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悪◯退散!!

悪霊ではなく、悪臭の話です。

久しぶりにボールペン🖊️の改造をしました。
とある有名ブランドロゴの入ったローラーボールペンの、FRIXION化作業です。
その材料(部品)探しでコレクション箱を漁っていたら、Recife(レシーフ)社のボールペンを発見。
本体がモーレツに臭いことで有名なブランドです。
Recifeは、酪酸の悪臭で有名なブランドなのです。
PG配合のマニキュア除去液でアク(臭気)抜きしていたので、十分に気にならないレベルには軽減できていましたが、その後の長期に渡る放置プレイの結果、めでたく完全無臭化されていました👍

Recife社製品 その異臭の原因
独特で唯一無二の質感を実現するため、酪酸酢酸セルロースを本体に使っているからです。
酢酸セルロース(アセテート)だから臭いと記述しているサイトも多数ありますが、素朴な勘違いか、知っていて敢えて「総称として」使っているのでしょう。酪酸酢酸セルロースも、広義では酢酸セルロース(アセテート)ではあるので。
酢酸セルロースは、加水分解しても酢酸の臭いしかしませんが、酪酸酢酸セルロースだと、強烈な悪臭物質の酪酸臭が混ざります。
https://www.yakult.co.jp/shirota/science/butyric-acid-bacteria/
↑ 直接書くとNGワードなので、こちらを!!

酪酸臭でさらに上を行くのが、筆記具ではなく皮膚科の医療用医薬品パンデル。
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/26/2646721M1068.html
長期保存や汗で加水分解すると、酪酸+プロピオン酸という二大悪臭物質の競演です😰


2 件のコメント
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p928gts
p928gtsさん・投稿者
Gマスター
もう一つの可能性。
酪酸酢酸セルロースではなく、正真正銘の酢酸セルロースを使っているが、それでも酪酸臭が出る可能性を考えてみました。
こちらが正しければ、元投稿の私の仮説は誤りということになります。
Recifeの場合、全く同じ物はこの世に二つとない模様を実現するために、酪酸系の溶剤を使っているからなのかも知れません。酪酸イソアミルとか。その場合は、溶剤自体は悪臭ではなく果実系の芳香だから、残留した溶剤の加水分解が悪臭の直接原因ですね。
酪酸それ自体はトンデモ悪臭なのに、酪酸エステルになると良い香りになり、果実の良い香りの元になったり食品香料になったりと、不思議です。

ちなみに某社(意図的な伏せ字ではなく、失念しただけ)の工具は、唯一無二の模様のためでなく、機械的性質の優位性から酪酸酢酸セルロースを採用していて、やはりアノ臭いだとか。
クルマ好きの友人が、お気に入りドライバー🪛の悪臭で困っていたときに、PGを含むマニキュア除去液浸漬法を教えたら、感謝されました。
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