【サラブレッド事件簿】★札幌記念★サンエイサンキュー事件
今週は札幌記念と言う事で、歴代勝ち馬から
サンエイサンキュー(3歳牝馬)
田原騎手にまつわる事件を取り上げます。
★主な勝ち鞍(重賞レース)
クイーンC
札幌記念
サファイアS
★2着のレース
函館3歳S
阪神3歳牝馬S
オークス
ローズS
まず、これだけの実績馬というのを確認しておいて頂きたいです。
田原騎手はオークスから騎乗。
そのオークスで『しまった、こんなに走る馬なら、もっとその気になって乗るべきだった』と
サンエイサンキューの能力を認め、馬に詫びています。
【サンエイサンキュー事件】とは
主戦騎手、田原成貴のエリザベス女王杯前の調教発言をめく"って、同騎手とサンケイスポーツとの間で起こったトラブルである。
まずは以下のサンエイサンキューの生涯成績の
ローテーションを見ていただきたい。
まずデビューの新馬~新馬~札幌3歳S迄、3週連続の連闘である!
あとは最後の有馬記念迄(故障競走中止)、ほぼ毎月の出走ローテーション。
田原騎手は札幌記念勝ち後の、函館記念の時も『使うのを辞めて欲しい』と厩舎サイドに言っている。
(馬主が借金を抱えていたと言われている)
問題となったのは、札幌記念以降のローテーションで特にサファイアS~ローズS
(いずれも3歳牝馬限定レース)出走で、
本番のG1エリザベス女王杯(この時はクラシック扱いでは無いが3歳牝馬三冠レースだった)
前にトライアルを二度使いするという事に田原騎手が異議を唱えていたにも関わらず、出走した事である。
(馬主はローズSに使った事を…
『予定には無かったが、ま~、使い得と言った所でしょう』と発言している。馬主の人間性が伺えるコメントである。)
バリバリのオープン馬、ましてオークス2着、
札幌記念で古馬相手に勝ったG1も狙える優駿である。
田原騎手はエリザベス女王杯前の調教で
『最低、全然良くない。使い詰めの反動。疲れが出て、これ迄で一番悪い。ショック、ガッカリや。』
『みんなは上り詰めているのに、こっちは下り詰めている』
『直線勝負?直線迄、もたないって。』
『馬なりやったって?馬体はギリギリ、
完全にバテている。どこ見てんねん。』
『こんな出来でG1勝てる程甘くない。』
とのコメントをした。
これらの発言自体は『泣きの入った田原』で他紙の記事では済んでいる。
その後テレビ番組の取材が終わったのち、報道陣に【オフレコ】で
【こんなに悪いって言って2着に来たら坊主にでもせんとアカンな。】
これを当日寝坊して公式な会見に間に合わなかったサンスポ関東版の水戸記者(水戸の万助で現在も在籍)が
テレビディレクターから【又聞き】した坊主発言を【サンスポだけ】がスクープ記事にした。
【田原、2着以上なら坊主になる】
これは競馬法に抵触し、八百長も疑われる発言である。
では何故、他のスポーツ紙はスクープ記事にしなかったのか?
それは【オフレコの冗談(軽口)】と解っていたからである!
この記事で田原騎手は競馬会から喚問を受けた。
そもそもはG1レースの本命馬の調子が【悪い】と正直に言った田原騎手に対する【けしからん】といった競馬界のタブーを犯した者を貶める目的が、この様な記事を書かせた要因では無いだろうか?
結論を急げばエリザベス女王杯で
サンエイサンキューは5着であった。
(勝馬はデビュー2年目の藤田伸二、ブービー人気のタケノベルベット)
次走の有馬記念、田原騎手は騎乗を依頼されたが、騒動を起こした事で断っている。
有馬記念は加藤和宏が乗り田原騎手の不安が
的中、結果サンエイサンキューは骨折競走中止になった…。
因みに田原騎手は故障休養明けの秋天に敗れ、
JCで復活勝利のトウカイテイオーに有馬記念で騎乗(主戦の岡部騎手は騎乗停止)したが11着惨敗した。
(翌年1年ぶりの同じ有馬記念で田原騎乗で出走し、オグリキャップを思わせる奇跡の復活ラストランを果たし田原騎手は人目をはばからず号泣した。破った2着の本命馬は岡部騎乗のビワハヤヒデだった!)
このサンエイサンキュー事件は当時、
競馬ジャーナリズムにおける【正論】とは何か?
とファンや競馬マスコミの間で議論になった。
元々、田原騎手は独特な表現やストレートな物言いで競馬サークルである種、異端な存在であった。
良く言えば【ナイーブな正直者】
悪く言えば【幼稚な考えの変わり者】
そんな自身の言動が周りに受け入れられず、後に薬物に現実逃避し、度重なる刑事事件を自ら引き起こして、田原騎手は競馬界から事実上の永久追放になった。
しかし、馬の調子が悪いと正直に言って
【つるし上げ】に遭う事がおかしいのではないか?
田原騎手は
『今の競馬の隆盛はファンのおかげだ。坊主になる、は冗談でも言い過ぎた。
でも札幌記念の出来には無いとファンの為にこれだけは、ハッキリ言っておく。』
『又聞きで記事を書かれ、事実を歪められたら、どうしようも無い。』
『私の発言よりも、調子の落ちている馬に過酷なローテーションを強いたことにスポットを当てて欲しかった』
『無理なローテーションで走らされてるときは何も言えないで、亡くなったらいきなり、愛するサンキューちゃんだの、 ガンバリ屋のサンキューだの、 あんたらにそんな事言って欲しくないってサンキューも言っているよ!』
と言っています。
もう一つ、当時のサンスポのK記者が
【NUMBER】誌に『自社の記事として赤面する程、恥ずかしい』とこの問題を寄稿し
【社の名誉を著しく傷つけた】として
サンケイスポーツを退職に追い込まれ、同調した記者数名も退職しました。
★有馬記念で馬は故障、馬主のエゴで繁殖にすれば金になると延命治療させられ
(通常なら安楽死処分である)【2年後!】に
サンエイサンキューは死亡した。
★正直な発言をした騎手がつるし上げに遭い、
自社を批判した記者が退職に追い込まれ、
又聞きをスクープ記事にした記者は今も社に在籍している。
世の不条理を見せられた、なんともやり切れ無い思いを残した【事件】であった。
3歳迄で重賞だけで13戦、全17レース
も走った牝馬。
サンエイサンキュー、かつて札幌記念で3歳牝馬ながら古馬を負かし、(生涯最高の出来だった)G1も取れたかもしれない馬がいた。
そして、リードホーユー(有馬記念)
ダイアナソロン、マックスビューティー、ファイトガリバー、ワンダーパフューム(桜花賞)
ハッピープログレス(安田記念)
マヤノトップガン
フラワーパーク 等
才気煥発!華のある騎乗でG1レースを勝ちまくった
田原成貴騎手が私は好きでした。
ニシノフラワー世代ですね~
同じ時期に走っていた牝馬で、ディスコホールを春先までよく買ってたのを思い出しましたw
田原騎手は、有馬記念のマヤノトップガンで儲けさせてもらった思い出があります。好きな騎手の一人でした・・・・
なかなか年季の入ったファンですね。
馬連が無かった時代を知っているファンは、貴重です。(^_^;)
阪神3歳はニシノフラワー河内の2着
オークスはアドラーブル村本の2着です。
サンキューちゃん。
ディスコホールは岡部騎乗。(^^)
あんな血統で牝馬だから走らせるだけ走らせるって感じだったんでしょうけど、調教師が悪いんですよね
最後、加藤が貧乏くじを引いた感じでした
田原は、いつでもどこでも好き勝手言ってたんで、特に問題なしw
騎手時代にいくらいい成績を上げても、その後の3回の逮捕+αで、好きとは言えなくなりました
まだ御神本の方が許せるww
そういえば、ナリタブライアンも高松宮杯出走が問題外だったなー
ダビスタじゃないんだから、あれはない・・・
『この馬は馬主の馬じゃ無いんです!ファンの馬なんです!』と
テレビで訴えていたのが印象的ですね。
三冠馬に春天3200mの次に創設されたばかりの高松宮記念1200mに出走させるとは、あまりにもムチャクチャ。
ダビスタでも、やらんぞ!
大久保調教師も、非難を浴びました。
サラブレッドは単なる『経済動物』では無い!
とは、空しいファンの嘆きか…。
(T_T)
事ですね(・・;)。
御神本はやんちゃなだけな
気がします(^^;
そういえば、御神本はまだ復帰できないんですかね?
騎手免許受かっても意味ないなぁ・・・
これが結論。(^^)
万助やら女神やら、え~加減なもんですから。
免停中運転で処分くらってた松田大作騎手、調教には乗り始めたそうですね。
ま~昔は岡部騎手もレース中、他騎手をどついたりした事もあったしな…。
先月の阪神のレース中にはデムーロが川田にひじ鉄!喰らわせて、過怠金取られとる。
(パトロールビデオあるのでJRAホームページで見て下され)
7/29阪神 2レース (^_^;)
久々に場外乱闘やらかしたな。
この場合、場内か…(^_-)
さすがイタリアンな血統しとる!
逃げのデムーロに絡めば
『エルボー』お見舞いや~!(^^*)
別のタイプで田原の後釜出現か?
(;^_^A
7/29 小倉 2レース です。
私には、注意義務を怠ったので
過怠金を課しておきます。
あと、今週の競馬 2日間騎乗停止処分に致します。(^_-)
やや不鮮明なのでJRAホームページからだと、分かり易いです。
サンエイサンキューのような扱いの馬が今後出てこない事を祈ります。