irumoのSIMをSpeed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01で使う
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3カ月ほど前にドコモのirumoの回線を新規契約しました。
今ドコモ光を利用しているので、いわゆるドコモ光セット割を適用させれば1,000円割引となり、それなりにリーズナブルだからです。また、ドコモ本家ではシェアパック5Gの契約をしているのですが、4GLTEの契約なので5G回線のテストができないためでもあります。
ただ、単にirumoを契約しただけでドコモ光セット割の対象になるわけではなく、新規に契約した回線を既存のドコモ光セット割が適用になっている回線と同じファミリー割引のグループに加入させる必要がありました。何やら面倒くさい書類が必要なのかなと思いましたが、151への電話で済ませることができました。
irumoの新規契約のSIMです。Ver.7(グリーン)となります。
2022年4月18日に提供開始となっています。
請求書の内訳です。ドコモ光セット割が対象になって、3GBの契約で月額1,070円となっています。
やっぱり、実際にこうやって請求書で安くなっていることが確認できないと、なかなか不安なものです。
ドコモサブブランドで3GBの契約で月額1,070円なら十分安いと思います。irumoは場合によってはahamoやeximoより速度が遅くなる場合があると言われていますが、ユーザー数の少ない地方都市ではあまり関係ないでしょう。
最近5Gの電波をつかめているかどうか確認するのに、NewRadioSupporterアプリをよく使っています。お気に入りのアプリの一つです。
Pixel 7aにirumoのSIMを入れた上でNewRadioSupporterのアプリを立ち上げたら、Sub6 5Gの電波をつかんだり、4GLTEのBand21をつかんだりします。
Sub6 5Gのほうは、Bandが「n78」となっています。ドコモというとn79のほうが主流のように言われていますが、決してn78の基地局がないわけではなく、私の自宅ではn78の電波しかつかめないようです。
さて、ここからが本題です。
n78の電波がつかめるのなら、もしかしてWiMax2+のホームルーターであるSpeed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01でもirumoのSIMが使えるんではないかと思い立ちました。
画像一番左、スマホとL11 ZTR01を5GHzのWi-Fiで接続しています。
画像左から2番目、設定画面でirumoのAPN設定をしています。
画像左から3番目、接続モードでプラスエリアモードを選択します。
画像一番右、無事緑のランプがつき、アンテナも3つ点灯しています。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01の対応周波数は、
NR (FR1, FDD) 700(n28) MHz,
NR (FR1, TDD) 3700(n77)/3500(n78)/2500(n41) MHz,
LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/800(B18) MHz,
LTE (TDD) 2500(B41) MHz
となります。
今のところ私の自宅でドコモ回線の電波で使えるのは、4GLTEのBand1と5Gのn78となります。Band1の電波が弱いので、結果として安定して5Gのn78をつかめるようです。
Wifi analyzerアプリで L11 ZTR01とWi-Fi接続できていることを確認し、その上でスピードテストを行ってみました。
下り248Mbpsと、ちゃんと5G接続できていることが確認できました。
ドコモの5Gでもn78の電波がきちんとつかめるようであれば、irumoのSIMがSpeed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01でも十分使い物になるということが確認できたというお話でした。
irumoで接続を確認しましたが、別にirumoでなくてもMVNOでも理屈上は全く同じことなはずです。mineoの物理SIMは契約していないので、IIJmioのSIMで試してみることにしました。
同様にまず L11 ZTR01とWi-Fiで接続できていることを確認、Wifi analyzerアプリで5GHzで接続していることを確認してからスピードテストを実行してみました。「IIJ」の表示が出ているので、Wifiの接続先はIIJであることが確認できます。
時間帯の違いもあるのではっきりと断言はできないですが、irumoよりは少し落ちるものの、そこそこのスピードが出ているようです。
mineoのDプランだと、多分もう少しスピードが落ちると思います。
いずれ、バンドn78によるドコモ回線5Gへの接続がL11 ZTR01でできることが確認できたのは収穫でした。
十二分に速いと思います。
目的に対して、
・抑えておくべき知識
・検証プロセス
・実際の製品型式や環境
など、第三者がこのプロセスをトレースできる記事になっています。
その結果、ある特定の限定的なケースのみならず、他の方の様々ケースに置き換えられる内容で、非常に高い価値の存在を認識しました。
もし、上から目線ぽく感じられましたらゴメンなさい。そういう意思は毛頭ございませんので!