旅行中にあった怖いエピソード 昔，ハワイ編 ＆ 学んだ事

皆さまは、過去にされた旅行で、忘れられないエピソード、怖かったエピソードなど ございますか？

今回、忘れられないエピソードの内の ひとつ をお話させて頂きます。若かりし頃、ハワイに行った際の出来事です。尚、同行家族の中で、英語力がまだマシだったのは、この時は私だけでした。それを踏まえて、お読み頂ければ幸いです。

はじまりはじまり～

ウン十年前のことです、家族でハワイのワイキキ内にあるコンドミニアムに泊まっていました。なんか、早朝から消防車か警察かよくわからないサイレンがうるさいな～とベッドでゴロゴロしながら思っていました。慣れていない外国なので何が何のサイレン音かまだ分かっていなかったのです。　

すると どこかから、ベルの音が、、、目覚まし時計と似た感じのジリジリという音でした。ベッド横のアラームかとも思いましたが、違いました。まだ、朝の5時頃でした。

ずっと鳴り続けるジリジリのベル音は、なんか、上の方、特に廊下から聞こえる感じです。扉を開けると明らかに廊下で鳴り響いていました。誤報？！

泊まっていた部屋は、海側で結構高い階層で、25階ぐらいだった気がします。私は母と同じ部屋で寝ていたのです。

床から天井までガラス張りの窓から下をのぞくと、真下の方に火が見えるではあーりませんか。チャーリー浜さんもビックリです。（新喜劇ネタですみません。）

ぎゃー－－。燃えてるのは自分のコンドミニアム！？　あのサイレンは、こちらに向かって来ていたもの？？？　他人事ではないっ！　対岸の火事ではない！　うぎゃー－！

慌てて、扉を開け、向かいの家族が寝ている山側の部屋へと向かいました｡

ゴンゴンゴン！！knock音
「パパちゃん、火事！」（←父親です。上客ではありません。）
「お兄ちゃん！このホテル燃えてる！！！」

25階、、、絶対の絶対に、はしご車は届かない。トム・クルーズ（ていうか、その頃はまだトム・クルーズミッション・インポッシブルの役やってない！！）も 007 も助けてくれない！！　まだ、絶対に寝てはる！！ていうか、ハワイにいらっしゃる可能性は無い！～　フィクションとノンフィクションの見分けがついてない発想！！そもそもあの人らは私を知らん！

うわ～　私もこれまでか、、、うぐっ

ベルは鳴り続けるものの、何のアナウンスもありません。35階建てぐらいなので、屋上に行くべきか？　屋上とは、あのヘリコプターの　H　の文字がある屋上です。エレベーターのボタンで言う所の R階です。( roof )

万が一、ヘリコプターになんか乗っちゃった日には、ダイハードの世界になるのか！？と想像してしまいました。助けられ、地上に無事降り、別れ際に、警官役の人とお互い敬礼し合うパターン！？　あるいは、高須クリニッ○のCM世界？

とりあえず、寝ていた服のまま（幸いTシャツ等）避難など、どうしたものかと悩みました。
非常階段のようなものを探しましたが、これがまたないんです。謎なんです。　

でも、意外と冷静でした。

で、廊下には、外国人の方（おそらくアメリカ本土からハワイに遊びに来たであろう人々。憶測です。）が、キョロキョロしながら、各自部屋からそろりそろりと出始めてきました。　ウォーキングデッドを彷彿とさせる光景です。

「ホテルの下の方から火が見えます！Fireです！」とか 学生だった私は 一生懸命英語で説明しました。山側の部屋の人には火が見えないのですもの。

火事という恐ろしい事実を聞いてしまった方々は、頭を抱え、OMGポーズで、焦っていらっしゃいました。欧米のドラマでよくみる、あんな感じです。

結局、相談した結果、待っているのもナニなので、移動することになりました。

その時、シャリシャリとチェーンの音を鳴らしつつ エレベーターが普通に動いていたのに気が付いたのです。でも、普通に動いているエレベーター、、、これ途中で止まったら！？とかも心配でしたが、とりあえず火事と反対方向の山側のエレベータは多少なりとも安心だということで、そちらに乗る事に。

既に、満員状態のエレベーターが何機かありました。おそらく普通に動いてる=各駅停車になっていたのでしょう｡(笑)
扉が開いた途端、エレベーター内で光る多数の目から睨まれたのを覚えています。ああ、恐ろしや｡

ゾンビのように目を光らせる人々（嘘です）が乗ったエレベーターは、先に下に到着することでしょう。「運命の分かれ道」という言葉が頭によぎりましたが、当たり の空いているエレベーターが止まり、私達も無事に地上階に降りることができました。

私たちは、ほぼ手ぶらでした。母は、ビーチに行く時は日焼け防止の為ゴルフのキャディーさん並の格好ですが、この時は普通の服でした｡

状況を説明しますと、ホテルの前に、10畳ぐらいの大きさのゴミ箱orゴミ捨て場があって、その部分の中のゴミが派手に炎を上げ燃えていたのです。ガチで黒煙を上げながら炎がブワ～っと見えたのですよ。それも やがて消し止められ、、、

話は元に戻りますが、地上で周りを見渡すと、避難してきた人々で一杯です。髪の毛が寝起きでクルクルのままの人。メイクバッチリ！？の人。アロハシャツを着ている人。スーツケースを持って降りてきた人。それはそれは、様々な人がいて、ある意味興味深かったです。

しかしまあ、なんちゅうか 本中華、本当に小さな火事で済んでよかったです。
ここまで読んで下さった方、なんやゴミ箱が燃えてただけ～　ふ～～ん　大袈裟～～～　とお思いになるかもしれませんが、当の本人にとってみましたら、怖すぎる出来事だったのです。
もはやこれまで！タワーリングインフェルノという映画を思い出し背筋がゾゾっと。。本当に、無事でよかったです。

さて、この様な事態に遭遇された場合、皆さんならどうなさったのでしょうか｡
携帯電話もほぼ誰も持っていない時代でした。異国の地、館内放送もなければ、ホテルマン、警備員さんの誘導も無しでした｡ 後日の説明、張り紙も無く。ドーン...　

そして、ある意味、もっと英語力を伸ばしたいとも切実に思いました。

この日以来、旅行に行ったら必ずドアの内側のマップをみて、非常出口を確認しています。実際に扉なども確認｡そして、目をつぶって、シュミレーションを一通り頭の中でしています。皆様もお気を付けくださいね。

火事と言えば『バックドラフト』と言う映画も何回も観て、USJでその映画のアトラクションを観て、ハワイと料理の鉄人(音楽)を思い出したりしています｡ この映画は学ぶ事が多かったです｡

そして皆さんのご家庭のガスコンロなどは新しいものでしょうか？
我が家は三口のガスコンロを今の家に引っ越して来てからずっと使っていました｡ 手前左の天ぷら温度などがわかるコンロがある日故障して使用することが怖くなりました｡ 消し忘れなどの防止も付いているやつです｡

ある日お店に行き新しいものを購入する際、『2008年から、すべてのガスコンロへの搭載が法令で義務付けられている安全装置「Siセンサー」が付いているものしか売っていない』とお聞きしました｡ 是非この機会に皆さんのご家庭のガスコンロもお確かめ下さいね｡　数年前、同じマンションでボヤがあったのですが、出先から家に着くとマンション前に消防自動車が5台以上とまっていてビビりあがりました。天ぷら中の出火だったようです。

家庭用消火器についてもも、以前マイネ王のスレッドで拝見し、とっても参考になりました｡　

皆さんは、国内外問わず、旅行中、なんらかのトラブルに見舞われたことはございますか？　なにかエピソードがあれば是非コメントをお寄せくださいね。　ハワイのお話も大歓迎です。悲しいですが火事のお話も…

ご拝読ありがとうございました！

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