シングルタイプの待機電力とAPNタイプ
まず結論からお伝えします。
シングルタイプ(Dプラン、smsなし)において、APNタイプから「ia」を抜いたところ、待機電力が半減した。
機種はGalaxy S24(docomo版)、通信環境はirumoとmineo(シングルタイプ、Dプラン、smsなし)のDSDVです。
もともとGalaxy S23をmineoのデュアルタイプ(Dプラン)で運用しており特に問題なかったのですが、年末にdocomoにMNPしてS24に機種変更し、irumoとmineoシングルタイプのDSDVにしたところ、待機電力がやたら多くなりました。シングルsimに比べて多くなることは想定内でしたが、待機だけで36%/日の消費はさすがに許容範囲を超えていたので、いろいろ試行錯誤してみました。
試行錯誤の結果、APNタイプから「ia」を抜いたところ、待機電力が14%/日まで減りました。Galaxyは時間帯ごとの消費電力を棒グラフで見ることができるので、それで確認してみると、「ia」を入れていたとき(抜いていたとき)と待機電力が多いとき(少ないとき)が完全に連動していました。何度も試したので、この連動にはかなりの再現性があります。
「ia」というAPNタイプが何を意味するのか調べてみたところ、これが含まれるAPNを優先させるためのものだという説と、VoLTEに関係するものだという説が出てきます。後者が正しいとすれば、通話のできないsimなのに通話回線につなごうとしては失敗するのを繰り返してバッテリー消費しているのかな、と素人なりに推測しています。
この方法がどういった環境(機種、タイプ、smsの有無など)まで通用するのかは全くわかりませんが、私と似た環境で待機電力で悩んでいる方は、試してみると良いかも知れません。
docomo系MVNOのほとんどの会社のAPN設定で、APNタイプは未設定としているところが多いです。
mineoは「default,supl,ia」としていますが、少なくともdocomo系では「ia」は必要無いのではないでしょうか?もしそうならmineo DプランのAPN設定は適切ではありませんね。
>> えでぃ@🔋100% さん
へぇ~、知りませんでした!です。mineoのユーザーサポートではDプランでもAPNタイプの推奨値をdefault,supl,iaとしていたとは。
https://support.mineo.jp/manual/network_setup/sc-51e.html
Sプランなら、昨年の3G停波後ia付け推奨になっていたのは知っていましたが、Dプランでまでiaを入れる必要が本当にあるのか、iaを入れることでむしろ逆に弊害が生じないか、ちゃんと検証して書いてるのか、疑わしいですね。
一部の端末で3G回線を探してしまうのでiaを追加しないと繋がらない、繋がりにくい不具合がありましたが、ドコモの場合はまだ3G回線が終了していませんので機種によっては不具合が出るのかも知れません。
ドコモの3G回線が影響している場合は5G回線オプションを申し込む
ことで、4G,5Gのみに繋がるようになりますのでia追加でバッテリー消費問題が解消する可能性がありそうな気がします。