【SIM道楽】格安eSIM・データ通信サービス☆2GB/月額 400円台の攻防-12時30分実測レポ
2018年9月に iPhone XS/XRがeSIM機として登場し、2019年7月には国内初のeSIMサービスとして、IIJmioのフルMVNOによるeSIMが登場してから今日まで、既に約3年半が経過しました。その間、eSIM搭載のデュアル・スマホの普及も急速に拡大し、今やMNO、MVNOサービスでも簡単にeSIMが選択肢として利用できるようになっています。
今回は「格安・eSIMデータ通信サービス比較」と題して、月額/2GB/400円台の 以下の 3つの eSIMサービスについて接続情報、および昼時混雑時の接続パフォーマンスを比較してみました。
月額/2GB/400円台の eSIMサービス(データ通信)としては、
・ IIJmioギガプラン 2GB/月 440円
・ LinksMate 2GB/月 418円
・ Ubigi 2GB/月 410円 (年間契約・$38)
の3サービスの比較となります。
いずれのサービスも国内では NTT-Docomo回線(44010)に接続しますが、eSIMの提供元は、
・ IIJmio=44003(IIJ),
・ LinksMate=44010(docomo),
・ Ubigi=90137(Transatel/仏国)
となって異なっています。
また、各eSIMサービスがそれぞれのプロビジョニング管理として利用しているGSMA承認済みベンダーは、
・ IIJmio=Giesecke+Devrient Mobile Security GmbH
・ LinksMate=Giesecke+Devrient Mobile Security GmbH
・ Ubigi=Thales
となっていて、共に欧州大手のeSIMプロビジョニング管理ベンダーを利用しています。
次に、本日 12/23(金) 鬼門の昼時混雑時、12時30分頃の接続パフォーマンスを下表にしました。
【PING値(ms)について…】
面白い発見としては、IIJmioの平日午前中のPING値=50~60ms程度に対して、昼時混雑時のPING値が 150msまで大幅に劣化してしまうのに対し、Linksmateでは昼時混雑時のPING値でも 60ms程度なのでウェブブラウジングの読み出しやキャッシュレス決済でモタツクこともありませんでした。
一方、UbigiのPING値は混雑時、非混雑時を問わず 250~300msと大きな値を示していますが(海外ローミング接続)、接続速度が十分確保されていて速いためなのか、ウェブブラウジングやキャッシュレス決済のアプリ起動時の読込/頭出しも気になるような遅れは感じません。Ubigiは仏国サービスであるものの NTTコミュニケーション(現在はNTTレゾナント)の傘下に入っているサービスになっていることから、海外ローミングSIMサービスでありながら国内でVPN無しでキャッシュレス決済の利用可能という、ドコモ回線の利用には破格の特権(?)を与えられたサービスのような感じで接続品質はとても安定している印象です。
【DN速度(Mbps)について…】
Docomo系 MVNOの IIJmioとLinksMateについてはMVNO特有の「昼時混雑時の速度低下」が顕著となり、どちらも午前中のDN速度 20~30Mbpsから 一気に 1~2Mbpsへと急激に速度低下します。一方、同じ Docomo回線を利用している Ubigiでは混雑時、非混雑時を問わず DN速度の変化は見られず、12時30分近傍でも 50Mbps程度を保っています。Ubigiのこの速度ではウェブブラウジングはもとより、キャッシュレス決済のアプリ起動も快適に利用できました。
【Ubigiの混雑時、非混雑時の DN速度】
↑ 画像 : 左画=9:35, 中画=12:36, 右画=22:26
Ubigiサービス自体が国際ローミング eSIMサービスなので、国内での利用者数は限定されていると思われます。格安プラン(2GB/月 410円, 年間契約・$38)であっても国内利用としてはまだまだ一般ユーザーの認知度は低いものと思われ、結果的に混雑時、非混雑時でも影響のない安定した接続パフォーマンスが得られているものではないかと思っています。そういう意味で「昼時混雑時」にも劣化しないサービスとして「海外ローミングSIM」の国内利用した場合の大きなメリットになるのかもしれません。
とまれ以上の 3つの格安データ通信 eSIMサービス、どれをとってもコスパ良く、かつ使い勝手の良い eSIMなので、当方は長期利用データ通信サービスとして 3つとも利用中~(笑)
以上
IIJmio : https://www.iijmio.jp/
LinksMate : https://linksmate.jp/
Ubigi : https://www.ubigi.com/ja/
UbigiのSIM情報はこんな感じです。
スマホには充分かもと思いました。
iPhoneに戻りeSIM対応しているのでとても参考になり今後検討してみようと思います。
ありがとうございます。
今はキャンペーンで220円/月で契約したIIJmioのeSIMデータプランを利用していますが(来月でキャンペーン期間終了)、iPhone 12にはUbigiのeSIMだけ入れてあります。
国内でのデータプランの購入も検討の価値がありますね。
eSIM 対応端末には NTT docomo の予備回線として、
eSIM 非対応端末も eSIM.me に プロファイルをダウンロードして、
いつでも使えるように、全ての端末にスタンバイしてあります。
5 回までと制限はあるものの、他の 2 プランと違い
eSIM の再発行を無料で行う事ができ、
端末間の移動が容易なので重宝しています。
制限を越えたら、解約後、新たに契約を結ぶつもりです。
(*´・ω・ノ)ノ|デスッ|
PING値と接続速度の測定結果を記入した表を挿入し忘れていたので追加しました。スミマセン~(汗)
情報ありがとうございました。
Ubigiは 海外ローミングSIMサービスでありながら、PayPay等のキャッシュレス・コード決済がつい最近になって(いつの間にか~)可能になっていることが判明しました(以前はダメで、利用するには 国内のVPNを介する必要がありました)。この辺りも含め Ubigi の PING値についての疑問など、Ubigi eSIMサービスについてのコメントが寄せられていますので覗いてみるのも良いかと思います。↓
2022.10.28【SIM道楽】Ubigi-eSIM(国内 docomo)の料金 2GB/毎月 x12カ月=$38.00
https://king.mineo.jp/reports/206957
海外でも国内でもデータ通信は問題なく使えていいでね。これから海外旅行へ行かられる方も維持費かからず出発前の国内で設定して安心していけますね。
Google Fiは音声通信が可能な分(アメリカ合衆国ニューヨーク州内の携帯電話番号があります)維持費が円安も加わりさらに高いので
すが、世界200カ国以上無設定で使えるのが強み、なかなか有効活用出来てはいませんが
Webとアプリの説明が分かりやすく、
楽に設定できました。
APNプロファイル不要なのが良いですね。
それと必要時にデータ購入すれば良い。
試しに1GB30日を購入予定。
LinksMate 物理SIMはルーターで重宝してますが、ここのeSIMはAPNプロファイルが必要でmineoと併用できませんので。
ご投稿ありがとうございました。
Ubigi に関する貴重な情報、ありがとうございました。
当方、iPhoneXRを買った際に、Flexiroam XのeSIMを試しました。当時は、ニッポン製のeSIMはなく、使ってみて、その利便性の高さにびっくりしました。しかし、困ったのは、駅でのSuicaチャージです。現金チャージするためには、切り替えが必要でした。
今春、Pixel5aを買った際に、Ubigiへ乗り換え、その後、Pixel7にインストール。今のところ出番はありませんが、来年はきっと使えるチャンスがあるだろうと思っています。その前に国内利用してみますね。
初期費用等が無料
APNプロファイル不要
スピードが速い
デメリット
為替の動向で購入金額が変動する
でも、パケット放題プラスをやめて
その費用を当てれば良いのかな。
はじめて Ubigiを使ってみるユーザーに…
Ubigiは
・500MB/1日/$2.50
・1GB/30日/$4.00
・3GB/30日/$8.00
などの少額・短期間プランもあるので、Ubigiサービス/アプリに慣れるため、またご自身の電波環境やスマホ特性に合致しているか再確認のために、まずお試ししてみることをお勧めします。
余談ですが、
私の利用環境では従来の国産MVNO-DプランSIMに比べて、Ubigiの方が 5Gネットワーク(ナンチャッテ表示だけ?)に接続しやすいという印象です。何かUbigi SIM(90137)特有の配慮があるのかどうかは分りませんが…今現在も 5G(表示)接続中です。接続速度は 50Mbps程度でLTEと変わりないですね~(笑)
コロナ前なので、今ではもう既に4年前のことになってしまいましたが、欧州出張したときにTransatel(Ubigiブランドの提供元の仏会社)のSIM(カード)をアマゾンでゲットして利用した(当時 eSIMもeSIM機も無かった)ことがあります(↓URLリンク)
欧州発行元のSIM利用であっても、相手先を日本国内のウェブサイトやサーバーにアクセスすると PING値は 350~450ms位になってしまいますが、それでも快適に利用できていた印象があるので、NTTレゾナント傘下に入ったことで、国内での利用はもちろん快適にチューンアップされてているであろうことと、海外ローミングでの利用も期待できるものと理解しています。
2018.04.28【海外SIM探訪】@イタリア編 (その4) Transatel DataSim & MTXC
https://king.mineo.jp/reports/34467
>> 金太郎22@霜月🐾 さん
ubigiは低速モードがないのも人によってはデメリットかと。IIJ mioとLinksMateのeSIMは翌月までの繰り越しが可能だったかと思いますが,Ubigiはどうなのでしょうか。
>> Shallow Grave@😴 さん
低速モードが無いんですか?2GB使ったら終わりなんですね。
了解しました。
>> ヒィロ さん
何処かに書いてましたが繰り越しは無いとの事です。
>> 金太郎22@霜月🐾 さん
ありがとうございます。やはりそうですか。毎月2GBきっちり使うユーザーなら特に問題ありませんが,毎月1GB以下で時々多めに消費するケースだと他の2社がマッチするかもしれません。
とは言うものの翌月までですから,最大でも4GBですが(苦笑)。