【SIM道楽】初めて使ってみた「顔認証=Face Express」体験@羽田空港

　これまでも出国審査時の「パスポート+指紋認証」や、入国審査時の「パスポート+顔認証」は経験していたのですが、コロナ明けの今年五月中旬、フィリピン･マニラに向けての出国時、何と「顔認証=Face Express」なるシステムが登場しているというので早速の初体験でした (^^♪
　
　まず、「カウンター･チェックイン」、「オンライン･チェックイン(@空港端末)」、「インターネット･チェックイン(自宅)」のいずれでも良いのですが、チェックイン済みの「パスポート」と「搭乗券(ボーディング･カード)」を手に持っている状態であれば、羽田空港、成田空港のどちらでも新システム「顔認証=Face Express」の登録/利用ができます。

　この 新システム「顔認証=Face Express」とは…

　チェックイン･フロアに複数台置かれている「顔認証=Face Express」専用端末を使って「パスポート+搭乗券+顔認証」の事前登録をすることで、チェックイン以降の 保安検査場への入場や出国審査、そして搭乗時(現時点では一部の便)で「パスポート」や「搭乗券」の提示が不要(顔認証のみで通過)になるというシステムです。

　今回の体験で一番効果的だったのは「保安検査場(身体検査+機内持ち込み手荷物のセキュリティー･チェック)」へ入場する人々の大行列に加わることなく、特設されていた「顔認証=Face Express」専用レーンから優先的に入場できたことです。
　通常「保安検査場」への入場は、保安検査場へ入る前に空港セキュリティ･スタッフによる「パスポート+搭乗券」の提示による本人確認が実施されるので、そこには全ての旅客が集中してしまい、大行列が出来てしまい、長時間待たされるというわけです。今回はそれをスルリと回避することが出来ました。

　次に、出国審査では、従来の「審査官によるパスポート+搭乗券確認」、または「パスポート+指紋認証」または「パスポート+顔認証」であったものが、やはり「パスポート」提示すらする必要なく、専用通路を通過(顔認証)するだけで出国審査完了となりました。

　最後は機内搭乗の時…でしたが、生憎と私の登場する飛行機の搭乗ゲートには「通過用・顔認証端末」は設置されてはいたものの、現時点で「未稼働ゲート」ということでゲート･スタッフによる「パスポート+搭乗券」目視確認がされていました。


　新システム「顔認証=Face Express」は、↓画の端末を使ってチェックイン･フロアに複数台置かれている「顔認証=Face Express」専用端末の画面指示に従って「パスポート+搭乗券」+「顔認証」の登録をするだけ。

↑ 左画=Face Express登録端末@羽田空港
↑ 右画=Face Express登録端末@成田空港

　何故か羽田空港と成田空港のFace Express登録端末が異なるもでるになっています。おそらく入札で異なる二社を採用した結果なのでしょう。ユーザーとしては、中身は別として、全国共通の外観仕様にしてくれたほうが戸惑わずに済むと思うのは私だけ～? (汗)

　とまれ、「Face Express」というものが未だ普及浸透していないせいなのか、先月中旬の早朝の出国便の混雑時にも拘わらず、待ち時間なし(登録待ちは一人もいなかった)、登録所要時間２分程度でした。
　このたった2分間で、「保安検査場」への入場大行列を回避できたということなので、当面のところは利用したほうが賢明かなぁ～と思います。

　またここで「顔認証=Face Express」登録した個人データは24時間で全て削除されるということでした。

　まぁ、搭乗客の少ない時間帯では「顔認証=Face Express」登録をしてもしなくても出国迄に掛かる時間に変わりないような気もしますが、混雑時には有効だと思うので、機会あったら興味本位でもアリかと思うので、一度トライしておくのもよいのではないでしょうか。


　以上、興味ある方向け「顔認証=Face Express」の初体験でした。


ANA : 顔認証による搭乗手続きについて
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/prepare/information/face-express/
JAL : 顔認証による搭乗手続きを開始！
https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/faceexpress/