【映画】何か燃えないのはなぜ？【ロッキーvsドラゴ】

この頃ちょっと気落ちしているので闘志を注入しようとロッキーvsドラゴを観てきました。
昔公開されたロッキー4の再編集版です。
スタローン曰く「気に入らないから作り直した。本当のロッキー4はコレだ」

やっぱり元がダメだと手を加えてもダメなんだなと。

そもそもロッキーの宿敵であり唯一無二の友人のアポロをあんな使い方するのが間違い。
何かアポロの行動が滑稽に見えるし本来なら「マジかよ！？そんな…」となるところなのですが「ですよねー」となってしまう。

そして当時の世相（米ソ対立）を反映したのがまずかったと思います。
ちょっと世情を強く出し過ぎたのかな？
ロッキーでは必要な要素ですがあくまで背景（バックボーン）としてでその中で「難しいことはわからねえ、叩きのめされても立ち上がり信念を貫き通す」ってのが醍醐味なのですがこの作品は「アメリカマンセー」が強すぎてキツい。
しかも相手ディスり系。

あと劇中の曲が出しゃばり過ぎかなと。
当時映画ではなくMVと揶揄されたのもわかります。

それら『雑音』が大きくてストーリー展開はシリーズ同じテンプレなんですが爽快感が感じられなかったです。
鑑賞後おもむろにランニングも筋トレもやりたくなる衝動も湧かなかった。

ロッキーは強敵とわたしは眠気と闘っていた。