auの法人向けモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W07」を使ってみる
auの法人向けモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W07」がメルカリやヤフオクで2,680円~2,900円と安く出品されていて、面白そうなので落札して試してみることにしました。
WiMAX2+用のモバイルルーターのWシリーズだと、これまではau回線用に造ってあって、使用できるBandが限られていました。ところが、この製品はドコモやソフトバンクの周波数にも対応できるようになっています。
技適の型番が「DD2515及びSHD31」となっており、SHD31というのがau用製品を表しているのですが、そのほかのDD2515というのはどうやらドコモやソフトバンク用の製品のための番号のようです。
対応周波数を技適の検索で現れた表から拾ってみると、4GLTEで
Band1、Band3、Band8、Band11、Band18、Band19、Band21、Band28、Band41、Band42
とかなり幅広く取ってあります。
これなら、単にauだけではなく、楽天、ドコモ、ソフトバンクとすべての通信キャリアのSIMが使えそうです。
APN設定をするために、W07本体とスマホ・タブレットあるいはPCとWI-Fiで接続します。
SSIDはSPWN_S31_xxxxxx_xとなっているようです。
W07本体のメニューの「接続ガイド」をタップすると、接続に必要な情報が入手できます。QRコード接続、WPSによる接続、パスワードを使った手動接続の仕方があります。
APN設定するためにはウェブの設定画面にログインする必要があります。
Wi-Fi接続した上でブラウザ上でアドレス⼊⼒欄に「192.168.128.1」と⼊⼒します。
ログイン用のパスワードを入力する必要がありますが、パスワードはIMEIの下6桁です。IMEIは本体に紙が貼ってあったらそれを見ればよいし、貼っていない場合は、ルーター画⾯右上の「端末情報」より確認できます。
ログインすると、パスワードを変更しろという表示が出ます。変更しなくてもよいらしいですが、他人に使われないよう、普通は変更しますよね。
それで、ヤフオクやメルカリで購入すると、もう既に変更してある場合がほとんどなので、IMEIを入力してもログインできない場合が多く、本体を初期化しないといけないです。初期化は、SIM挿入口の右側にある穴にゼムクリップか何かの細い棒を差し込んで2秒押せばできます。
表示項目なんですが、最初は「ホーム」、「PC表示」、「端末情報」の3つしかなくて、これで一体どうやってAPN設定できるんだと迷ってしまいました。
この画像だとまだログイン前ですね。ログインした後、「PC表示」のところをタップすると、表示項目が増えて、「ネットワーク」の表示が出てきました。(次の画面へ)
「ネットワーク」の左側のところに「APNプロファイル設定」というのがありますので、そこをタップします。「新規」というボタンがありますので、そこをタップすると画像のような画面が現れます。これでAPN設定ができるようになりました。
ちなみに、W07の通信モードは「ハイスピードプラスエリアモード」にしておかないとau以外の通信キャリアで使えないのですが、そのモードの切り替えは本体もしくはこの画面の「モバイルネットワーク」のところをタップして切り替えます。
私は今現在mineoと2回線契約していますが、どちらもAプランau回線で、VoLTE SIMはeSIMなので、物理SIMは非VoLTEのSIMしかありません。
これまでのWシリーズだとW05からVoLTE SIMになっているので、多分使用できないだろうなと思いながら試しにやってみました。
何と非VoLTEのSIMでもインターネットに接続できてしまいました。
(本体側がどういう状態になっているかは、一番最初の本体を写した画像をご覧ください。)
これは多分、この機種がau以外の通信キャリアでも使えるように造ってあるので、440 50のSIMを排除するような余計な手間は加えなかったのでしょう。
段落がそろそろ残り少なくなってきたので、mineoのSIM以外に、povo、rakuten、ドコモのirumo、nuroモバイル(ソフトバンク回線)のAPNを設定して、それぞれ通信が確認できたことを報告して、とりあえず終わりにしたいと思います。
スピードテストの結果も付けておきます。
画像の左側はmineoの非VoLTEのSIMの場合のテスト結果です。
画像の真ん中と右側はpovo2.0です。真ん中はパケットを購入していないので128kbpsのときの速度、右側は24時間有効のパケットを購入後の結果です。
こちらは、画像左が楽天モバイル、真ん中がドコモのirumo、右側がnuroモバイルのソフトバンク回線です。
速度に関しては、時間帯及び基地局との距離によってかなり変動しますので、あまり他の方の参考にはならないと思います。
いずれにしろ、どのキャリアのSIMであっても使用することができたことの証明にはなると思います。
https://jp.sharp/products/w07/spec.html
実質3000円程度なら良いかも。
ローミングに関しては、「国際ローミング」という設定項目があり、それをオンにすればよいようです。
一応三角アンテナの上に「R」の表示が出ました。
何しろヤフオクやメルカリに出品されている値段が安いので、1つ持っていても損はないと思います。
>> okitaomote さん
ローミングの物理SIMは持っていませんが、eSIM.meのSIMにDENTのeSIMを入れてあったので、それをW07に差し込んで設定してみたら、ドコモ回線の電波をつかみました。(画面上部参照)>> okitaomote さん
DENTのSIMが入った状態で別のスマホでWi-Fiで受けてスピードテストをやってみたら、プロバイダーのところはCyfrowy Polsatという聞いたこともない名前が表示されました。どうもポーランドのプロバイダーのようです。>> okitaomote さん
対応バンドが増えていて、ローミングも可能なら、一つ買ってみても良さそうですね。子どもたちに聞いてみることにします。
と言っても深夜フリーで100Mbpsと50Mbpsの差だったので問題はほとんどないのです
買ってしまいそうです。
>> たきしま さん
もしかするとB41+B41のTDD+TDDなCA
と
B41+B1みたいなTDD+FDDなCA
みたいな
CAパターン違いかも
今の談合3兄弟はFDD特にプラチナバンドを掴むと悲惨極まりないので
できればTDDだけで運用したいんですよね
B41とB42(こっちは対応機種が少ない)
>> エク爺 さん
一応WiMax2+用のモバイルルーターなので、au回線のSIMを入れてハイスピードモードに設定すればBand41だけつかむことになります。Band41と42だけつかむようにするのはちょっと無理ですね。
>> okitaomote さん
B41限定にはなるんですねいい情報ありがとうございます
B42対応なのでもしかしたら、、と思い
mineo D SIMをHS設定でどうなるか確認したところ
基地局との通信は成立しました。
wimax 2+ のHSってB41をメインにしてたと記憶してましたが
B42対応だとHSで使えるんですかね?
>> エク爺 さん
恐らくHSモードとHSプラスモードというのはauSIMのときだけの機能なんだと思います。W07はWiMax2+用のモバイルルーターですから。技適の型番が「DD2515及びSHD31」となっているように、auSIM以外でも使えるように造ってあるから、ドコモSIMのときはDD2515のほうの機能で使えるようになっていて、HSモードとHSプラスモードという違いが意味を持たないのかもしれません。あくまでも推測ですが。
>> okitaomote さん
なるほどDOCOMO網は端末の自動選択に任せた場合FDDを掴むと遅いんですよね
それでTDD(4GだとB41とB42)に限定して使えそうな端末を
探し求めてググってたらここに来たんですよね
やはりDOCOMO網は諦めてau網にするしかないかな、、、
ありがとうございます。