透明と変態

先日、車で帰宅途中に赤信号で停まった。
私が先頭である。

何気なく左の方に目が行って、真っ白な白人の女子高校生が目についた。
彼女は横断歩道で信号待ちをしているのだ。
日本の制服を着た姿がかわいらしい。

ふと、
「日本の女性も ”美白” と言われて久しい。どれぐらい違うのか比べてみたい。」

彼女が横断歩道を歩きだしたら、自分の正面にやってくる。
すると5ｍぐらいまで接近する。
今までそんな近くで白人を見たことがないので、とても興味深かった。

ハンドルに身を潜めて、彼女が正面に来るのを待つ。
やってることは ”変態” である。


その横断歩道が青に変わり、その子が歩き始めた。
正面に来たところで、ちょうど日の光が彼女の顔に当たった。

「透明や！！」

もう少し詳しく言うと、
「すりガラス越しに白い光を見た」感じである。

「美白の白人は ”透明人間” なのか！」


その話を、会社で正面に座っている女子社員に話した。
しかし”透明うんぬん” より、変態行為をしたことに気味悪がられた。

こういう事は、自分の心の中にしまっておくのが良いようだ。


※身を潜めたのはジジーがガン見していることを悟られぬためである。
（本当）