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『紙袋は環境問題に良い』という幻想に就いて考察する

製造時、紙袋はプラレジ袋の4倍の原料、水を使うという
原料が限られていて化石燃料に比較して輸入元が遠くなる
化石燃料は中東諸国が輸入元となるが
木材は米国とオーストリアから輸入が8割である

紙袋はガサが張る為にプラレジ袋と同量を輸送する為には回数を要する
その為輸送コストが馬鹿にならない
回数や距離が増せばそれだけ排気量が上がるし、人材の確保が必要になる
トラック残業規則が改正した状況では、更に人材の確保は困難である
そして燃やせば二酸化炭素が排出される事のは当然の事だ
この二酸化炭素が紙の方がプラより排出が盛大だという

スタバとかマックで使われている紙ストローをプラ製品と比較すると燃やした際の二酸化炭素排気量は4.6倍と云われている

近年の研究では紙ストローには《ペルフルオロアルキル物質及びポリフルオロアルキル化合物》という有毒物質が含まれていると云われている
そして当然ドリンク内で水溶する……

但し紙を燃やせば必ず有害物質が出るという事ではないらしい
それはプラ袋も同様だ
プラスチックも800℃以上の高温で燃やせば有害物質は排出されないとされる
プラゴミの回収が執行される迄、東京都はペットボトルは焼却してきたという

分別自体は自治体によりマチマチである
この様に統一性のない事態は問題ないのかと思うが、そういう事であるようだ
大体がプラスチックゴミの大半は焼却処分されているという事だ
リサイクル効率8割強%内、過半数が電力等のエネルギーに変換されるサーマルリサイクルだと云われている
つまりは火力発電だ
燃焼効率の高いプラスチックは、鉄などの他のゴミと燃やす為に分別しているという事となる

有害物質は排出されないが、二酸化炭素は排出される
その二酸化炭素排出量は、紙の場合プラスチックの3.5倍とも4倍とも云われている事が挙げられる

レジ袋は軽く風に飛べば海に漂着する
プラスチックは溶解しない為その侭残てしまう事はよく語られている事だ
風が吹けば飛んでいく物は紙袋も同様も事だ
紙袋が海に漂着すれば溶解する
しかし消滅する事はない
ドロドロのパルプ戻るだけという事だ
原料の樹木は水に溶けもしない為当然の結果だろう

プラスチックストローが海亀の呼吸器に刺さっていたとして、この事案では多くの反響を得た
だが、ドロドロに溶解した物体が海亀の鼻に詰まればどうなる事だろうか?
通常に社会常識が認知出来るのではれば、言わずもがな判断の着く事だろう
プラスチックストローが呼吸器に刺さっていたとしても呼吸器は可能である為に生きていられる
生きていれば人間の手により救出される可能性はある
だが窒息すれば生きては行けない事は周知の通りだろう
社会常識が認知出来る程度であれば、敢えてこの問題を無視しているか
又は社会常識すら分別の着かない思考性の程度で理解していないかの何れかだろう

抑で、この様に騒がれるようになった要因は『レジ袋の有料化』を宣う政策に始まる
小泉進次郎の代に執行されたが、その前任の大臣である原田義昭の代には既に決議されていた

抑で《日本で消費される原油の内プラスチックの生産に使われるのは2.7%
レジ袋に使われるのはその内の2.2%、つまり原油の0.05%》とされている

ゴミとしてのレジ袋の排出量はプラスチックゴミ総排出量の2%に過ぎない

しかも石油原料の残りカスでプラレジ袋は生産されてきた
更に紙より生産コストも運送コストも4倍削減出来る
二酸化炭素排出量も約4倍削減出来る
レジ袋だけなんとかすれば環境問題が何とかなるとでも国は本当に思ていたのだろうか?

しかし彼の小泉進次郎も後になり『レジ袋有料化では問題解決にはならない。意識付けの為の政策だった』としている
意識付けと語るが、プラスチック総排出量の2%の意識付けが重要なのか
2%はプラスチック総排出量のくだりである為、ゴミ全体総排出量では更に少ない%となる
小泉進次郎の曰くの『意識付け』とは、レジ袋さえ使わないようにすれば環境問題が大幅に改善出来ると国民に思い込ませる意識付けだったのだろうか
そういう事をやって於いて後になってから『てレジ袋有料化では問題解決には為らない』等と宣うので矛盾する
そこがセクシー&ポエム担当大臣らしいメルヘン政策といえば適当であるが
(実際紙袋が無条件でエコロジーだと思い込んでいる類の輩がいる)
実際にはスーパー等の団体からレジ袋有料化(という名のサービス料金の二重取り)を再三要請されていたという事
こう考えてみれば、当時レジ袋料金二重取り政策が“利権”だと云われてきた事も頷ける物だろう
(近年の自民党裏金事件に拠り、企業献金が問題視されている経緯が挙げられる)

そしてイオンの地下街以外の紙袋化である
生産面も二酸化炭素排出量も4倍
運送効率が悪く更にコストと運送時の排出量を増加傾向させる
しかも原料の樹木の輸入は限定的で仕入先が化石燃料の仕入先より遠くなる紙袋がエコロジーとは如何なる現象だろうか
大手スーパーが正規ルートを独占する事で正規ルートから漏れた対象が、本来であれば利用せずに済んだ筈の非正規ルートを利用する問題も危惧される事だ

とどのつまり、環境省の政策目的である“意識付け政策”は、『意識付け』と宣う小泉進次郎の発言とプラレジ袋を掛け合わせた処から
『プラレジ袋は環境に悪く、プラレジ袋以外なら環境に良い』といった杜撰な捏造イメージを植え付ける印象操作である事に辿り着く物となる

消費者に取てもがさ張り、携帯性が悪い物だ
一点に圧力が加わると規定より耐久性が落ちる
雨に濡れると使い物にならない課題がある
価格もプラレジ袋の約4倍増強

紙も加工次第で水に強くなるが、それにはPP加工が必要になる
PP=ポリプロピレン、とどのつまりはプラスチックである
環境問題を題材として『環境に悪い』と無条件で叩かれるプラ袋の代用品としての紙袋にプラスチック加工とはヘソで茶が湧くような出来事だ
結局の処でプラレジ袋を目の敵にしたところで環境問題は何の解決にもなりはしない

国外の政策ではこの様な例題が挙げられている
《シカゴでは2014年に、小売店での薄い使い捨てレジ袋の無料配布が禁止された
その為、小売店は厚手のレジ袋を配布した
厚いレジ袋なら再利用できるという触れ込みだったが、殆どの客がすぐに捨ててしまった為にかえってゴミを増やす結果となった》
…という逸話がある

しかし、これは個人主張を尊重する個人主義の米国での件である
もし日本でこの政策を推進していれば(義務化の必要性もなく)厚手のレジ袋を繰り返し使用していたであろう事は
コロナ禍のマスク政策に拠り、義務化に至る事なく、9割の国民が(罰則もないのに)マスク着用を行い
あれ程『新しいマスク生活は無くなる事はない』などと何処かのワイドショーで嘯かれていた物が、行政が『マスク個人の判断に任せる』といえば殆どが殆どがマスクの着用を止めた事に批判すれば判る事だろう
そして日本人の民族性を当時の安倍内閣はよく周知していた

マスクの場合は〈非着用はウィルス扱いされる〉といった、マスクヘイト警察に因る外圧的要因が存在していた事も実情的に挙げられるが
環境省の利得権益を目的とした印象操作に拠り『プラレジ袋以外で有れば環境に問題はない』という杜撰な捏造利権政策を間に受けた事に批判し、個人主義国の米国で失敗した政策が日本では成功していた事の可能性は、“ケチな有料プラレジ袋”よりは薄くない事がいえるだろう

《続・『紙袋は環境問題に良い』という幻想に就いて考察する》に続く


4 件のコメント
1 - 4 / 4
風呂敷は使い方次第で何でも包めてしまう先人の知恵袋
洒落たデザインの物も多く
見た目にも良し
今時、いつもレジ袋を買う人ってどれだけいるのだろうか?…と思って調べてみたら全体の1.2%だそうです。(たまに買う人まで入れると3割ほど)

私は背負ってるリュックにいつも入れていますが、たま〜に手ぶらで行ってしまった時でも、袋は買わずに商品を剥き出しで持って帰ります。理由は、ゴミを減らすためというより、ケチだからです。

ということで、レジ袋がプラから紙に変わっても、有料のままであれば、あまり大きな影響は無いのではないでしょうか?
私はエコバッグからレジ袋に回帰して畳んで持ち歩いてます。忘れたら買います。使ったあとはゴミ袋にします

紙バッグ使うと一度使っただけでただのゴミになるし、エコバッグは使いまわしは出来るけど、ゴミのために新品のポリ袋を使うので、ゴミが減るわけではありません

結局、レジ袋が最もエコなのです
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