新型iPad Proを暫く使ってみた感想
ご覧頂きありがとうございます^ ^
新型iPad Proを買って暫く経ちました。
実際に使ってみてどうだったのか纏めてみました。
結論
「全体的に満足はしているけれども、ちょっと気になる点もあったかな。」
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〜今回購入したモデル〜
11インチ iPad Pro(Wi-Fi + Cellular)
容量:256GB
Apple Pencil Proとケースも購入しました。
トータル25万ほどかかりました。
値段は高いですが、長期目線で考えると「まぁ悪くないかな」という結論に至りました。リセールバリューもいいですし。
〜今回大きく変わったところ〜
下記以外にも変わっているところはありますが、ここでは五つ提示します。
1、処理能力が向上した。(M4チップと呼ばれるSoCを搭載)
2、液晶パネルから有機ELパネルになった。(画質向上)
3、筐体が薄く、軽くなった。
4、SIMカードトレイが廃止された。
5、超広角カメラが廃止された。
11インチ iPad Pro(M1)と比較してみました。
まずは1番目、処理能力が上がったよという部分。
これに関しては体感差を全く感じませんでした。確かに数値上は上がっていますが、「おぉ、確かにこれは速いね」と実使用で差を感じることはありませんでした。
★11インチ M1 iPad Pro
M1 チップ
CPU:8コア
GPU:8コア
機械学習用演算ユニット(Neural Engine):16コア
★11インチ M4 iPad Pro
M4 チップ
CPU:9コア
GPU:10コア
機械学習用演算ユニット(Neural Engine):16コア
次に二つ目、ディスプレイについてです。
液晶ディスプレイから有機ELディスプレイになりました。これにより、メリハリのある色彩表現や完全な黒色の表現が可能に。
液晶ディスプレイの場合、バックライトから放たれる光で画面の明るさを調整する仕組みになっています。ディスプレイ全体をLEDライトで照らしているため、暗い環境でみると画面全体がぼんやり光っています。
有機ELディスプレイの場合、パネル内に敷き詰められた小さな有機EL素子自体が発光するため、バックライトが不要なんですね。なので液晶ディスプレイのように画面全体がぼんやり光ることはありません。
映像の表現力は向上しましたが、焼きつかないか若干気になります。(笑)
家電量販店に置いてあるデモ機のような使い方をしなければ大丈夫かな。
二つ目、薄型軽量化した部分です。
こんな薄い筐体に、パネルや回路基盤、センサ類、カメラ、バッテリーが内蔵されていると考えると驚きしかありません。
厚さ
★11インチ M1 iPad Pro
5.9 mm
★11インチ M1 iPad Pro
5.3 mm
重量
★11インチ M1 iPad Pro(Wi-Fi + Cellularモデル)
468 g
★11インチ M4 iPad Pro(Wi-Fi + Cellularモデル)
446 g
四つ目、SIMカードトレイが廃止されました。(eSIM限定)ここまで思い切ったことができたのは、Appleだからかなという印象を受けました。だいぶ前ですが、USB Type-Cポートのみを搭載したMacBook Proを出したりしていましたし。賛否両論巻き起こっていましたが。(笑)
薄型化を実現するためにSIMカードトレイを廃止せざるを得なかったのかなとも考えています。
今まで物理SIMカードを使っていたのですが、今回から使えなくなってしまったため、mineoの契約ページにて物理SIMカードからeSIMへ変更手続きを実施。問題なくSIMの移行ができました。
最後、超広角カメラが廃止されました。
上がM1 iPad Pro、下がM4 iPad Proです。
画像だと分かりにくいですが、今までは広角カメラと超広角カメラの2眼構成となっていました。
今回から超広角カメラは廃止、広角カメラのみの単眼構成に。
iPhoneのように頻繁に撮影したり等はしないため、不自由さを感じたことは一度もありませんでした。
実際に使ってみてどうだったのか。。。
気になった点
・Face ID
マスクをつけた状態でのロック解除には対応していません。iPhoneのようにマスクをつけた状態でもロック解除できるようにして欲しかったです。
また、今回から顔認証センサー類が移動しました。ここでちょっとした問題が発生。縦向きでiPadを使う習慣が根付いてしまっているため、手で顔認証センサー類を覆ってしまうんですよね。(毎回FaceID認証できないよと怒られます 笑)
個人的にセンサーの位置は従来通り上部に配置して欲しかったです。恐らく慣れの問題かと思いますが。
「センサーを塞いでいるよ」と矢印で教えてくれます。細かい部分ですが、これは嬉しいかな。
良かった点
・筆圧によるディスプレイの滲みがなくなった。
静止画だと分かりにくいかなと感じ動画にしました。
特にiPadの画面端でディスプレイが滲む現象が起きていたんですよね。構造上仕方ないのかなと思いつつ使っていました。
今回、液晶ディスプレイから有機ELディスプレイになったということもあってか、筆圧によるディスプレイの滲みはなくなりました。
・バッテリーの持続時間
体感的にバッテリーの持続時間が伸びた気がします。今まで使ってきたiPad Proのバッテリーが劣化しているせいなのかなと思い、バッテリー最大容量を調べたところ97%だったんですよね。酷く劣化してるとは思えないですし、有機ELの採用、チップの省電力化によるものなのかなと思っています。
朝9時頃(満充電状態)
↓
夕方18時20分(バッテリー残量66%)
前のiPadだと、ここまでバッテリーが持つことはなかったため驚いています。使い方も同じです。(だいたい50%くらいまで減っていました。)
★作業内容★
・Apple Pencilで絵を書きながら、YouTubeをピクチャーインピクチャーで再生。
・音楽視聴
・Web検索
ゲームなどをメインで使った場合、結果が変わる可能性はありそうです。
〜まとめ〜
唯一不満だった点はFace IDですね。それ以外で不満に感じた部分は特にありませんでした。円安の影響で値段は高いですが(笑)
13インチで容量を1TB、Nano-textureガラス(簡単にいうと画面の反射を抑えたガラスと思っていただいて大丈夫です。)、Wi-Fi版で30万円オーバー。2TB を選択した場合40万円を軽く超えます。お財布に優しくないiPad。。。
個人的には買って良かったかなと思っていますが、これを人におすすめできるかと言われるとちょっと厳しいかな。有機ELディスプレイの方がいいといった拘り等なければ、無印iPadやiPad Airでも十分だと思います。
そしてマスク非対応で不満が残りましたか…。
ちなみにYuzuneko510さんはiPadをどこでどのように使われるのでしょう?
私だと旅先でたまに使い、家でもたまにノートパソコン代わりに使う程度で、持ち運びの観点からminiでもいい感じですし、なにぶんこれに20万円超は非常に高い感じがします。なので
> これを人におすすめできるかと言われるとちょっと厳しい
となるでしょうね。
>> よっちいぃ さん
コメント有難うございます(^ ^)外に持ち出して使う事が多いですね。用途としてはイラストを描いたり、ノートを取ったりでしょうか。
にしても高いですよね。
もし今回、iPad AirシリーズにProMotionテクノロジー(可変リフレッシュレート機能)が搭載されていれば、iPad Airを買っていました。Airの場合Face IDではなくTouch IDですし。。。