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Androidでちゃんと音楽聴くなら「SRC回避」は必須か!?


こんばんはさかゆうです。
今回はAndroidで音楽を聴く方に向けての記事です。

皆様音楽は聴いておられるでしょうか。
あ、カジュアルに楽しまれてる皆様は全然気にしないでいい話です。大丈夫知らない方がいいこともあります…(?)

昨今サブスクリプションサービス、ワイヤレスイヤホンの発展に相まって音楽視聴が一般化していますよね。
AmazonやAppleはハイレゾストリーミングをもう始めており、CDスペック以上の音源を安価で手軽に聴取出来るようになりましたね。凄い時代です。(その分音楽家の収益はどうなってんだという問題はありますが)

そこで高音質で音楽を聴きたい需要というのもありますよね。ハイレゾイヤホンもどんどん出てきて、LDACに代わる新しいハイレゾBluetoothコーデックも色々出ました。最近では中国でLHDCとかL2HCとかが生まれていますね。

ただ、いくら高音質な音源を高音質コーデックでハイレゾイヤホンに飛ばしたところで、その音源スペックを100%活かしきれているとは限らないのをご存知でしょうか……。

実はAndroid OSは音楽再生時、必ずOSのミキサーを通ります。
その際に、どんな音源のスペックであっても一律で48kH/24bitに揃えられてしまうんです。
このミキサーのことをSRC=サンプリングレートコンバーターと言います。

Android OS上で走った音源は基本的にこのSRCを経由し音源スペックが整えられて出てきます。つまり、例えばLINEの通知音もハイレゾ音源の音もまとめて同じ道に詰め込まれて出てくるわけです。
この時何が起こるかと言うと、単純に言えば音楽の音質が劣化します。😓

例えば192kHz/24bitの特大音源を再生したとしてもSRCを通るので、最終的に出力されるのは48kHz/24bitのスペックになってしまいます。

更に違う例も言うと、CDスペックの音源は皆44.1kHz/16bitですがこれも例外なく48kHz/24bitで出てきます。

この音源の「Hz」って言うのはゲーミングモニターのfps値だと思ってください。60fps、120fps、165fpsと色々ありますがあれもHzに置き換えられます。1秒間に起こる電気信号の波の数のことです。
ゲーミングモニター的に言うなら44.1kHzは44100fps、48kHzは48000fpsということになります。
最終的に走らせる数値は48000なわけですが、44100は48で割り切れません。なので整数で割り切れない分データの補間が入り、結果音質が劣化してしまいます。
モニターだったら多分コマ飛びのガクガク映像になっちゃうわけですね。
ちなみに最終出力と同じ48kHz/24bitの音源を流したとてやはり音は劣化するので、単純にサンプリングレートが変わるだけではない何かの音質劣化が生じていると思います。

ちなみにこれはOS構造の問題なので、Bluetoothで聴取する場合も例外ではありません。
Android OSのSRCを通した時点で「不可逆の損失が起こっている」ためです。
なのでYouTubeもSpotifyもAppleMusicも普通はみな劣化しています。悲しいことです…。
さらに実はAndroid 14からはOSでSRC回避を実装したとか言ってるらしいのですが、アプリの方で対応せねばならないらしく。
今のところアプリ側でストリーミングのSRC回避を実現したと言っているところは無い…と思います。聞いたことがありません。

という訳で、Androidで音楽を良い音質で聴くならSRCという厄介な処理を避けなければならないわけです…。

なんでこの話をし出したのかと言うと、XPERIA 1Ⅵを手放したからなんです😂
何故ならXPERIAには端末でSRCを回避する設計になっていたからなんです!
(な、なんだってー!)
何でかSONYはこれをあまり押し出していませんよね。正直イヤホンジャックの音はそんな…と思ったのでSRC回避のことの方が重要だと思うのですが。

なので最近AQUOS R10に変えてからストリーミングの音が違い過ぎて愕然としています。😱
有線DACでもなんか締まらない、Bluetooth繋ぐともっとダメ。
ただ、ローカル音源に限ってはアプリを使えばSRCを回避出来ます。

こちら、USB Audio Player PROというアプリでローカル音源を再生中の画面です。

Screenshot_20250907-221500.png

ここ画面下部に注目。

Screenshot_20250907-221500_2.png

Android:44.1kHz FLACとありますね。
これ右側が音源スペックなんですが、SRC処理を回避できているのでそのままの数字が出ています。実際の音質もSRC通したストリーミングの音より数段飛ばしたリアルな質感で聴けています。この音なら満足出来ます。

…ローカル音源なら。

いや、一応アプリによってはストリーミングを聴くことが出来るのですが対応アプリのみになるので、AppleだとかAmazonだとかを「アプリ経由SRC回避」で聴けるアプリを僕は知りません…。あってもTIDALとか。(日本未上陸のハイレゾストリーミング)
僕が使ってるUSB Audio Player PROだと唯一Qobuzは使えますが、ストリーミング限定で音源を溜めておくことは出来ないので外出先で使うととんでもない通信量になりmineoで使うのは現実的ではありません。😂

そんなわけで今300kbps前後のビットレートでいいのでせめてビットパーフェクト(=音源そのまま)でストリーミングを聴けないものかと思案中です。
正直形態をXPERIAに戻せばその問題だけは解決するのですが、いかんせんXPERIAは僕がバグに遭う頻度が高くしんどいんですよね😂

あと、ネットの情報によるとどうやらOPPO端末もSRCを回避出来ているらしいとか………?
気になります。


差し当たっての解決策は「SRCを回避出来る設計のDAPを買う」です。デジタルオーディオプレーヤー、つまるところウォークマンですね。

Android搭載DAPというジャンルがあるのです。スマホと同じAndroid OSを搭載しながら音楽再生専用設計の機械が。
Google Play Storeを経由してアプリの追加も出来るのでSpotifyもAppleMusicも使えます。それも、SRCをバイパスして。設計の段階からそれが出来るように作られているので、これさえあればストリーミングの音源もAndroidの枷から解き放たれて聴けるはず!

Screenshot_20250907-223638.png

https://s.kakaku.com/compare/?pd_cmpkey=J0000043945_J0000047945_J0000040435&pd_ctg=0130

安価なところでいくとこの3機種ですね。
HiBy Music M300
FIIO JM21
SONY A300

……と思ったら調べていくうちにウォークマンはSRC回避出来てないらしいことが分かりました…嘘だろ…!?

個人的にはやはり使い慣れたFIIOですかねえ。DAPにしては安くて薄いんですよねこの子。
Snapdragon 680、RAM 3GB、ROM 32GB、Android 13……とスマホ的視点で見るととんでもないスペックですが(笑)
レビュー見る限り動きはスムーズらしいです。

コンパクトさを優先するならハイビー…評価も悪くないですよね。
ただあんまり触ったことないんですよねハイビー。

悩みます。これもこれでまあまあな出費になるので…。

考えを整理するために個人的趣味の話をつらつらと書き連ねてしまいました。(笑)
どうしようか悩んでいるのも楽しかったりします。別に結論を急いでいるわけでもないので…。

今日は上原ひろみを良い音で聴いて寝るとします…お休みなさい…。😪


10 件のコメント
1 - 10 / 10
上原ひろみ 良いですね。
WindowsのWASAPIみたいなものですね。
OSのミキサーを回避する事で音質が上がるのは
理屈上もあってますし。
回路一つ増えるだけで音質は劣化しますね。

最近だと地デジが放送時に音量一定のミキサーが
入っていて、めちゃくちゃ音質悪いです。
(7-8年前位から?それ以前の録画やアナログ時代と比べると明らかに違う)
ほんまもんの音キチなら真空管アンプで聴きましょう。
電源もシリコンダイオード禁止です。
二極管を4つ使ってブリッジ回路でやりましょう。
さかゆう
さかゆうさん・投稿者
Gマスター
及時雨さん
コメントありがとうございます。
はい!特にトリオ期が好きなんです。😆

さらしな(L)さん
コメントありがとうございます。
そうですねWASAPIも同様ですよね。
地デジの音質も悪くなっているのですか!😫💦BSとか衛星放送は無事なんでしょうか…?フルHDで放送出来てると聞きますし。
>サンプリングレートコンバーター
DATとかMDの時代にはよく聞きましたが、久々に聞く単語です。
Androidの中ってそういうふうになってるんですね。
ありがとうございました。
さかゆう
さかゆうさん・投稿者
Gマスター

>> おぷ990 さん

ええっそんなオーディオ黎明期からある概念なのですね!😂こちらこそ教えてくださってありがとうございます。
BSは大丈夫🙆です。

地デジはCMの音が大きい、と言う苦情で
音量揃える処理がされちゃってます。

同じ番組があれば(NHKとか)分かると思います😀
arrowsWe2 PlusでSpotifyと(ローカルファイル再生で)NeutronMusicPlayerを使っていますが明らかに後者の方が良いです。不可逆圧縮の音源でも後者の方が良いと感じるぐらいです。
さかゆう
さかゆうさん・投稿者
Gマスター

>> jun428 さん

コメントありがとうございます。
ニュートロンもかなり昔からあるアプリですね。こちらもSRC回避出来るアプリなのでしょうね。
はじめまして、さかゆうさん✨
今日はAndroidで音楽を楽しむ方向けに、少しだけ詳しいお話をさせてください💡

🎵 Androidスマホと音質の関係💖

Androidでは音楽を再生すると、音声はOSのミキサーを経由します🎶
このミキサーは、同時にサンプリングレートコンバーター(SRC)で音源のサンプリングレートやビット深度を変換する場合があります💧


192kHz/24bit → 48kHz/24bit
44.1kHz/16bit → 48kHz/24bit

この変換は不可逆で、元のハイレゾ情報が一部失われることがあります😢

💖 USB DACを使うともっとクリアに聴けます🎧

ハイレゾ対応スマホにUSB DACを接続すれば、OSのミキサーを通さずDACへ直接音を送れます🎵
Apple Musicなどのハイレゾ音源も元の音質で再生可能です💎
サンプリングレートやビット深度も保持され、音質劣化はほとんどありません💡

📱 専用アプリでさらに安心🎶

UAPPやNeutronなどのアプリは、OSを通さずDACに音を送る独自経路を持ち、ローカル音源をビットパーフェクトで再生できます💖
Apple Musicは直接再生できませんが、USB DACやハイレゾ対応スマホでハイレゾ再生可能です🎵

💎 ハイレゾDAPならさらに安心💖

FIIO、Astell&Kern、HiByなどのDAPは、OSレベルでSRCを回避する設計です🎶
Apple Musicアプリで再生してもDACへ直接送り、24bit/96kHzなどのハイレゾ音源も元の情報を損なわず再生可能です✨

💎まとめると🎶
Androidスマホ単体ではSRCで音質が一部失われることがあります💧
ハイレゾ対応スマホとUSB DACで、Apple Musicなども高音質で楽しめます🎵
ハイレゾDAPならApple MusicもOSレベルでSRCを回避して再生できます✨
Xperiaはモデルによって仕様が異なり、ハイレゾストリーミングにはUSB DACが必要です💡

少しだけ詳しいお話になりましたが、知っておくと音楽の楽しみ方がぐっと広がります🎶
ちょっとした工夫で、更に楽しく音楽を聴けますよ😊
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