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一生恨んでも恨みきれない

図書館職員の非正規問題、これで本当にいいの?

「一生恨んでも恨みきれない」――図書館で働く非正規職員の悲痛な声が、いま注目を集めています。

公共図書館の職員の4割以上、学校図書館に至っては9割近くが「会計年度任用職員」として働いている現状、ご存知でしょうか?簡単に言えば、毎年契約を更新しないと職を失うという不安定な立場にある人たちが大半を占めているのです。

しかも、フルタイムで働いても月収は平均17万3000円ほど。正規職員の約31万9000円と比べると、その差は歴然。さらに、ボーナスが支給されたと思ったら、時給が下げられて年収は変わらないという理不尽な仕打ちまであるとか。これ、ちょっと酷くないですか?

「好き」だけじゃやっていけない現実

「図書館で働くなんて本が好きなんでしょ?」なんて軽く言われがちですが、好きなだけでは生活は成り立ちません。むしろ、好きだからこそ辛い現状を我慢している人が多いのが実情です。

しかも、文部科学省が進める「1校に1人の学校司書」を実現するために、1人の職員が複数の学校を掛け持ちするという過酷な勤務状況も浮き彫りになっています。

図書館って、単に本を貸し出す場所じゃないんですよね。調べもののサポートをしたり、子どもたちに本の楽しさを伝えたり、地域の文化活動を支えたり。言ってみれば、コミュニティの知の拠点。そんな重要な役割を担っている人たちが、なぜこんなにも軽視されているのか、正直理解に苦しみます。

安定した環境が未来をつくる

非正規雇用の拡大は、図書館に限った話ではありません。ただ、教育や文化を支える人たちが安心して働けない環境って、どう考えても持続可能じゃないですよね。

もし、図書館職員の待遇が改善されず、このまま優秀な人材が離れてしまったら?地域の図書館サービスが低下し、子どもたちが本に触れる機会を失ってしまうかもしれません。

「知る自由」を守るためには、まずそこで働く人たちの「働く権利」を守ることが必要ではないでしょうか。図書館を利用する一人ひとりが声を上げ、安定した雇用環境を求めていくことが、未来の図書館を守る第一歩になるはずです。

あなたの町の図書館、誰が支えているのか、ちょっと気にしてみませんか?


8 件のコメント
1 - 8 / 8
> 「好き」だけじゃやっていけない現実

これ、図書館職員だけでなく医療や介護・教育などいろんなところで話聞きますね…
正社員でも、零細企業勤務だと勤続30年以上でも税込年収で300万円とかですよ。(>_<)
とはいえ、同一内容同一賃金であるべきだとは思います。
STうち
初心者マークSTうちさん・投稿者
マスター

>> 所沢条司 さん

確かに、零細企業では正社員でも給与が低いことが多いですね。長年勤めても年収があまり増えないのは辛いです。労働に対して適正な賃金を得るべきというのは、その通りだと思います。特に同一内容・同一賃金であるべきという点は、労働者の権利として重要ですよね。状況が改善されることを願います。
STうち
初心者マークSTうちさん・投稿者
マスター

>> よっちいぃ さん

本当にそうですね。「好き」だけでは続けられない現実が、どの業界にもあります。特に、図書館や医療、介護、教育などは、人々の生活に欠かせない分野ですが、労働条件や待遇が厳しいことも多いです。情熱があるからこそ続けている人も多いですが、それだけでは疲弊してしまうこともありますよね。働く環境がもっと良くなることが重要だと感じます。
全く行かない場所の一つ。
STうち
初心者マークSTうちさん・投稿者
マスター

>> Z5 premium さん

図書館って、確かにあんまり行かない場所ですよね。最近はネットで調べ物もできるし、わざわざ足を運ばなくても済むことが多いですし。

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>> STうち さん

学生の頃、校内の図書館でよく司書の先生にお世話になっていました。
図書委員ということもあって、仲間と一緒に放課後の図書館事務室で司書の先生を囲んで雑談したり、先生の話を拝聴したり。
そんなこともあって、司書という仕事にはどこか尊敬に似た思いを抱いています。

今回の投稿を拝見して、司書という職業をないがしろにしている実態を知り、愕然としました。

「一校にひとりの司書を」という話を聞いた頃は「ようやく司書の重要性を理解し拡充するようになったか」と安心していたら何と、一人で掛け持ちですか!
完全に精度の改悪ではないですか!

財務省主導の予算削減のあおりを食って、ということなのだろうけど、
この国で生まれ育っていく子供たちの教育機会を奪うという横暴は断じて許せない!

折しも中国人やインド人など海外の学生には教育資金はおろか生活に関する費用も日本政府が支援しているという話も聞く。

なぜこの国で生まれた日本人には教育の機会を与えず、生きるための最低限の生活資金さえも削減し奪おうとしているのか。
「衣食足りて礼節を知る」
衣食足りても礼節すら知らない外国人は優遇し、逆にこの国に生まれてきた大切な子供たちの未来を踏みにじる行為など断じて許せない!

(画像は「戦う司書」ファンアート ひまうまさんの作品)
昨今の公務員、任用も任期付(有期雇用)になってる場合が大勢を占めてます。

無期雇用を前提とするなら基本的には新規採用向けの公務員試験、
もしくは各省庁などの中途採用前提です。

逆に特化したスキルを社会が必要としてない、という点では今後の日本経済が心配ですけどね。
スキル特化型のジョブ型採用だと、突き抜けたスキル持ちでもなければ
「管理職ラインに乗らなきゃさっさと処分される職位」なので。

その割には勤続年数也年齢で管理職業務をぺーぺーに求める矛盾。
まあ端的に言って「やりがい搾取」ですわ。(苦笑)

ちなみに…

> あなたの町の図書館、誰が支えているのか、ちょっと気にしてみませんか?

正直な話、これは『より税金を納めてくれる方々、端的に言えば富裕層』が支えている
とも言えます。
公共機関の運営は主に税金投入ですから、税負担額の大きい方々がより貢献してるだけですね。
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