米国MVNO-SIM探索 -その2- Lycamobile-USA SIM 【体験レポ】
1年ぶりの米国出張を機会に、これまでに溜め込んでいたMVNO-SIMの利用状況をレポしてみたいと思います。 -その1-として、AOW(AlwaysOnline Wireless、カナダ)社のグローバルSIMを体験レポ↓しましたが、
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/28211
引き続き-その2-として、EU圏各国では今やとてもポピュラーなEUボーダーレスMVNO(EU圏内ならどこでも同一プランのままサービス利用できる)として伸びてきているLycamobileの体験レポです。 米国内では一味違ったサービスを提供している Lycamobile-USA版-simを試してみました。
Lycamobile-UK版 simについては、既に「開封の儀」を↓に書いた通りです。
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/27520
米国版SIMはアクティベーションも、MyPageも微妙に異なります。EU圏各国で個別提供しているLycamobile-Simはアクティベーションや登録、プラン構成、が共に統一化されているのに対し、USA版は独自色が見えるサービスプランや登録方法となっています。さらに、米国版では「4G/LTE」が基本になっているので、パッケージにも「4G」ロゴがシッカリと表示されています。 今回は、そんな Lycamobile-USA版、MVNO-simの体験レポです。
今回使用したパッケージは、
- 国内+国外60ヵ国の通話・無制限
- 国内+国外60ヵ国のSMS・無制限
- データ通信・1GB/30日
- ebay価格は $9.98 (約$10~$15くらい) 米国内・送料無料の安価パッケージ↓になってます。元々$23のプラン・プリロードの割引パックみたいです。
特徴としては
① 日本国内でアクティベーションが可能
② Lycamobileはsim代がほぼゼロ円(無料)なので、お気軽にゲット
③ ブランクsimなら ebayにて x2 sim で $1 の感覚
④ Call/SMS/Data コミコミのオール・イン・ワンタイプのディスカウント・パックがお買い得
➄ プランの選択や追加購入が容易
⑥ 30日パックなので、長期滞在もOK
しかし難点もあって
① 前述同様プランの場合、リチャージ価格は $19 とパッケージのほぼ倍の割高になるのでデータ利用中心(現地通話、SMSは利用しない)ユーザには不向き(汗) 電話番号が変わってもオール・イン・ワンタイプのディスカウント・パック($10前後)の買い直しがお買い得
利用情報としては :
☆ 日本国内でアクティベーションが可能なので、出発前にSIM挿入し、アクティベーション画面↓で必要事項を入力すると
少しおいてSMS着信し、割り当てられた電話番号が送られてきます(↓画像の(1 & 2)。 さらにアクティベーション画面ではZIPコードの入力が求められるので、行先のコードを覚えておいて入力すると、その地域のエリアコードを持った電話番号がゲットできるので便利です。 さらに電話番号をゲットしたところで、MyLycamobileページ(My管理ページ)の登録をします。登録完了と同時に ↓画像(3)のログイン・パスワードがSMS送付されます。
☆インストール後のAPNには 「data.lycamobile.com」 または 「data.lycamobile.us」のどちらかを入力↓します。(自動で入力されない時には手入力)
☆米国内での利用ネットワーク表示は 「Lycamobile」↓ となりますが、ネットワーク手動選択にすることで表示されるネットワークから見て、実は 「T-Mobile」ネットワークと思われます……が~、本当に同じかどうか、T-Mobile系とは言え、本体とは微妙に異なるサービスレベルなのかは知る術なしです。。。( au, mineo-A, UQ-A, Biglobe-Aのような…(汗))
☆接続状況としては、
PING= 74ms
DWN= 16.52Mbps
UP = 7.59Mbps
☆IP電話の通話品質は良好。音質不良や遅延も感ずることなくクリアーなIP通話ができました。LINE通話も有料/無料を問わず快適でした。
ということで、パッケージのリチャージする場合には少し割高になりますが、ebayでの入手も簡単なので、ブランクsim($1程度)などゲットしてsim遊びなどするもよし…ってな感じです。
おまけ jpg ↑として、
今回の体験レポと同様(多分?)のsimプランをAmazon.co.jpで見つけました。私がゲットしたものと全く同じかどうかは確認していませんが、添付しておきます。。。
最後に注意事項として、プランパッケージがプリロードされているsimでは、スマホにsimを入れてアクティベーション完了した時点からプランの有効期間が始まってしまうので、事前設定は渡米予定を考えて行いましょう。
以上、Lycamobile-US sim 体験レポでした。
@ iPhone SE シムフリー
@ 米国・ナッシュビル、テネシー州
@ 米国 Lycamobile URL = http://www.lycamobile.us/
Lycamobile-USA simに割り当てられた音声回線の電話番号(+1-xxx-xxxx-xxxx)宛てに海外のIP電話から着信したところ、着信電話番号が 「非表示/非通知 (Unknown)」 とされる場合がありました。
IP電話毎に Lycamobile-USA sim(+1)への着信時の番号表示の可否について下記します。
○(正しく表示)=>返信可能
△(ダミー番号を表示)=>返信可能
×(非表示/非通知)=>返信不可能
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- Acrobits(+81) から の着信 ○
- SmarTalk(+81) から の着信 ○
- Brastel-050-Free(+81) から の着信 ×
- Viber-Out(+81) から の着信 ○
- Line-Out(+81) から の着信 ○
- Skype-Out(+81) から の着信 △
- Dingtone(+1) から の着信 ○
- Dingtone(+44) から の着信 ○
- NextPlus(+1) から の着信 ○
- FreedomPop(+1) から の着信 ○
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調べた範囲で↑のような状況でした。唯一、着信番号を表示してくれなかった Brstel について、先ほど 050-Freeのホームページ(Q&A)に書いてあるのを見つけました。
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Q 相手には番号は通知されますか?
A 【海外の電話番号へかける場合】原則、電話番号は非通知となります。
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050-Freeの場合、海外通話に対して サフィックス# = 00912020 を付加するので、それによる影響なのかもしれません。(不明)
とまれ、海外での利用時には少し注意が必要のようです。。。
自己レス・フォローアップ :
引き続き、Lycamobile-simの接続スピード実績です。
PINGは前回同様に 約40ms、DNも79Mbps超えということで、安定しています。実使用感もとても快適です。