等価化した「等価再分配所得」で見ると過去三十年で世帯間所得格差はほとんど拡大していません。

メディアが当初所得の変化だけを強調するために格差拡大の印象が先行しやすく、読者は誤解をしやすいのです。

当初所得の上昇要因の一つは高齢者世帯の比率増加であり、世代構成の変化が統計を歪めている点も留意する必要があります。

相対的貧困率も指標によって動きが異なり、子育て世帯では改善が見られるなど多面的な分析が必要なようです。

ただし、金融資産の格差は拡大傾向にあり、預貯金中心の世帯と投資で資産を増やした世帯との間で長期的な差が生じています。

格差が拡大しているという単純な見出しを鵜呑みにせず、指標の違いや人口構造、資産面の動きを分けて理解することが求められます。

メディアは調整後の実態や前提を丁寧に伝える努力を続けるべきですし、私たちも数字の裏にある前提を確認する習慣を持つべきでしょう。


1 件のコメント
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タイトル拝見して…

資産格差は拡大したが

移動格差はもっと拡大した

かと思っちゃいました😣

移動できる人と、移動できない人の格差。単に所得の格差が招いているだけでなく、高齢による免許返納、利用者減による地方の公共交通機関の減便など様々な理由から移動格差が拡大してるような気がします。
それが社会、経済にどのような影響を及ぼすのか?是非、先生のお考えをお聞かせください。
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