掲示板

損保業界の将来

日本の損害保険株は、かつて安定配当と堅実な収益で人気を集めてきました。しかし現在の環境を踏まえると、損保株を長期投資の中心に据えることには慎重さが必要になってきています。

最大の問題は、本業である国内アンダーライティングの弱さです。自動車保険や火災保険といった基幹商品は、人口減少や車離れで市場が縮小し、気候変動による自然災害の増加で保険金支払いは膨らむ一方です。保険料の引き上げにも限界があり、本来の保険ビジネスで利益を出しにくくなっています。

さらに、業界全体のガバナンス問題も深刻です。不正請求や保険料カルテルなどの不祥事が相次ぎ、金融庁の監督強化によりコンプライアンスコストが増大しています。

そこに外資系保険ブローカーの本格参入が重なり、Aon、Marsh、WTW といった世界大手が企業向け保険の価格交渉力を握りつつあります。

これまで日本の損保が依存してきた「企業内代理店による囲い込み」は崩れ、法人向け保険の利益率は低下する可能性が高まっています。

こうした構造的な逆風を踏まえると、損保株を長期投資の柱にするのは難しく、いずれ業界再編もあるのではと見ています。タイミングを見てショートを検討する価値もあると感じています


0 件のコメント
コメントはまだありません。
コメントするには、ログインまたはメンバー登録(無料)が必要です。