最初に打ったワクチンの情報が記憶され、その後別のワクチンを打っても、最初の記憶が呼び起こされる
京都新聞より
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/990965#google_vignette
米・ボストンの医療機関のチームは、従来株対応のワクチンを複数回接種した後に、さらに従来株ワクチンを追加接種した15人と、従来株とオミクロン株「BA・5」に対応したワクチンを追加接種した18人を比較。ウイルスの働きを抑える中和抗体の量を調べた。
新型コロナ全般に対する抗体の量はどちらのグループも大きく上昇した。だがBA・5に特化した抗体で比べると、オミクロン株対応ワクチンを打った人は従来ワクチンのみを打った人と大きな差はなかった。チームは免疫の刷り込みが影響したと推測した。
国立感染症研究所の高橋宜聖治療薬・ワクチン開発研究センター長は、免疫の刷り込みは、最初に打ったワクチンの情報が記憶され、その後別のワクチンを打っても、最初の記憶が呼び起こされる現象だと説明する。
その結果、オミクロン株に特化した抗体は作られにくくなる。一方で、特化した抗体ほど効果は高くないものの従来株とオミクロン株の両方に有効な抗体ができる。
…以前から危惧されていたことが実証されてきました。
(とは言え、15人と18人って随分少ないですね。)
26 件のコメント
ここを見ると、
「(従来株と変異株の両者に効果がある)交差抗体と呼べる抗体は誘導される」
からよりメリットが大きいという意見があるみたいです。
https://www.google.com/search?hl=ja&as_q=コロナワクチン、「当面は現状の体制維持を」求める声も&as_epq=&as_oq=&as_eq=&as_nlo=&as_nhi=&lr=&cr=&as_qdr=all&as_sitesearch=sp.m3.com&as_occt=any&safe=images&as_filetype=&tbs=
こっちでは
https://www.tokyo-np.co.jp/article/238637
「接種により幅広い免疫が得られるため、専門家はワクチンの意義は変わらない」と強調されているそうです。
>> さと さん
私が引用したテキストの最後にも「その結果、オミクロン株に特化した抗体は作られにくくなる。一方で、特化した抗体ほど効果は高くないものの従来株とオミクロン株の両方に有効な抗体ができる。」とあります。この「特化した抗体ほど効果は高くないものの従来株とオミクロン株の両方に有効な抗体」というのがどれほどの効果を持つのかがよく分かっていない段階で「よりメリットが大きい」という意見が出てくるのが私には不思議です。
>> Dark Side of the Moon さん
一般的には、コロナ以外の病気でも「交差免疫」と言えば重症化を防ぐ程度の効果しか無いような話もよく見るので、オミクロンの場合でも効きが悪い可能性も有り得ますね。例えば、サル痘に天然痘のワクチンが効くのは何故かというと、同系統のウイルスだから「交差免疫」のお陰で効くのだとか。
それで言うと、オミクロン株でも「交差免疫」は効くでしょうけれど、物凄く効く訳ではないかも?という印象を持ってしまいますね(笑)。印象だけです。
実際の研究結果は知りません。
忽那医師とかが書いていそうな感じがしますが。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi
この辺かなあ。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20221126-00325594
厚労省によると
「天然痘のワクチンはサル痘を予防する効果が85%に上ることが確かめられています。」
これは交差免疫による予防効果ですね。
オミクロン株の交差免疫も、そんなに馬鹿に出来ないかも知れません。(わかりませんし知りませんけど)
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2016/12121125.html#:~:text=サル痘の感染に対し、特別な治療法,が確かめられています。
>> さと さん
天然痘ワクチンと同じような交差免疫効果がメッセンジャーRNAワクチンにも期待できると良いですね。>> Dark Side of the Moon さん
オミクロン対応ワクチンの効果が間違いなくあるのは以前から明らかですよね。それがオミクロン特化抗体のお陰なのか、交差抗体のお陰なのかはわからないですけど。
ここに記載の研究結果でオミクロン特化抗体がほぼ出来ていないということであれば、交差抗体の効果が(劣るとは言え)有効なのは間違いないですよね。
初回からオミクロンワクチン打つ方が効果がありそうな印象はありますが。あくまで印象。
>あるのは以前から明らかですよね。
オミクロン対応ワクチンを打った人と打たなかった人とでどのくらい有意な差があったんでしょうか?
データを調べていないので分かれば教えてください。
デルタ株対応ワクチンの効果はあちこちで宣伝されていましたが、オミクロン対応ワクチンの効果は実はほとんど知らないのです。
>> Dark Side of the Moon さん
>オミクロン対応ワクチンを打った人と打たなかった人とでどのくらい有意な差があったんでしょうか?私が今見つけたのではこれです。他にも探せばあると思いますよ。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20221126-00325594
デルタ株対応ワクチンは無いと思います。
武漢株対応、その後オミクロンBA1,2対応、その後オミクロンBA.5対応しか無いと思います。
ちなみに、厚生省がかつて発表していたデータで、「武漢株対応ワクチン接種者のほうが非接種者より感染率が高い」というのがありましたね。
あれって、(武漢株対応)ワクチンを摂取したことで、オミクロン株に接した際に有効な抗体ができにくくなり、効果の低い交差抗体しかできなくなった、ということだったりしないんでしょうかね?
>> Dark Side of the Moon さん
>「武漢株対応ワクチン接種者のほうが非接種者より感染率が高い」それは本当のデータですか?
詳しくは知らないですが、接種状況不明者を分離した事で、不明者多数でそう見える可能性があるとかじゃなかったですか。
私が知っているのは、武漢株ワクチンでもオミクロン株へ効果があるという「確実な研究結果」です。
ワクチンを打ったら余計に感染する噂は、不確かな情報だと思いますよ。
>> さと さん
眠い目をこすりながらやっと昨年の投稿を探し出しました。上の表と一緒に書いていたコメントも転載しておきます。
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「ワクチン接種歴別の新規陽性者数(7/4-7/10)」がありました。
赤枠の年齢層で、未接種者と3回接種者の新規感染率がほぼ同じか3回接種者が上回っています。
接種後4ヶ月でワクチン効果は完全に無くなったということでしょうか?
しかし、それなら、未接種者も3回接種者も1回〜2回接種者も全て同じ感染率になるはずですが、1回〜2回接種者が他を大きく上回る感染率となっているのが不思議です。
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2回目接種済み者が未接種者より感染確率がどれだけ高いのかを計算してみると、
30-39歳で1.3倍
40−49歳で1.7倍
50−59歳はほぼ同じ
60−64歳で1.7倍
65-69歳で3.4倍
70−79歳で1.7倍
と、平均して1.5倍以上の感染確率になっています。
しかもその差が次第に拡大してきているのが不気味です。
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では、本日はこれにて。
>> Dark Side of the Moon さん
その表は、接種歴不明者が多過ぎて、正確な所がわからないという話じゃなかったでしたっけ。だからなのか?日本国内において記事として紹介しているのが、今のところ地方紙ばかりなのではないですかね。
>> さと さん
そもそもこの表に掲載されていない(申告していない)感染者も大勢いるでしょうから、正確な所は誰にも分かりません。できることは、接種歴の分かっているサンプルで比較することだけであり、接種歴不明者を除外することに問題は無いと思いますよ。
>> hageten さん
15人と18人ですから、随分と少ないですよね。紹介記事も共同通信の配信記事だけですね。
>> pmaker さん
未接種者の何割かが過去に感染してワクチン接種者と同等の条件になっていたとしても、感染率が接種者より高くはならないですよね。>> Dark Side of the Moon さん
この表から、ワクチンの効果を調べる事はできないですよね。捏造された情報にはお気をつけ下さい。「ワクチン接種は危険」誤解招く情報にご注意を
https://www.jimin.jp/news/information/203064.html
>> さと さん
ご紹介の記事をざっと読みました。「接種者と未接種者それぞれの母数を考慮していない」というのが誤解を招く情報の基本のように書かれていますが、私が紹介した厚労省のデータは、接種者と未接種者それぞれの母数を考慮した感染率を計上していますので、それこそ誤解されないようお気をつけ下さい。