【小ネタ】単独登頂2023😰

"Because it's there."

百年くらい前に亡くなられた登山家、ジョージ・マロリーの有名な言葉。
「何故あなたは（己の征服欲とか一番乗りの名誉の為だけに、自らの生命を賭してまで）エヴェレストに登ろうとするの？」
『（質問者が言ったこと、全てをさして）”そいつ”がエヴェレストにあるからさ』
（不肖ポンコツ河嶋の意訳と創作要素を含む表現です。悪しからずご了承下さい）

今からお話しするのは、ジョージ・マロリーが聞いたら『俺様の生命を賭けた目標と、オマエのしょうもない偉業と称するものを一緒くたにするな！』と地団駄踏んでババ怒りしそうな内容なの😰

平日のお昼、ゲンバ間の移動途中。
いつもは出先でお昼ごはんなんて食べないんだけど、珍しく同僚のお昼に同行。

「河嶋さん、なんかさっきから機嫌悪そうですね」
『……ビール無しで餃子の王将、っていうのが不完全燃焼だっただけ…ノンアルコールの王将なんて、コーヒーのないクリープみたいなもんだ』
「あ、そういえば河嶋さん、スタンプカード…毎年やってたんじゃ…さっきまとめて会計をしたときに、僕がスタンプカードをまとめて貰っちゃいました。これを河嶋さんに」

『いらない。わたしは自分一人で集めるからいいの』

「えっ？どういうことですか？？仰ることの意味がわかりません。それって非効率的じゃ…」

キミは、山登りの『極地法』というものを知っているか？
常人・凡人を寄せ付けない、登頂困難な山をやるときに使う戦法の一つだ。

比較的安全な場所にベースキャンプを張って、そこから山頂までにいくつか前線基地を拵えるんだ。
そうやって少しずつ物資を運搬したり、ルートの開拓なんかを行って、最後は選ばれし一部の者が頂上に到達するってヤツだ。
あ、別にわたしはそのやり方を否定するわけじゃないぞ。目標ってもんは、人の数以上あっても全然不思議じゃないし、目標を叶えるための手段だって上手く行かないものを含めると、目標の数を上回る、相当な数になるはずだ。
罪を犯したり、人に迷惑をかけたりしない限り…その手段一つ一つはは決して間違ってはいないと思うんだ。

極地法の対称になるものが、おそらく『単独登頂』ってヤツだろう。山の頂までが例えどんなに険しい道であったとしても、人の手を借りずに一から十まで準備から登頂までやり遂げる、そんなスタイルも面白いと思わない？？
自分が凡人なら、人の手を借りないぶん行ける範囲は限られるかもしれないけど……
単独登頂ならではの達成感、ってのが味わえると思わないか？？？

「はあ、河嶋さんの仰らんとしていることは何となくわかった気がしなくもないですが…」
『偉そうぶった大層な物言いをしているけど、要は100％自力でスタンプを集めるっていう自己満足😤』

「しかし河嶋さん……」
『ナニ？どうかした？？』
「500円でスタンプ１個、50個集めたら二万五千円？」
『加齢と共に食が細るから、いつかは単独登頂を諦めるときが来るかもと思ってビクビクしているんだけど、アルコールの価格上昇なんかもあって毎年単独登頂に成功してるぞ😁』

「河嶋さん……」
『へっ？』
「河嶋さんって、思ってた以上に面倒臭い人ですね」

あうっ……

ちなみに無事50スタンプ単独登頂に成功した河嶋さん、ワイヤレス充電器を戴きましたよ😃



あ😰
ワイヤレス充電できる機器を持ってないや😰😰😰