IIJの売上総利益率は17~8%だって…mineoは?
ITmediaの記事「3キャリアの低容量プランは「次元が違う」、モバイルは2016年度に200万回線を目指す――IIJ決算会見」より、
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1602/09/news147.html
この記事の最後に勝社長は、「IIJは(他の事業も含めた)粗利率(売上総利益率)で17~8%を保っているが、あまりそういう会社はないと思う。その意味で、ある程度淘汰されていくのではないか。最終的にはIIJのシェアが拡大していくと願っている」と述べています。
→mineoの場合は、ケイ・オプティコムがそもそも非上場で株主総会も無く、決算内容も下記の概要くらいしか公表されていません。
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第27期決算公告(2015年3月期) 2015.06.23官報より
資本金330億円 資本剰余金49.77億円 利益剰余金564.39億円
売上1795億円 営業利益175.90億 経常利益150.89億 当期純利益71.79億円
第26期決算公告(2014年3月期) 2014.06.20官報より
資本金330億円 資本剰余金49.77億円 利益剰余金503.79億円
売上1743億円 営業利益187.13億 経常利益159.68億 当期純利益102.48億円
第25期決算公告(2013年3月期) 2013.06.24官報より
資本金330億円 資本剰余金49.77億円 利益剰余金414.18億円
売上1689億円 営業利益230.16億 経常利益207.39億 当期純利益128.80億円
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→最近のインタビュー記事で津田さんは、「ちゃんと儲かってます」と語っていましたが、恐らく人件費やオフィス賃料といった固定費の大部分をeo光事業サイドで負担してもらうことでギリギリ赤字にならずに済んでいる程度なのでは?、なんて疑っちゃいますよね。
→そんな疑問(不安)を解消するためにも、mineo単独での収支決算を公表してもらいたいものです。積極的な情報公開や経営の透明性確保が「Fun with Fans」の土台を築くことに繋がるはずですから。
・ベッキー降板にも言及……100万ユーザー達成へ、MVNOの「mineo」が
事業計画
http://www.rbbtoday.com/article/2016/01/25/139032.html
>津田氏:収支は黒字というわけではなく、これからというところです。
>ただ、儲けてもいますのでご安心ください。
と津田さんが先月コメントされているので、現状ではmineo単独では
黒字ではないのだと思われます。
「ちゃんと儲かってます」なんて、おぼろげな記憶で書いてしまいましたが、出典を明らかにして頂き、有難うございます。
しかし、「黒字ではないけど儲けている」ってどういう意味なんでしょうね?😁
あくまで私の予想ですが、設備投資など一時的に発生する費用を含めると
赤字だが、固定費だけで考えると利益が出る事になるっていう感じかも
しれません。
まだ立ち上げて2年弱の事業ですし、もう少し長い期間見守る必要が
ありそうです。
IIJはやはりすごい数字を出してるんですね。
100万回線+他の事業のなせる技ですかね。
なるほど、単年度収支は赤字だけれど、経常収支は黒字ということですね。
その可能性は高いかもしれません。
こういう良いお手本(成功モデル)があることで助かっている面も多いのでしょうね。
IIJが回線増強をやめたという記事をどこかで読まれましたか?
100万契約を達成するほどの急激なユーザー拡大のスピードに回線増強のスピードが一時的に追いついていないだけではないでしょうか?。
恐らく、粗利率が大きい理由は「100万契約」というスケールメリットから来るものだと思います。
20万契約のmineoと比べても、固定費が格安になりますので。
例えば、現在の倍の契約数(40万件)に増えたことに対応してスタッフを増やす際に、役員や営業系、技術系スタッフ、オフィス面積まで含めて全てを倍にする必要があるかと言うと、当然そこまでは必要なく、せいぜいが数割程度の増強ですよね。
従って、契約数が伸びれば伸びるほど、経営効率が高まっていくということで、固定費を増やさないという意味ではありません。
これに対して、回線増強は、加入者が2倍になったら同じく2倍にしないと通信環境が悪化しますので、スケールメリットが出にくい部分だと思います。
ここをサボれば短期的には利益が出ますが、すぐにユーザーが逃げ出してしまいますので、長期的にはデメリットの方が大きいでしょう。
mineoの回線増強がどの程度ちゃんとやられているか、またやろうとしているかは全く分かりませんが、個人的には現状でも特に不便は感じていないというところです。
eo光自体もビジネスは上手く行ってますしね。
mineoのビジネスモデル的に、理論的に黒字なる見込みあれば、資金的には何にも問題ないと思います。
パケットの追加容量をヤフオクで調達できたり、フリータンクで調達できたり、ふつうの会社じゃこんな減収につながる企画絶対通らないですよね。
とにかく資金的な安定感が圧倒的ですわ、mineoは。
一番の問題はmineoからキャリアに繋がる所
資金前に、キャリアとの連携に頭痛めてましたよ。
mineoも100万回線取ると利益出ると思いますが
今は先行投資ですね。まだまだ これからです。
…
回線のスローダウンを避けながら(^^ゞ