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五十年前の恋文

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”その後、いかがお過しでしたか?

桐生では、ほんとうに、わずかな時の逢う瀬でしたが
あなたの心をいっぱいに感じてとてもうれしかったです。
そして、九州に戻ってからも、祈りの時に、
あなたの笑顔と声と、心を想い続けています。

今度お逢いする日を心楽しみにしています。
人生が一度っきり、一回こっきりーーということは、その事実は、弱く、迷い易い私の心を、いつも一押ししてくれることです。

イエズスさまがおっしゃった(ルカ10-42)
「奪われることのない。唯ひとつの大切なこと」はなんですかと、その日その日、その瞬時の中に、見つけて、生きていきたいと…今日も思うのです。

いつも心あわせて.心こめて
昭和55年10月13日“

桐生修道院の軽井沢分院での修練会で
親睦に皆でサイクリングだった。
当時の九州女性は自転車に乗れず
タンデムで私が前でこぎ後ろに彼女が。
中秋の軽井沢は何もかもが素晴らしかった。

しかしこれが恋文だったとは、
もらった時は思いもしなかった。
予備神学生と修道女。
離婚してから恋文だったと気付いた。

壁に貼ってある一枚の恋文、
彼女の想いは永遠に私に留まる。


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