その災難が起こるのは、2025年7月です
衆参共に2/3を与党が占め、改憲のチャンスが確実にあった岸田は自身の党総裁任期満了までに憲法改正を目指すと繰り返してきたが、その「公約」は果たさぬままに派閥をぶっ壊し、石破を担ぎ、その石破で衆院選に負け2/3を割り込んだ(敗戦1)。
都議選(敗戦2)に続いて参院選でも大敗し、デッドラインと決めてかかった過半数を割り込んだ(敗戦3)。
我が国の首相はこんな顔で我々(国民)を睨みつけながら「議席が一番多い政党は自民党だ」と負けてもなお比較第一党だと続投宣言をし、党内部からも顰蹙を買っている。派閥を壊した岸田に続き、石破は党そのものを壊しにかかっているのではなかろうかとさえ思える。
遅かれ早かれ党は分裂するのではないだろうか、と個人的には見ている。だってこんな親分、誰が担げます?(でも担いだ責任はその方々にあるんだけどね)
自民党の結党宣言における政綱では、
・現行憲法の自主的改正をはかり、また占領諸法制を再検討し、国情に即してこれが改廃を行う。
といっているが昭和30年から何もしてこなかったではないか。コア支持層はそれを待って待って待ちくたびれて、やっと回ってきたチャンスを岸田と石破が簡単につぶしたことに腹を立てているのである。
党の目的がこれなのに70年何もしてないんだから、まぁつぶれて当然だ。
総裁選で掲げた政策を何一つ実行せず、徹底して旧安倍派をパージした結果、コア層の支持を失い石破政権は当初から不人気を呈した。おにぎりの食い方が汚いとかはあったが「アベ政治が」のようなバッシングを受けることは特に無かったにもかかわらず、だ。
災難とはなにか。まぁ、ある意味では災難である。これを機に仮に衆院解散に至って与野党の逆転が起きたとしても、参院の混沌とした状況は少なくとも3年は続くことが確定しているからである。
自民党に石破を据えた瞬間から彼は負けようが何しようが居座ることを決めていたのだろう。そして「座して死を待っている」のである。だって選挙に勝とうという政策、何も打ってないしね、2万円とかけち臭いこと言ったくらいで。そんなんで勝てるとか思ってんのか。舐めるな、と国民は突き返したわけだ。自民党をぶっ壊すと言ったのは小泉純一郎であったが、実は石破が実行になるかもしれない。
レームダックに陥った石破をトランプもまともに相手するとは思えないし、いつ変わるかわからん人とまともな話はできないので例えば拉致問題なんかも当然、解決は遠のいてしまったように思う。
旧民主党が瓦解して二大政党制は実現できなくなったが、実は「多様性多様性」と国がお題目のように唱え始めたからではないかと個人的には思っている。ほら、その通り少数政党がいっぱいになりましたよ。多様性の時代ですねぇ。例えば。確かに野党第一党は立憲だが、野田で首班指名でまとまれるのかというとそんなことはないわけ。我が党は玉木です、我が党は神谷で、そうなりますよ。そういうことです、多様性だもの(笑) だから消去法で石破になりますよと。
そんな首相の下で、決められないじゃんね。それぞれが言いたいことを言い、何も決まらない。残念ながらそういう政治が続きます。民主主義ですから建前の上では過半数の合意で物事は決まっていくけれども、6割7割の圧倒意見ではなく毎回5割ギリギリでやっていくことになるんで。どの党がどっちに回るかで毎回ひっくり返って、賛成多数にならない。で、全部否決していく。そういうことです。何も決まらないよ。無責任政治。
2025年7月に何かが起こるってこのことだったのかなぁなんてのは後付けでどうとでもいえるし、そういうつもりはないんだけど、国難ですよ。間違いなくね。



>> 伊勢爺い さん
そーかそーか、でもその組織票が機能しなくなりましたね。で、公明勢力が無くても単独過半数を自民が取ったときに切れなかったために今のズルズル感ですね。
まぁ、共産といい、社民といい、組織票が機能しなくなった党は凋落の一途です。共産党の選挙カーに高齢者マークが貼ってあったなんて話もありますから高齢化と共にいずれ消えていくでしょう。
(そういえば幸福実現党ってどうなったんだろう、まあ無理か)
>> 電人 さん
共産党機関誌も創価学会新聞も購読者激減ですからね。今の若者は何事にも夢中にならない。
この程度の負けは、想定の範囲内であり、責任を負う能力のない野党も胸を撫で下ろしていると思います。
と言うか、こんな結果で満足する野党が情け無い。
結局、敗因は自民党議員の世代交代の遅さではないでしょうか。
最年少の候補者が40代後半で、平均年齢は60を超えるのではないでしょうか。
生まれた時からデジタルに囲まれた人達は、これから、上の世代を支えなきゃと思えば思うほど、支えられる側ではなく、共に支える側の世代に、託したいのは当然と思います。
少数与党になった自民党は、首(トップ)をすげ替えて野党との連立を模索すべきだと思います。
大臣ポストと言う餌をチラつかせば食いつく野党議員さんは大勢いそうです。
「石破さん下ろしも良いけど、自民党は党としてどういう政治をして行くか、今後どういう方向にかじを切るか未来を考える事の方が大切」
みたいな事を言ってたのが印象的。
また、森山幹事長が鹿児島でも敗北し地元選挙区では勝ったと誤認していたのも問題ですね。
・【KYT 鹿児島読売テレビ】「自分の選挙区では勝っている」が誤り 自民・森山幹事長が得票数誤認で陳謝 大敗の責任を問う声に「選挙の総括をしたあとにしっかり対応する」
https://news.ntv.co.jp/n/kyt/category/society/ky82284f1b00fd4829b77137cd30d78276
地元の票数も正確に把握できない様では森山幹事長も辞職せざるを得ないと思います。
>> marumaru218 さん
>個人的には石破政権は信任を得たと思います。いやいや、過半数って目標掲げたの、党執行部ですから(それとて相当低い目標値)。それクリアできてない、しかも三連敗。最低一勝すれば優勝が決まる大一番で三連敗したら野球の監督だって辞めますよ。
>責任を負う能力のない野党も胸を撫で下ろしていると思います。
ここは仰せの通りです。
>敗因は自民党議員の世代交代の遅さではないでしょうか。
今回の選挙は右対左とか、保守対革新とか、そういう昔ながらの構図ではなくなって、高齢者対現役若者、みたいな部分がありました。だから立憲も伸びなかった。まぁ、またレンホーとか出している時点でもうね・・・。
>> puchichibi さん
>首(トップ)をすげ替えて野党との連立を模索すべきそのトップが辞めない、自民党はいつから石破独裁党になったのだろうか。
>> さと さん
>自民党は党としてどういう政治をして行くか、今後どういう方向にかじを切るか全くその通りで、別に極右でも何でもなくて、リベラルな政策も取り入れつつ、色々広くやっていたから支持を得たんですよ、長きにわたって。
つまり得票率でいえば岩盤支持層が増えたのではなくて、無党派層を取り込んだから勝っていたわけです、無党派だけど自民の政策は「どちらかと言えばマシだ」と考える人の多くが自民党(安倍、菅あたりまで)政権を支持していたが、岸田、石破でその無党派層が離反したから今のような状況になったわけです。
離反した理由は簡単で、二万円配ります、増税はするかもしれないけど減税はしません、消費税は守り抜きます、中国にはパンダくれ、みたいな政治をしていきます、ってことに対する答えと、
あとは、いわゆる103万円の壁を何とかしてくれという国民の声が届いていたにもかかわらずその期待には応えません、ということ、とかですよね。
俗に選挙後に「我々の訴えが届かなかった」などと敗戦の弁をよく聞きますが、違うんだよな。国民の訴えを聞き入れてないんだよ。だから負けたんだよ?ってのがわからんようです。
>> Kanon好き さん
>地元の票数も正確に把握できない様では森山幹事長も辞職せざるを得ないボケてるんじゃないでしょうかね?
最近ボケてる人が多いよね。自分の最終学歴を把握できてないとか。
>> 電人 さん
アメリカと相互関税15%で合意した様です。・【NHK】日米で合意 相互関税15% 自動車の関税も15%【速報中】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250723/k10014871861000.html
石破総理が続ける理由の一つとして、関税合意を挙げていましたがこれで理由ではなくなった事になります。
あとは、南海トラフ地震や首都直下地震といった将来いつか起きるかもしれない災害だけですね。
ただ、これから起きるかもしれない災害を理由にすると永遠に石破政権が続くことになるのでかなり無理筋な理由という印象です。(^^;
>> Kanon好き さん
石破首相、進退を8月に最終判断へ 広島・長崎式典や国際会議に出席https://www.sankei.com/article/20250723-MDIN5SVMZNOOLHZU63SBLUCOVE/
既に、8月6日の広島と9日の長崎の原爆の日、15日の終戦の日の式典に出席予定が決まっている、と。だからそれが終わったら、だと。
そうなのかもしれない。が、どうしても「80年談話」を出したいと考えているようにも思うんですよね。余計な事すんなと個人的には思います。
https://www.sankei.com/article/20250722-FXKFELCEPRB6VBUOQFK7MXHRQ4/
必読です。
平成19年7月の参院選で自民が大敗した局面で、当時の安倍首相について石破が当時何を言ったか。
安倍首相の続投会見の言葉に対する石破発言
「理解できない。総理は『私の内閣』とか『私の使命』とかそういう言い方をするが、内閣は個人のものではない。『私の使命』って王様じゃないんだから。使命は国民が与えるもの。参院選で『あんたとの約束は解消だ』と国民は言っている」
「私だったら即座に辞めて、落ちた人のところに謝って回る」
「責任を取るべき人が取らないのは組織ではない」
「その責任を追及する声が上がらない組織は病んでいる」
「このまま追及する声がないようなら、そんな党は存在意義がない」
自民党は負けというより、全党が負けという印象。
それは違いますよ。
単純に改選前より議席を減らした党が負けです。
自民・公明・共産・N党は減らしたので負けです。
これは明らかです。
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250721-OYT1T50016/
候補者が不足しているからと言って性急に山尾志桜里を担ごうとして辞めた国民はある意味では正解で、支持率急落から踏みとどまりましたが、数を取ろうとして実は減らしてしまう、みたいな例があるので過半数を狙うのは無理なんですよ。
旧民主が割れた時点で二大政党はもう無理なんです。
自民単独ですら過半数はもう夢になった、一時は公明が無くても行けるところまで行ったのに。
ところで「伝える力が不足していた」って違うと思うんだよな。伝わったからこの人に入れなかったんでしょ?