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国民生活の負担に関する危うい主張

MMTという主張は本家のアメリカではラッファーカーブと同じようにすでに終わった議論ですが、日本ではまだまだ健在のようです。

そこで、日本のMMT論者の主張についてその論点を整理してみます。

彼らは日本の社会保障費が巨額に上り、国民生活に大きな負担となっている現状が課題であると指摘しています。
社会保険診療の対象を減らしたり、国民年金の支払い期間を延長したりといった、従来の給付削減・負担増の議論は問題であると主張しているようです。

その解決策として、MMT(現代貨幣理論)に基づく解決策を提唱しています。

その一人、安藤裕氏はMMTの考え方に基づいた積極財政を社会保障費問題の解決策として提示しています。

「政府の財政赤字は国民の黒字」 というMMTの基本原則を解説し、政府が国債を発行して財政赤字を拡大すると、国民の資産(預金)が増え、国民が豊かになるという考え方を示しています。

政府の債務は、適切に借り換えを続ければ問題ないとし、むしろ国債を減らすと国民の資産が減ってしまうため良くないという主張を展開しています。

「政府の財政赤字は国民の黒字」というのは、会計上の恒等式(部門別バランスの法則)であるということを根拠に「政府の借金は問題ない」と主張します。

彼らは、税金は財源ではないというMMTの立場から、社会保障費の財源を税金や社会保険料に頼るのではなく、国債発行による通貨供給で賄うべきだと主張します。

その政策は、消費税の廃止や社会保険料の大幅な減額、ガソリン税の廃止などを通じて経済成長を取り戻すことが必要だと述べます。

経済成長が実現すれば、インフレ状況に応じて利上げを行うことで税収も自然と増え、健全な財政運営が可能になるという見通しを示しています。

彼らは、既存の緊縮財政路線や財政健全化論とは異なる視点から、社会保障費問題を解決するための大胆な財政出動の可能性について、MMTの理論を根拠に説明しています。

しかし、日本の多くの主流派経済学者は、この恒等式が経済学的に健全な政策を保証するものではないと指摘しています。

この指摘について詳しくは後日に。


10 件のコメント
1 - 10 / 10
MMTの立場でも
無税にするとハイパーインフレになってしまう。

だから、税というものは、需要を縮小させて、インフレを抑制するために必要だと考えるべきなのです。インフレを抑えたければ、投資や消費にかかる税を重くする。逆に、デフレから脱却したければ、投資減税や消費減税を行う。つまり、税金とは「財源確保の手段」ではなく、「物価調整の手段」なのです。

理論的には一見正しそうに見えるけど「物価調整の手段」とするには税制を政策金利並みの頻度で変更する必要があり、実際にそれを行うのは租税法律主義の元ではあるが税制の政府に対する包括委任に委ねることになるだろう。
そのような運用ができるのだろうか。
経済の素人の私には全くわからんのだが、MMT理論が正しいのか、それに基づいた経済政策がうまくいくか、駄目なのかは実験によってのみ明らかになるわけで。当然ながら少なくとも世界の何カ国かはMMT理論に基づいて実験しているはずだよね。
実はどこの国も実験したことがなくて、他に賛成派、反対派が主張しているだけだったりして。それだとしたら、単なる仮説。
sawa875
初心者マークsawa875さん・投稿者
マスター
問題点はほぼ指摘されましたね。
予定していた投稿内容を変える必要がありそうです。
私の主張より、経済学者の主張を紹介しようと思います。
自民党からお金もらってるんでしょうか。
同じ内容のスレッドを何回も立てるのはやめませんか。

>> ジョニー23k さん

MMTを熱狂的に支持する方は
MMTは世界中で導入されていて減税にも成功しているのだそうです。
しかし、英トラス政権は減税と財政出動を打ち出したところトリプル安に見舞われて短期政権に終わってしまいました。
イギリスはMMTを採用していなかったのか?MMTは外圧に弱かったのか?
日本も語る参院選で減税を要求する声が高まった時に国債金利の為替がどう反応するのか注目です。

なお、そのMMTを熱狂的に支持する方は
英トラス政権のことは知らない。減税を財源と見ているからそのようなことになったのだろう(MMTは税を財源と見ない)とのコメントでした。
「消費税を無くしても大丈夫」と思いたい人がすがっているのが「消費税廃止分を国債追加発行で賄えば良い」という理屈のようですが、そんなことしたらインフレが加速するのは目に見えています。

>> Dark Side of the Moon さん

もしかして私に言ってます?
アベノミクスで狂ったように国債を発行してましたね。私は基本的に刷らないほうがいいと思います。

財源という言葉を好んで使う人こそバラ撒きを吝かでないように言いますが、ムダな支出を減らす事を全く言わない傾向があります。
主が乱立させたスレッドのどれかに書きました。

具体的には、
・何の役にも立たないこども家庭庁に6〜7兆円予算をつけたり、
・ガソリンは暫定税率等を廃止しない割に補助金をばら撒いたり(中抜きで費用対効果悪い)、
・外国人留学生に1人あたり1000万円給付したり、
・80歳前後の間質性肺炎の「進行を遅らせる薬」に年間300万円以上補助したり(若年者以外は3割負担にすべきでしょう)、
世の中には是正すべきことは大小いくらでもあります。

>> m..m さん

>もしかして私に言ってます?
いえいえ全く違います。
そもそも、m..mさんが消費財廃止論者なのかどうかも知りません。

>私は基本的に刷らないほうがいいと思います。
賛成です。

>世の中には是正すべきことは大小いくらでもあります
はい。何か特効薬みたいなものにすがるのではなく、地道な積み重ねが必要だと私も思います。

>> Dark Side of the Moon さん

ありがとうございます。
失礼いたしました。
sawa875
初心者マークsawa875さん・投稿者
マスター

>> m..m さん

>自民党からお金もらってるんでしょうか。
事実無根であり、直ちに取り消してください。

>同じ内容のスレッドを何回も立てるのはやめませんか。
同じ内容と思うのはあなたの読解力の問題です。

MMTと当該集団の類似性については投稿しました。
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