ゴッホ・アライブ
梅が満開
春の訪れを感じました
そしてまもなくアーモンドの花も咲きますね
神戸では東洋ナッツ食品が有名
画像はゴッホの作品
甥の出産を祝って描いたそうです
大層喜んでいたはずなのにその年自殺
弟のテオも後を追うように亡くなります
生前ゴッホの絵を買って支えたテオ
その遺志を妻ジョーと息子が継ぎ、所有していた作品など
油絵150点、デッサン400点、
所蔵していたコローやゴーギャン等の油絵150点
をゴッホ財団に寄贈散逸を防ぎました
そうして出来たゴッホ美術館が50周年を迎えました
現在約 200 点の絵画、500 点の素描、30 点の版画、800 点以上の手紙を所蔵
今回はゴッホを支えた家族に焦点を当てた企画展を開催中
~4月10日
https://www.vangoghmuseum.nl/nl/bezoek/tentoonstellingen/kiezen-voor-vincent
Vincent Willem van Gogh (1890-1978)
昭和29年 神戸朝日会館でゴッホ展が開催されました
現在の神戸博物館になっている南蛮美術館創設者の池長孟氏
が訪れ、会場を後にしようとすると目の前に今観て来たばかりの男が
髭を蓄え立っている。
思わずゴッホさん?と声をかけたそうです
その人がゴッホの甥、
機械関係の仕事の関係で来日
一時神戸の中山手にも住んでいたんですね
神戸に来たそもそもの目的は南蛮美術館だったとか
それを聞きさっそくご案内
倉庫で様々な浮世絵や古くからの故国オランダと日本の繋がりを
目の当たりに感激していたと池長氏の回想にあります
そのゴッホ展を企画開催したのが式場隆三郎氏と大石輝一画伯
式場隆三郎氏は精神科医であり著名なゴッホ研究家
山下清やまだ無名だった草間彌生を見出した事でも知られる
大石輝一画伯は夫人が関わっていた喫茶店も経営
そこで創作と交遊に努めた
客には小磯良平、田村孝之介、川西英、小松益喜ら画家の他
黒田征太郎や遠藤周作、小松左京、野坂昭如などと幅広い
現在三田市にあるゴッホの丘も作った
https://youtu.be/dFqhQALy-34
画像 山下清と大石画伯
ゴッホ・アライブ
https://goghalivejp.com/kobe/
2023年3月18日(土)~6月4日(日)
兵庫県立美術館ギャラリー棟
![66.jpg](https://img.king.mineo.jp/system/content_comment_images/images/000/001/214/989/M_image.jpg?1677781972)
山本顧彌太(左)と武者小路実篤白樺派美術館構想で依頼を受けゴッホのひまわりを7億フランで購入した山本顧彌太も喫茶店の客
「ひまわり」は構想のとん挫で山本顧彌太がそのまま所有
空襲で焼失
喫茶店も阪神淡路大震災で被災、大阪堂島に移転
![675.jpg](https://img.king.mineo.jp/system/content_comment_images/images/000/001/214/995/M_image.jpg?1677786922)
元の南蛮美術館は現在神戸文書館になっています寄贈に至った理由の一つは税金だったようです