エレキバイオリンもどき
〇以前大正琴を3台購入したがその内の2台は分解して部品取りにするつもりでいた。
糸巻とフレット部を転用する予定であったがフレットは細く且つ間隔が正確でなかったので使用を諦めた。
〇又大正琴にマイクを付けて音を増幅することも出来た。
以上を踏まえて新しく楽器を作ろうと試みた。
目指すはエレキバイオリンである。
音は電気的に出すので瓢箪型の共鳴箱は不要である。
弦長と弦は後々本物に触ることがあるかもしれないので同じものにする。
形は上図(ヤマハ製)を参考にした。
メインは長さ60㎝の胴縁でペグや指板(ダイソーで売っていた靴ベラ)を取り付けた。
駒はAmazonで2個セットのものを購入して加工した。
マイクは下記の3通りで試して最も効率の良いものを選ぶことにした。
①前回使用のピエゾ素子
②大正琴に付いていたピックアップ
これは磁石の周りにエナメル線を巻いたものであるので自作してみた。
エナメル線はモーターやトランスに使用されているので手持ちのモーターを分解して加工した。
エナメル線は想像以上に太いので使い物になるか不安であったが一応巻いてみることにした。
ミシンのボビンに巻くことにしたら自動的に巻けて時間の節約になった。
中心部の穴に磁石を入れて完成。
試験的にアンプに繋いでみたが蚊の鳴くような小さな音でプリアンプがないと実用になりそうになかった。
抵抗値が余りにも低かったせいであると思われる。
大正琴に付いていたものは幅が狭く段差もあるので使えない。
今回は却下である。
③コンデンサーマイク
他にないか探してみたらコンデンサーマイクというのがあり効率も良さそうなのでアマゾンで10個入りを購入した。
只コンデンサーマイクは繋いだだけでは作動しない。
電池とコンデンサーと抵抗が必要で日本橋のパーツ屋で購入して組み立てた。
これは思った以上に高性能であった。
1弦にマイク1個と考えていたがマイク1個で4弦分の音を拾えた。
単3電池2本用の電池ボックスに電池1個を入れもう一本分のスペースに回路を組み込んだ。
ピエゾ素子を駒の手前に置いて弾いてみた。
金属音が耳に付く。
指板の下に電池ボックスとコンデンサーマイクを置いて弾いてみた。
このマイクは音は良いが全ての音を拾うので楽器の音だけを拾うように指向性を狭くする工夫が必要である。
以上の結果コンデンサーマイク装着に決定。
今回購入したもの
〇バイオリン弦一式 133円
〇バイオリン駒2個 500円
〇靴ベラ 220円
〇コンデンサーマイク10個 520円
〇コンデンサ 1μF 1個 10円
〇抵抗 4.9kΩ 1個 10円
バイオリンの弦は一式(4本)送料込みで133円と信じられない値段であった。
中国から船便で到着まで3週間程かかる。
一応トレースはできるが日本の税関に着くまで一時行方不明になる。
税関通貨後は日本郵便によって配達される。
今まで20回程中国からの直送を利用したが不着とかは一回もない。
駒は午前中に注文したら当日夕方には届いた。
コンデンサーマイクはAmazonで買ったが日本橋のパーツ屋で同じ単価でバラ売りされていた。
バイオリンは触ったこともなかったので隣接する弦を全て5度の音程に調律するとは知らなかった。
木管や金管よりも簡単に移調できる合理的な楽器である。
只、音を自分で作らねばならないのは難しい。
今後別のもっと変わった調律法や演奏法の楽器制作を企んでいる。







バイオリン未経験でも音階弾けるのすごいですね👏
また演奏アップしてくださいね(^^♪
>> Z5 premium さん
特訓10時間の賜物です。コメントありがとうございました。
>> ミュー さん
大正琴はジモティーに多く出品されているのでペグだけを新たに買うよりも安く買えます。音階は開放弦を正確に調律して、後は適当に配分して指を置けば何とかなります。
コメントありがとうございました。
ほど繊細ではない。
>> Z5 premium さん
そんな貴方に朗報‼フレット付きバイオリン販売中
Amazonで取り扱っています。
>> Ticket to the moon さん
バイオリンがドラムや他の大音量の楽器に混ざって伍していくにはやはり電気的に処理する必要がありますね。更には音を歪めたり他の楽器の音色に近づけたりすることでジャズやロックの世界でも独自の存在感を主張することも出来るのではないかと思います。
素敵な音楽を紹介していただきありがとうございました。
歯切れの良さはエレクトリックバイオリンならではと思います。