唐津城から高島（宝当神社）へ

唐津に来ています。
何日も浸るわけにはいかず最終日です。

唐津城はとくに目的地ではなかったのですがトラブルがあり（ETC付けなきゃなぁ…しかし、高速道路も現金払いできないとこが増えて不便になりましたね）時間をつぶす必要があったため寄りました。

あれですね。
城というより唐津城博物館って感じでした。
天守閣からの眺めは最高でした。
館内撮影禁止なので画像はないですがコラボしているアニメのキャラクターが身を乗り出してスマホを構えているボードがあるのにちょっと笑った。

唐津城庭にて目的地の宝くじの神社宝当神社のある高島を望む。
鳥が島に向かって飛んでいるのがちっこく写っています。

渡船で島に上陸し、まずは島内で唯一宝くじを販売している店で年末ジャンボとそれを入れておく袋とネーミングが面白かったので『当たりソーダ』というソーダを購入して宝当神社──の前に猫の足跡に誘われ奥の塩屋神社を目指します（徒歩3分くらい）

ちなみにお店の名物2匹の猫がいるのですが見るからにめちゃくちゃ機嫌が悪そう（店主もケンカが勃発するため刺激しないでそっとしておいてほしいとアナウンスしていた）だったのでスルーしました。

まぁわたしは猫好きではない（わたしに寄ってくる猫以外は興味ない）ためいいのですが縁起的には違う店にしておけばよかったかなあ…
あ、店主さんや店員さんはとても気が良い人たちでしたよ。

そういえば見ているだけで御利益がありそうなすっごい笑顔と元気なおばちゃんの店も興味がひかれました。
あの笑顔はすごい！後光が差してるみたい。

奥にある（宝当神社から徒歩3分くらい）塩屋神社。
御祭神は大山祇大神、須佐之男命、菅原道真命、藤原鎌足命。

藤原鎌足といえばキュウソネコカミのこの曲『KMTR645』（ミュージックビデオにメイキングが挿入されているのでこちら）を思い出します。

奇しくも猫繋がりとは笑

そして、宝当神社へ。
画像整理していて気づいたのですが拝殿撮ってなかったテヘペロにゃーん（マジかぁ…）

この宝当神社には拝殿と右裏に回ると軒下にある裏拝殿があります。

御祭神は野崎隠岐守綱吉命（のざきおきのもりつなよしのみこと）。
元は大友宗麟氏に仕えた武将です。
逸話がすごい！やばい！

幼少より非の打ち所がない優秀さで龍造寺氏に5400騎の軍勢にて攻め込まれたときには「あいつやべえ！」という大活躍で撃退し、ただあまりの勇猛さに味方（老人臣）らに妬み嫉妬され三人の配下と共に城を追われる形でここ高島に流れ移る。

ちなみにその城は野崎公が去ったあと再び龍造寺氏に攻め込まれ落城しました。

さて、移り住んだ高島にこの近辺の海で大暴れし恐怖されていた海賊がある日三十余人にて略奪にやって来ます。
その報にブチギレた野崎公、海賊船に飛び移り帆柱を引き抜き海賊どもをバゴーンと薙ぎ払い自身も骨折や転倒しながらも征伐しました。
生き残った海賊五名は略奪品を前に命乞い、野崎公は許します。
野崎公の慈悲と強さに「あの島はやべえ！」ということでそれ以降海賊は高島を襲うことはなくなりました。

その後病で没した野崎公を大権現として神社を建立し祀り明治時代に製塩業で利益をあげた際「この神社は島の宝」という意で鳥居を奉納し宝当神社となりました。

なにこの「城を追放された城主、島でのんびりしようとしたら神様になりました」みたいなリアルなろう系。
（なんか御威光が削がれるような表現ですねスミマセン）

──この逸話からみるに勝運の御利益ありそうですね。

当初は宝当神社といえば「宝くじ！」だったのですがこの逸話を知ってからは俄然「野崎隠岐守綱吉命！」です。

お土産も唐津にて購入しました。
唐津といえば『松露饅頭』
ローカルCMですが良いCMです。
幼少の頃、これを見ていつかは唐津に行きたいと思っていました。

松露饅頭も猫の器もかわいいんですよ。

もう一つのお土産は『六萬石饅頭』
「唐津で行われた王位戦四局にて勝負おやつとして選ばれました」というPOPを見て購入しましたがこれはやられましたね。

藤井聡太氏が食べたものかと思って後で調べてみたら対戦相手の渡辺明氏のほうじゃないですか。
たしかに「藤井聡太」とは書いてませんけども…なんだかカイジの利根川語録を思い出しそうな気持ちになります。

焼き土下座やな。

唐津城の紅葉。
そんなこんなで佐賀旅行記は次の投稿が最後となる（かな？）

──まだヤツが出現していないですからね（デデデンデデデンデデデデデデデン）