盗難ミステリー

今月は仕事と実家の親介護と交互にあり、田舎のウチを3週間ほど空けていました。と言っても家人がそこにはおりました。
久しぶりに帰ってきて、いろいろと家事をしていて、久しぶりに裏庭の方へ行ったら…

軒下に干してあった柿が、全て無くなっていました。ちょうど食べ頃になっていたはずの干し柿はどこへ？

まず家人に聞きます。柿を干してあった軒下の部屋は普段は使っておらず、しかも冬場はほとんど雨戸も閉めています。この間近づいていないので知らない、と。しかもよくお茶に呼ばれるご近所さんに行く度に去年の干し柿をもらって食べるので、自分は食べない。そう、家人は干し柿はそれほど好きではありません。では誰が？

去年も同じ場所で干し柿を干していました。12月に入る頃になると、干し柿の甘さにつられて、蜂などの昆虫や鳥が啄みに来たので、干し柿を室内に入れたことがありました。動物たちが全て食べきったのか？ならば柿を結んでいた紐が残っているはずですが、まるっきり無くなっているのです。

ウチは敷地の南北に畑があります（しかも放棄地）、東は道路で西は隣家ですが傾斜地になっていてそこは一応柵はありますが、その他は柵・塀・門などはありません。多少勾配があり田舎なので遠くからも見える部分があります、しかも今の季節木々の葉が落ちたので、例の軒下は道路300mほど先からよく見えることが分かりました。　

ということは、誰かが盗んだのか？軒下の干し柿の高さは、身長160cmの私でも届かない高さで、しかも下には焚き火用の適度な長さの木々が置いてあります。直接真下からは木々が邪魔で取れないけど、その木を使ったら引っ掛けて取れるのでは？
誰かが盗んだ？

家人に「盗難届でも出す？」と聞かれましたが、「被害、干し柿29個」では警察も取り合ってはくれないでしょう。
世の中には、人様の庭に勝手に入って干し柿を盗んでいく人物がいるんですね。田舎暮らしはいいところもありますが、少し怖いと思いました。