RIP FUNAI 船井電機の思い出を語ろう
こんにちは。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20241024-OYT1T50130/
船井電機が破産しました。
報道で言われているようにテレビその他AV家電のシェアが中国勢に奪われ赤字が常態化していた、だけではなく、なぜか出版会社(秀和システム)に買収され、脱毛サロン運営のミュゼプラチナムを買収(なぜか約1年で売却)したが、その脱毛サロンの広告代金の未払い(これは船井電機が連帯保証を行っていた)があったことで約461億円の負債あり、つまり経営陣がなんかいろいろやらかして破産したというのが真相のようです。
船井電機と言えば、激安ビデオデッキの雄でした。ブラウン管時代の14型で5000円くらいで買える激安テレビの雄でもありました。が、私としては「その程度」で、その後の液晶時代(ヤマダ専売?)の印象はありません。一時はDXアンテナと組んでDXブロードテックというブランドも立ち上げましたが、DXアンテナは今はエレコム傘下のようです。
FUNAIと言えば、やはりVHSの再生専用機ですね。私も一台持っていました。ビデオのダビング(死語ですかね?)に活躍しました。今みたいにコピーペーストとはいきませんので、VHSの2時間テープ(120分)を3倍モード6時間で撮ったものをダビングしようとすると、再生機で再生して録画機で録画にして、赤白黄色のRCAコードでつないでリアルに6時間かかるわけでして(笑)。寝る前にセットすると朝にはできているといった感じでやってました。
船井と言えば自社ブランドではテレビ・ビデオのほかはラジカセくらいしか私は知らないんですが、エアコンもあったらしいですね。
OEMでも他社のテレビ・ビデオのほかはLexmarkブランドのプリンターとセガサターンの製造くらいしか知らないのですが、他に何かありましたかね?
ヤマダデンキ アフターサービスは
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2410/24/news201.html
「販売店として責任をもって対応」
といったところで、パナに吸収された三洋とは違って「つぶれた」ので、サポート体制(今後の修理等)は期待できないですね。保証期間内に壊れたら他のメーカーの同等品に交換とか、そういうレベルでしょうか。
実家にFUNAIのラジカセがまだあるはずです・・・南無。
FUNAIっぽいモノあったかな と探してみたら、
シントムのビデオデッキが ありました。倒産(≒破産)の 18年パイセンです🙏
あと、ORIONのブラウン管テレビ
(こちら も「健在」…🙏)
ORION
https://www.doshisha-orion.com/
オリオン電機
https://ja.wikipedia.org/wiki/オリオン電機
オリオン (電機メーカー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/オリオン_(電機メーカー)
FUNAIの あしたは どっちだ🤔
(画像)
シントム(株)
https://ban.corpblog.jp/6842587.html
フナイのVHSデッキの内部機構はシントムが製造していたが、独自の機構を開発。1992年にシントムとの契約を解除し、新たに中国・東莞市に工場を設立した。最大のOEM先であったフナイに契約を切られたシントムはこの後急激に経営が悪化し、2004年に倒産した。
こんな経緯があったとは知りませんでした。
船井と言えば激安ビデオデッキの雄なのですが、その陰にはShintom(シントム)がありました。
船井のVHSメカを作っていたのがシントム(他にもソニー、アイワ、東芝などにVHSの主要パーツを納入していた)でしたが、船井が自社の中国工場生産に切り替えて10年くらいでそのシントムもつぶれました(VHSのダブルデッキなど変態的なビデオを作ったりして延命したがHDDレコーダー等、デジタル化で急速に無意味になった)。
皆さんのご家庭には有名どころのメーカーのビデオデッキの他にもう一台、となるとFUNAIやShintom、或いはORIONなどの「激安デッキ」があったのではないでしょうか?ちなみにVHSはビクター(現・JVCケンウッド)が開発したことで知られますが、そのビクターも今は見る影もなく。
ダイエーが売っていたオリジナル家電COLTINAもテレビやビデオは船井電機OEMだったと思います。そしてテレビとビデオが一体になったテレビデオなんてのもありましたが、そういうのこそFUNAIが得意とした製品でしたね。14インチブラウン管のFUNAIにつながったファミコン、なんてのは子供部屋のマストアイテムでしたね(笑)。
>> _カブ さん
🐶ビデオデッキも あった(末期のHi-Fi)新子安 VHSが生まれ映画にもなった16時開店「大衆割烹酒蔵 きしや」
https://fumikonakazawa.livedoor.blog/archives/22485408.html
有象無象の新興電機メーカー、結局は大手が勝ち残るのは摂理としても、船井はOEMや激安品がほとんどだったので本当に「二台目として」とか「ダビング用で」とかの需要しかなくて、それがメインにはなり得なかったですね。ヤマダが大々的に「FUNAI 4K」とか売り出したときは「正気か?」と思いました。
三洋なんかとの大きな違いは白物がなかったですね(冷蔵庫とか洗濯機とか)。
この分野は・・・今はアイリスオーヤマなんでしょうかね?
車載用の小さいブラウン管テレビありましたね、懐かしい。画面はどんなに小さくてもその構造上絶対に奥行きが必要なので、長くなっちゃうんだよなぁ。やっぱり薄くできる液晶は偉大。
・°°・(>_<)・°°・。
>> Nul さん
ヤマダからお買い上げでしょうか。まぁ、壊れず(想定寿命通りに)持ってくれればいいですね。一番壊れる可能性が高いのは「リモコン」ですね。テレビに関しては中韓メーカー(TCLとかHisenseとかLGとか)も相当出てきてますが、一番厄介なのはリモコンが壊れた時です。かつての日本メーカーのそれはほぼ、互換の代用リモコンなんかも売ってはいますが、メーカーそのものがなくなってしまうと交換のリモコン供給がないのでそれが一番困りますね。
船井のそれは大丈夫でしょうか?
>> 電人 さん
コメントありがとうございます。リモコンも本体も今は全く問題なく快適に使えています。
内蔵HDDでの録画も良好です。
壊れた時の代替リモコンも最近の機種だし、とりあえず国内メーカーなので他社のリモコンでも送信コードの変換で対応できています。なので、わりと大丈夫な感じです。
ご心配いただきありがとうございました。
ちなみに購入先はヤマダ電機で長期保証あり。
でもこれ、保証の意味あるの?
。・°°・(>_<)・°°・。
それなりに開発能力も高かったし。
ニュースなどで語られるFUNAIの印象が何だかマイナーな弱小企業のイメージばかりで悲しくなるので、ちょっとFUNAIのイイところも語ってみたくなりました。
とりあえずこのURLを残しておこう(いつまであるかな?)
>> Nul さん
長期保証ねぇ・・どういう契約かはわからないですが、買った金額に応じて同等品他メーカーへの交換が妥当?>> Nul さん
んー、私の認識としては今でいうTCLなどの位置にいるのが当時の船井、という認識です。いや、それより低いかも。TCLは液晶パネルを自社生産できる(正確にはLGから買収した)メーカーですが、当時の船井はブラウン管を自社では作れなかったし。やはりキーデバイスを作れるメーカーは強いですね。安く組み立てて自社ブランドではなくPHILIPS(対北米)とかMITSUBISHIやTOSHIBA(日本)とか知名度の高い他社ブランドで売る、というのは今まさに、TCLが作ったテレビをPanasonicブランドで売る図式に近いのかなと。
>FUNAIのイイところ
船井のいいところは安かった、それに尽きるんですよね。それができなくなってヤマダと賭けに出た高級路線、まぁそこまでは良しとしましょう。でもその本業ではなくエステ事業の買収と売却、そしてそれ絡みの広告未払いがコケた引き金とは誰も想定しなかったでしょうね・・・合掌。
FUNAIスーパーアグリ、という鈴木亜久里率いるF1チームがあったころがピークですかね? VHSを製造販売する最後のメーカーでしたが、これでVHSの息の根は完全に止まったともいえます。今後はVHSに撮りためた「遺産」をどのようにしてサルベージしていくかが課題になるでしょう。
音声カセットテープの大きさに近いビデオで、キヤノンにOEM供給したので8mmが出るまでは多少普及したようですが、キヤノンをはじめ8mmが家庭用ビデオカメラの主流となってからすぐ撤退しました。
自社開発した製品ってそれくらいではなかったのかな?
>> 電人 さん
どうなるんでしょうね。たぶんヤマダ電機もまだ方針について検討中だと思うし、とりあえず保証のお世話にならないように大事に使うつもりです。
それなりに気に入ってる機種だし。
>> Nul さん
想定寿命(最低でも8-10年?)は生きながらえますように。繰り返しになりますが、私の心配はリモコンですね・・・。船井そのものの知名度は低いままでしたが、船井が北米No.1だった時代は確かにありました(もちろん他社ブランドによるOEM)。優良メーカーが無くなるのは残念極まりないです。
こうなる前にどうにかしてこなかった経営陣がいかにアレかということです。三洋、つぶれたわけではないが外資になったシャープ、そして船井と関西の電機メーカーはどうも調子が悪いような。
あとは・・安いVHSデッキのメーカーとしては、CROWNがありましたね。Marumanもありましたが、これは韓国のLGかDAEWOOかのOEMだったはず。
こうしてみるに、VHSは相当売れたんですよね。しかも安く売っても利益が出ていたということです。再生専用で5000円とかじゃなかったかな。
今この位置にいるのは夢グループのデーブイデーか?(笑)
内蔵HDDが壊れたから、外付けHDDで使ってます。
>> マイケイマイ さん
_カブさんの一番最初のコメントのリンクをご覧ください。(ドウシシャ、に移ってますがブランドとしては生きていますね)
(まだかなり先ですけど)
FUNAIはVHSデッキを以前持っていました。お手頃価格でシンプルで良かった記憶があります。残念ですね😢
https://www.ktv.jp/news/articles/?id=15673
2000人、、、なかなかのインパクトです。
>> ケロロロ さん
国産縛りをすると、優良メーカーが消えるのは残念ですね。テレビ自体斜陽ですがチューナーレス(動画を見るためのモニター)と考えるとこれからです。
品質やサポート体制は中華メーカーはまだまだなので、、、
>> 電人 さん
そうなんですよね〜🤔FUNAIではビデオデッキを使っていた覚えがありますが、特徴がないせいか覚えてないんです。
DXブロードテックのデッキは欲しかったのですがあまり見かけなかったので買うことができなかったです。
前に住んでいたのが大東市でしたので…。
これで大東市で誇れるのは大阪桐蔭だけ…ですが、その大阪桐蔭は滋賀学園に逆転負けを喫し、センバツ出場は非常に厳しくなりました。
>> jyoro@人類最下位 さん
>DXブロードテック中略あまり見かけなかったやはり販売網の弱さですね。今で言うアイリスオーヤマもホームセンターから販路拡大しましたが、船井も当時は大手家電販売店では見かけることはなく、ダイエーのようなスーパーの電気売り場やホームセンターが主戦場だったと思います。それがそのままと言った感じで、DXもこちらではDCMグループのホームセンターやディスカウント店で見かけましたが、家電販売店では見なかったですね。
従ってヤマダと組んだ時には「やった!」という感覚があったのかもしれませんが、私が思うに専売ってリスクだよなと。だって他で売れないわけで。
>> wzjm さん
大東市ひいては大阪府の税収に響きそうだし、雇用問題も発生しそうですね。徳島にあったオーディオ工場は見かけた事が有ります。
>> parlng さん
https://www2.funai.co.jp/jp/company/network.html中国船井電機が製造子会社として載っています。
https://www2.funai.co.jp/newbiz/
中国船井電機は船井電機の100%子会社ですから、運命を共にする気がしますけれども、他社のOEMを請け負っていたならば或いは生き残れるかもしれません。