毎日洗髪は80年代から?
暑い日が続いています。五木寛之氏以外は毎日洗髪する人が多いと思います。
過去の花王の広告を調べていたのですが、驚きました。
65年の広告では夏の髪洗いは5日1度はしましょうと。つまり、当時は夏でも洗髪は6日以上に一度が普通だったということですね。
83年の広告では毎日髪を洗うとのことなので、毎日洗髪の習慣ができたのは、65年以降83年までの間ということになります。
32年の広告では、せめて月2回は髪を洗ってくださいとの文言です。
髪はにおわなかったのでしょうか。
戦前の入浴について調べた本によると、その頻度は東日本では3-5日に一回、西日本は一月に1-2回が大半という村もあったとのことです。
日本人が清潔好きというのはやや誇張されているように思えてきました。
6 件のコメント
コメントするには、ログインまたはメンバー登録(無料)が必要です。



戦前のことはよくわからないけど、水道よりは井戸も多く使われていたのではないでしょうか。
入浴も今のようなものではなく行水(ぎょうずい)で済ますことも多かったのでは?
そのような状況で毎日洗髪というのは厳しかったのではと思います。
水で洗い流したりというのはあったでしょうが、匂いについては椿油など様々なアロマオイルで緩和させていたのかも。
水道事情の悪い欧州や英国の入浴スタイルと似てますね。
それと毎日洗髪というのも洗剤メーカーの販売戦略という印象もあります。
五木寛之氏の肩を持つわけではありませんが、
皮脂を必要以上に洗い流すことで、皮膚に存在する常在菌にダメージを与え、肌荒れなどにもつながる。
毎日洗髪するとキモチイイし、スッキリしますけどね。
そういえば昔、ドラッグストアで「トシ取ったらシャンプーより石鹸(せっけんシャンプー)がいいよ」って娘にアドバイスしているおばあさんがいました。
確かに、今のシャンプーは様々な化学薬品が使われているから下手すると抜け毛の原因にもなりかねない。
いいおばあさんだなぁと思いました。
「日本人は清潔好き」
実際そうなのかもしれませんが、もしかしたらこれも洗剤メーカーの販売戦略の一つかもと思うと、ちょっとフクザツです。
>> Nul さん
行水?ですか…たらいに水をはってその中でタオルなどで身体を清めるのでしょうか。確かに洗髪はかなり面倒なことになりそうですね。
椿油は洗髪前に使っていますが、匂いを緩和できることは知りませんでした。
ジャンプーは使いません。石けんが一番です。
>> kinghachi さん
いつから、内風呂になったのでしょう。かつての住宅公団の集合住宅が建てられた頃から、バスタブが使われたのでしょうか。湯船キャンセルなら夏はずつとそうです。シャワーだけです。
かつてはシャワーなどというのも無かったのでしょうね。
まだんだんだんだんと感覚が短くなっていたという感じじゃないですか
確かに 70年代には5日から3日に1回ぐらいが普通だった
>> crypter さん
70年代…そんな間隔で洗髪でしたか。70年の大阪万博のときは、髪が匂う人が多かったのでしょう…小松左京の日本沈没で女性の汗臭い匂いが鼻をついたと言う一節があったように思います。まさか夏でも毎日入浴していなかったとか…それはないでしょう…。