auガラホでドコモ系SIMを使って検証　→なかなか残念な結果に

auガラホにドコモ系のSIMを入れて調べて見ました。
【条件】
端末：au KYF37
SIM：iijmio ギガプラン音声SIM

①まず、ドコモの「LTEエリア(800MHz)」（ドコモエリアマップの薄紫）に行って試してみました。
※このエリアはBAND19(800MHz)のエリアですが、BAND26に対応している端末も電波を拾います。

今までKYF37がBAND26に対応していることを知らなかったもので、恐る恐る確認したところ・・
「アンテナピクトたってる！」と喜んだのもつかの間、早速電話をしてみると・・
あれ？いっこうに繋がらない（汗
KYF37君は頑張ってつなげようとしているようですが、いっこうに繋がりません。
で、逆に他の電話からKYF37にかけてみると・・
よく聞く、電波の届かない場所にいるか電源が切られているかのアナウンス。
でも、データ通信はできるんですよね・・

考えた結果、KYF37はSIMの影響か、端末の影響かわかりませんが、iijのSIMだとVOLTEでの通話を行わないようです。
BAND1（2GHz）のエリアの場合もなぜか、通話をする際に4Gから3Gに切り替えて通話を始めるので、不思議に思っていました。
KYF37はLTEの800MHzには対応していますが、3Gの800MHzには対応していないため、3Gの800MHz（もしくは2GHz？）に切り替えようにも使えない状態のため、このように動作するのではないかと思います。

②次に、ドコモの「FOMA（ドコモ3G）のFOMAプラスエリア(800MHz)」（ドコモエリアマップの黄色　3Gの2GHzが使えない場所）に行って試してみました。
※この場所はLTEはBAND1（2GHz）が問題なく使える場所です。

アンテナピクトは4本で「4G」表示をされていましたが、通話をしてみるとなかなか繋がりません・・
で、10秒ほどでやっとつながりましたが、アンテナピクトを見てみると3G表示で1本のかなり弱い状態。
どうもどこかの3Gの2GHzを拾って通話を行っているようでした。

結論ですが、何も行っていないときは見た目上はしっかり「4G」表示をしているので、使えるように見えます。
ただ、通話をするときには3Gに切り替えますが、その3Gの状態を通常は確認ができないため、最悪はちゃんとアンテナピクト（4G）が表示されているから大丈夫だろうと思っていたら3Gの電波が無く、繋がらない状態に陥っている可能性があります。

KYF37が通話で使用できる期待のドコモ3Gの2GHzも、機器が古くなった影響から徐々に停波をはじめています。
https://www.docomo.ne.jp/info/notice/pages/210628_00.html
そう考えると、わかっていて使うのは良いとして、ガチで使う場合にはちょと向かない気がしますね。
まあ、ガラホの場合は端末とSIMは同じキャリアにしておいた方が無難かもしれません。
※この結果ですが、auガラホのすべてが同じ動作をするかはわかりませんし、エリアの影響や、SIMの影響もあるかと思いますので、あくまでご参考まで。

※ちなみにAQUOS K SHF32も持っているので上記①のエリアで試してみましたが、LTE BAND26に対応しているとなっていましたが、圏外でした。
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/compatible_network/