金本位制復活?
トランプ氏に近い学者が金本位制復活を唱えています。トランプ氏はこの問題にはコメントしていません。
ドルの散布超過を抑える目的のようです。
実現すれば、ドル保有国は金に交換しようと殺到するはず。すぐこの制度は停止されるでしょうが、この間円などは大暴落するでしょうね。
しかも、国際流動性は極端に減って、世界経済はマイナス成長に陥るでしょう。
その間隙をぬって、トランプ氏の思惑に反して、デジタル人民元が使われるようにもなるでしょう。
さらに、金引き出しに制限をかければ、ドルの基軸通貨としての機能はなくなります。
ブレトンウッズで、ドルではなくバンコールを採用すべきでした。
金本位制が実現するとは思えませんが。
8 件のコメント
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(画像)特別引出権(SDR)
https://ja.wikipedia.org/wiki/特別引出権
>> _カブ さん
(画像)バンコール
https://ja.wikipedia.org/wiki/バンコール
>> _カブ さん
(画像)「2022/5/18 IMF、人民元のSDR通貨バスケット構成比率引き上げ」
化学業界の話題
https://www.knak.jp/blog/2022-5-2.htm
>> _カブ さん
中国がSDRの機能を強化させようと提唱しています。ただ、引き出し権利であって通貨ではないのが残念です。米の反対は必至ですが。

ユーロの光と影~その1:ユーロのプラス効果https://www.iima.or.jp/abc/ya/1.html
(画像)
ユーロの光と影~その2:欧州域内の過剰な与信拡大と危機の発生
https://www.iima.or.jp/abc/ya/2.html
「問題国への財政支援とか、金融再生の共通の基金作りなど、もっと強い統合による政策* がないとユーロ圏は成り立たちません。」
*「統合による政策」(自国政策の放棄)
>> _カブ さん
(画像)為替相場制度の選択(2015年)
https://www.jcer.or.jp/column/saito/print764.html
【二極化の予見】
①インポッシブル・トリニティー(後述)
②「第2に、アジア危機など、過去の通貨危機から学べる教訓に立脚する議論です。固定相場志度と変動為替相場制度の間に存在するような中間的な形態(例えば伝統的ペッグ制)は、当局が適切だと考える為替レート水準に実際のレートも安定させようとするものですが、(例えば外貨準備の減少などから)いったんその維持可能性が疑われてしまうと、通貨投機の対象になり、最後はそのような制度を放棄せざるを得なくなるという議論です。
こうした議論からすると、固定相場制度であれば、通貨当局がその制度を絶対に放棄しない(あるいは放棄できない)と信ずるに足るような確固としたものでない限り、変動相場制度を採用せざるを得なくなるはずだということになります。」

(画像)『国際金融のトリレンマを表した図。 ある国はこの3つの「自由な資本移動」「固定相場制」「独立した金融政策」のうち2つだけを受容することができる。もしある国が a の位置を選択し、「自由な資本移動」と「固定相場制」を導入するのであれば、金融政策の独立性は失われる。実際の例としては欧州連合のユーロ圏が挙げられる。もしユーロを受容し自国通貨を放棄すれば、ユーロ圏内で為替を固定することになる。また、域内での自由な資本移動も認められている。しかし、金融政策はすべて欧州中央銀行に一任することになる。』
国際金融のトリレンマ(Impossible trinity)
https://ja.wikipedia.org/wiki/国際金融のトリレンマ
【画像】の ユーロ導入の説明に従い、単一通貨(世界共通通貨=「固定相場制」)を導入する場合、a もしくは c の位置を選択する ことになります
aを選択した場合は「独立した金融政策」を放棄、cを選択した場合は「自由な資本移動」を放棄 することになります
どれか 一つ放棄する としたら「固定相場制」ということ なのだろうと思います
(蛇足)
世界(各国)を「均質化」できれば、トリレンマは解決する 理屈にはなっています
しかし、各国家も国内すら均質化できていない という現状と感じます
>> _カブ さん
(画像)世界共通の通貨 なぜないの?(2010年)
https://style.nikkei.com/article/DGXBZO12752200T10C10A8W02100/