「ご自身のスマホセキュリティ対策、70～80代の約6割が十分でない」ほか

モバイル社会研究所
　(「NTTドコモの社会科学系の研究所」)
による調査です

　この調査結果と 一見「真逆」と誤解しそうな 別の調査結果についても、後述します

(画像)
ご自身のスマホセキュリティ対策、70～80代の約6割が十分でない
https://www.moba-ken.jp/project/seniors/seniors20241105.html

シニアのスマホスキルは上昇傾向　特に70代前半の上昇が大きい
https://www.moba-ken.jp/project/seniors/seniors20250124.html

「図1. シニアのスマホスキルの経年推移」については、

　出生年が(1年でも)遅いほど、調査が(1年でも)遅いほど、「スマホスキル」は高くなる 傾向がある と思われます
(1年でも若い「世代」の方が有利)

　影響の度合いが小さい?ことや、影響を除外する適切な手法がない(なさそうな)のかもしれません

「表3の通り、スマホ所有期間が長いとスキルが長い* 傾向です。」
* 原文ママ。「長い」ではなく、高い と思われる

　所有期間は、ほぼ使用期間と 捉えられるので、使えば使うほど スキルが高くなる傾向 は ありそうです(ある)


　「特に5年以内と5年より長い場合では、差があります。」
　「5年前」と「10年前」の間の 何れかの時点で、(シニア層でも) 普及期入りした と考えられます
(一般層より、「アーリーアダプター」層の方が、スキルやスキル取得能力が高い** ことが反映されている のではないか と考えます)

** (一応) 「仮説」

(補足)
　最初の記事は、シニア層の(セキュリティ)スキルが低い という 切り口、
　後の記事は、全体としてはスキルが低い中でも、時系列的には、スキルが高くなる傾向があったり、スキルが高い層も認められる(二極分化?) という 切り口

　総論と各論 的な話と思いますが、
さらに「白書」として、これらの記事も まとめられている と思われます(未確認)

モバイル社会白書
https://www.moba-ken.jp/whitepaper/

(蛇足)
　ネットアンケートでは、ネットアンケート未登録層が「暗数」となる問題がありますが、
　引用した2記事は、
「訪問留置法（調査員が訪問し調査を承諾頂いた方に紙で質問票を配り後日回収）」
　による「実査」です

　「国勢調査」的な手法なので、漏れが少ない(むしろ、国勢調査も オンライン回答を併用する流れ)