【馬好王国】血の成せる業か。【秋の天皇賞】⇒【エリザベス女王杯】兄妹仲良くG1制覇の奇跡！

【マックスビューティーの牝馬三冠を阻止した
タレンティドガール★単勝4番人気　1230円】


★今週はエリザベス女王杯という事で、
まだ３歳牝馬の三冠レースだった頃の
エピソードです。

同じ年の【秋の天皇賞】で兄が勝ち、
その2～3週間後の【エリザベス女王杯】で
その妹が勝つという奇跡がなんと、
三度もありました！

因みに競馬の世界で兄妹（兄弟）とは、
母が同じ馬の事を言います。
父（種牡馬）が同じ馬を兄妹と呼ばないのは、
人気種牡馬だと100頭以上に種付けするので、
兄妹だらけになりますからね。(^_-)
その点、母馬は年に一頭しか出産しませんので…。
（今回のケースは全て父馬が違うので
半兄妹になりますね。）

まずは【1987年】　【母チヨダマサコ】
【11月1日】秋の天皇賞
ニッポーテイオー（父リイフォー）
【11月15日】エリザベス女王杯
タレンティドガール（父リマンド）

この年は秋の天皇賞が昭和天皇来場の天覧競馬。
そしてエリザベス女王杯は、
前年の牝馬三冠馬メジロラモーヌに続き、
このレースで牝馬三冠のかかった
マックスビューティー（この年8戦8勝）。
何せ、秋は牡馬相手の神戸新聞杯、
トライアルのローズSを連勝した女傑！
それを阻止したのが【タレンティドガール】である。

★その名の由来は馬主の夭折した娘にちなみ「才媛」と言う意味でタレンティドガールと名付けられ
このエリザベス女王杯の日がちょうど
13回忌だったという。(T_T)

【デビュー2年目、武豊騎乗の単枠指定馬
シヨノロマン（白帽子）をゴール寸前ハナ差
差しきったミヤマポピー（右側）
単勝6番人気　1330円】


★二度目は翌年の【1988年】
【母グリーンシャトー】

【10月30日】秋の天皇賞
タマモクロス（父シービークロス）
【11月13日】エリザベス女王杯
ミヤマポピー（父カブラヤオー）

この年は、秋の天皇賞でタマモクロスが
（三冠馬のシービーやルドルフが成し得なかった）
史上初の天皇賞春秋連覇達成！
エリザベス女王杯は前の週に菊花賞で
初G1制覇の武豊の二週連続のG1制覇を
ハナ差阻止した【ミヤマポピー】

★兄妹が活躍するころには、生産牧場は経営難で
すでに倒産していた。
さらに、母グリーンシャトーも環境激変が
祟ったのか移籍先で急死した。(T_T)

【騎手生活最後の年に小島太に導かれて兄妹共にG1制覇したサクラキャンドル　単勝10番人気　2650円】


★三度目は【1995年】　【母サクラクレアー】
【10月29日】秋の天皇賞
サクラチトセオー（父トニービン）
【11月12日】エリザベス女王杯
サクラキャンドル（父サクラユタカオー）

この年は兄妹共にサクラの勝負服でお馴染みの
小島太が手綱を取り
秋の天皇賞は、少しでも動くと、
ゴーサインだと馬に伝わってしまう為、
道中死んだふりでピクリとも動かず後方15番手で
乾坤一擲、最後の直線勝負にかけゴール寸前、
岡部ジェニュインをハナ差捉えた
サクラチトセオー（1番人気はナリタブライアン）
エリザベス女王杯は一転先行策で押し切った。

★特に天皇賞は小島太の騎手人生の集大成の様な、
しびれる騎乗だった。
この年を最後に小島太は現役を引退した。(T_T)

この様にターフでは、これからも様々な物語が作られていく事でしょう。
最後にマックスビューティーの三冠を阻止した
タレンティドガールのエリザベス女王杯
をご覧下さい。

【杉本アナの名実況】
さ～、マックスがじわ～っと来たぞ！
場内がどよめく！

マックスビューティー先頭
今日は差が開く、差が開く！
タレンティドガールが来た！
一騎討ちになった！

マックスビューティーは2着に沈んだ！
タレンティドガールが襲いかかってきました！

★ブラッドスポーツ　ザ　ケイバ！
＼(^o^)／