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あなたが望む選挙制度とは?

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選挙制度とは、有権者の投票を議席配分と言う、
選挙結果に変換するための全体を指す 。

この制度設計は、いつ選挙が行われるか、誰が立候補できるか、
投票用紙がどのようにマークされ、集計されるか、
そして最終的に票がどのように議席に変換されるか、
と言った投票プロセスのあらゆる側面を規定する 。

民主主義国家における選挙制度の選択は、
単なる技術的な手続きではなく、政治的競争の性質、
政党システムの形態、そして政府の安定性に、
決定的な影響を与える政治的選択そのものである。

有権者は、常に、安定性( 政府の効率 )と、
代表性( 議席の公平性 )の間に存在する、
トレードオフの構造の中で選択を迫られる。

これには、議席の比例的な代表性( 多様性の反映 )、
政府の安定性と効率性、
議員と有権者の間の説明責任( アカウンタビリティ )、
有権者にとってのシステムの単純性、が含まれる 。

選挙制度の最も根本的な判断の一つは、
得票率が 50 % に満たなくても最多得票者が当選する事を、
許容するかどうかと言う点にある。

あなたは立法府における国会議員を選出する選挙制度には、
どのようなものが望ましいと考えますか?



A . 多数代表制における単純小選挙区制で単記非移譲式投票

原則として単一の当選者を選出する単一議員区を基盤とする。

単純小選挙区制は、小選挙区制のうち、
選挙方法に単記非移譲式投票を用いたものである。

候補者が他のどの候補者よりも多くの票を獲得すれば当選する、
と言う最も単純なメカニズムに基づく。
このシステムでは、当選するために絶対多数( 50 % プラス 1 )
の獲得は要求されない 。



B . 多数代表制における絶対多数代表制で二回投票制

原則として単一の当選者を選出する単一議員区を基盤とする。

当選者が投票者の絶対多数の支持( 50 % 超 )
を得る事を目的とするシステムである。

最初の投票で候補者が絶対多数( 50 % + 1 )を獲得した場合、
直ちに当選が確定する。
絶対多数が得られなかった場合、決選投票が行われる 。



C . 多数代表制における絶対多数代表制で優先順位付投票制

原則として単一の当選者を選出する単一議員区を基盤とする。

当選者が投票者の絶対多数の支持( 50 % 超 )
を得る事を目的とするシステムである。

有権者が候補者に選好順位を付けて投票するシステムである 。
複数回の投票を経る事なく、
一度の投票で絶対多数( 50 % 超 )の当選者を決定しようとする。
最低得票の候補者を落選させ、
その票を次点の選好候補に移譲する、
と言うプロセスを繰り返す事で、
二回投票制の決選投票を省略してシミュレートする。



D . 比例代表制における名簿式比例代表制で拘束名簿式

複数定員区を基本とし、
政党の全国的な得票率に比例して議席を配分する事を目的とする 。

政党が作成した候補者名簿に基づいて議席を配分する。
議席の配分数を決定するためには、
数理的な配分方式が用いられる。

拘束名簿式は、有権者が事実上、
政党全体にのみ投票するシステムであり、
政党が事前に決定した当選順位に対して、
有権者が影響力を持つ事は無い 。
政党が獲得した議席数は、
名簿の最上位に位置する候補者から順に割り当てられる。



E . 比例代表制における名簿式比例代表制で非拘束名簿式

複数定員区を基本とし、
政党の全国的な得票率に比例して議席を配分する事を目的とする 。

政党が作成した候補者名簿に基づいて議席を配分する。
議席の配分数を決定するためには、
数理的な配分方式が用いられる。

有権者は候補者名または政党名のいずれかを記載して投票できる 。
名簿では事前に当選順位は決められておらず、
政党が獲得した議席数の中で、
候補者個人の得票数が最も多かった者から順に当選人が決定する 。



F . 比例代表制に類する単一移譲式投票制

比例代表制の一種であり、複数定員区において使用される 。

有権者が政党ではなく、
候補者個人に対して順位を付けて投票する事になる 。
当選するためには、
事前に設定された最低得票数を達成する必要がある 。



混合型および併立制選挙制度の場合は、複数選択での回答を。

選択肢以外の選挙制度の場合や、それ以外の回答の場合は、
“ その他 ” で回答のうえ、コメントよろしく お願いします。

あなたが望む選挙制度とは?
10件の回答
その他
30% 3件
比例代表制における名簿式比例代表制で非拘束名簿式
30% 3件
多数代表制における単純小選挙区制で単記非移譲式投票
20% 2件
比例代表制に類する単一移譲式投票制
10% 1件
多数代表制における絶対多数代表制で二回投票制
10% 1件
多数代表制における絶対多数代表制で優先順位付投票制
0% 0件
比例代表制における名簿式比例代表制で拘束名簿式
0% 0件

12 件のコメント
1 - 12 / 12
これだけ複雑に書かれると理解できません。
老いたな。

衆議院も参議院も似たような選挙方式になってる。参議院廃止して一院制で良いのじゃない。

国会議員半減すべき!

>> 伊勢爺い さん

仮に衆議院のみの一院制で選挙期間中に有事に遭った際、
立法府である国会が機能しません。

仮に一院制とするのであれば、
半数改選しか行われない、参議院の方を残すべきでしょう。
比例代表制は個人ではなく政党名で投票するため、当選した議員が自分に投票したという自覚を持ちにくいので、議員削減となった場合まずは比例代表廃止が掲げられる可能性が大きいかと。

また、複雑なルールは国民がわかりにくいのでできるだけシンプルにしてあるのが良策かと。


モバイル クエスト@ウィザード クエストさん、それにしてもこれで何件連続でアンケートスレ立ち上げたことか…そろそろアンケート以外のネタを期待しています。

>> よっちいぃ さん

比例代表制において衆議院は拘束名簿式、
参議院は非拘束名簿式で有権者が候補者を選んで投票できるので、
仮に、議員削減を前提に比例代表制を廃止とするならば、
廃止の可能性が高いのは、衆議院でしょう。

有権者にとってのシステムの単純性も大切だが、
代表性( 議席の公平性 )とのバランスも考慮するべきでしょう。

アンケートはオマケみたいなものです。
ご期待に添えるよう前向きに検討します。
比例復活なしの中選挙区制とする。
比例は記名式とする。

議員定数は半減を目指す。

>> parlng さん

以下のようなシナリオが考えられます。

中選挙区制と記名式比例代表制の組み合わせにより、
政党全体よりも、候補者の個人名や派閥の力が、
選挙結果を大きく左右するようになります。

記名式比例代表制では、
個人名で票を集められるスター候補や、
派閥の有力者が有利になります。

議員定数の半減により、
有権者の意見をきめ細かくすくい上げる機能が低下し、
中選挙区制による多様性確保のメリットが、
相殺される可能性があります。

議員定数の削減は、特に小規模な政党にとって死活問題となり、
議席を獲得する事が極めて難しくなります。

政党の力が相対的に弱まる事で、個人の知名度や人脈で、
当選を目指す無所属候補が増加するかも知れません。

>> モバイル クエスト@ウィザード クエスト さん

議員内閣制の限界か。

首相に大統領の半分の権限があれば
何とかなりそうに思えるが。
首相単独で軍を動かせる権限。

>> 伊勢爺い さん

首相に大統領の半分の権限を持たせるというアイデアは、
政治の安定や迅速な意思決定を促す可能性がありますが、
権力の一極集中や、
立法過程の停滞と言った重大なリスクも伴います。

現在の日本の政治体制を大きく変える事になるため、
憲法改正の議論を含めた慎重な検討が必要です。

自衛隊の行動は、内閣全体での決定が必要であり、
文民統制( シビリアン・コントロール )の原則に基づいて、
厳格に管理されています。
手間が掛かっても、大選挙区にすべきではないですか?
大体、一票の格差で不満があれば、どんな手を使っても無意味ですし、選挙区で全く知らず、知事以下の票数で国会議員ですと言われても、はいそうですか納得できませんから。

>> うりょちΣ(゚ロ゚ノ)ノ さん

恒久的に一票の格差を無くす事を考慮するのであれば、
大選挙区制( 全国区 )は理想とも言えます。

実際、現行憲法下において日本でも参議院で、
1982 年( 昭和 57 年 )まで、
併用ではありますが実施されていました。

しかし、膨大な選挙費用、
著名人ばかりが当選しやすくなるなどの弊害が指摘されたため、
制度改革の議論が進み廃止となった経緯があります。
私のスレにも画像つきでコメントありがとうございます。このAI画像はどうやって作れるんですかね?

さて、その「定数削減」スレでも僕自身は、議員定数を減らしてはならないという方向でコメント返してるんですが、こちらでも「議員を減らせ」の声が少なくないですね。
なぜなんだろう。
税金の無駄?つまらん奴らが当選するから?
議員50人減らしたところで、節約出来る税金、国家予算の0.01%以下。
議員ひとりの仕事の負担が増えて、官僚に丸投げ、その結果が財務省の言いなり。
政府に対する監視カメラやセンサーを減らして国がよくなるとは僕は思えない。

さて、選挙制度ですが、さすがにB決戦投票は金がかかり過ぎ。
その下のC、順位つける決戦投票回避案、これは面白いね。要するに五人の候補者がいたとして、1位の者が2〜5位の得票の合計を上回らなければ当選できない、ということになる。
1位の候補者に対する批判票としては機能するが、
だがそれは、3位以下の候補者の政策が2位の候補者と違っていた場合は矛盾を生む。従って民意の反映とはいえない。

結局、この中からだと現行制度が無難。
僕的には、細川連立政権が提示した小選挙区250比例区250が妥当と思っているが、野党自民党が抵抗したので小選挙区の比重が高くなっている。
地域の代表として、小選挙区は無くせないが、現状、人口が多い都市部の代表が多い国会は、多数決すると田舎の声を切り捨てられていく気がする。
その意味で比例区は重要。

僕は、1票の格差とか言うなら田舎の議席を減らすのではなく都市部に2票くれてやればええと思ってる。
同じ候補者名で2票か、別々の候補者名で2票か、それで結果は変わるかもしれない。

>> おれんぢ式部@🐇うさぎ㌠🐇 さん

画像は Gemini で生成しました。

議員定数が多い場合、メリットは、少数意見の反映・
行政監視の強化・地域代表の確保、などですが、デメリットは、
財政負担の増加・意思決定の遅延、などです。

逆に議員定数が少ない場合は、財政負担の軽減・
意思決定の迅速化、と言ったメリットがありますが、
少数意見が届きにくくなる・議員の負担増加・
専門分野を持つ議員数の低下、がデメリットとして挙げられます。

現行制度では有効投票の約半数( 46 〜 48 % )が死票となり、
政党の得票率と議席獲得率に極端な乖離が生じ、
大規模政党への過度な議席偏重を引き起こしている。

一票の格差( 最大 2 . 425 倍 )をめぐり、
最高裁から繰り返し違憲状態の警告を受けながら、
国会が是正を怠る事で、立憲主義の規範力が形骸化している。

小選挙区での落選者が比例区で復活当選する重複立候補制度が、
政治家の地域に対する説明責任
( アカウンタビリティ )を弱めている。

現行制度は、比例性を重視した細川連立政権の当初案
( 小選挙区 250:比例区 250 、比例区比率 50 % )が、
政治的抵抗により小選挙区中心の歪んだ形
( 比例区比率約 37 . 8 % )で導入された結果、
上記の欠陥を招いています。

比例性と地域代表性のバランスが取れた細川案は、
制度設計として妥当性が高いと評価されます。

田舎の議席を減らさずに都市部に 2 票を与える、
と言う加重投票の提案は、
居住地に基づいて投票権の重みを差別化するものであり、
日本国憲法が保障する一人一票の原則と投票価値の平等
( 憲法第 14 条 )に正面から抵触するため、
制度の根幹に関わる違憲な提案であり採用は不可能です。

比例区の比率を細川案レベル( 50 % 近傍 )まで引き上げ、
比例区中心の並立制へ移行する。

比例区と小選挙区候補を分離し、説明責任を強化する。

政治的思惑から切り離された第三者機関が区割りを行う事で、
迅速かつ公正な一票の格差是正を保証する。

と言ったところでしょうか。
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