ITmedia Mobileスピテス記事でau系回線上り速度結果が理論値以上に
毎月恒例のITmediaモバイルのスピテス記事ですが、au系回線の上りが
理論値(25Mbps)以上に速いケースが多発して謎な状況になっています。
・UQ mobileがau本家級の速度、mineoとIIJmioは昼時が鬼門――「格安SIM」
の実効速度を比較(au&Y!mobile回線4月編)
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1705/22/news046.html
う~ん、これは原因はなんなのだろうかと気になりますね。(^^ゞ
19 件のコメント
コメントするには、ログインまたはメンバー登録(無料)が必要です。

この現象、自分も確認しました。>マイネ王B さん
別スレですが、あの時の私の書き込みはいったん取り消させて下さい。すいません。
ちょうどこのことをあっちに書こうとしていましたが、単独でスレができたのでこちらで。
今のところUDC説が濃厚ですが、何も確証は無い状態です。
そもそもUDCの発表自体が5月16日のW04のアップデート内容に書いてあったのが公式では最初で、その他の機種では公式に何も書かれていません。
チップの対応としては、QualcommのX12モデムチップから対応しているはずですが、日本のキャリアではUDCの対応は特に言及されていなかった・・(言い訳)
上りが高速になるのはauのBand41とSoftBankのBand41で通信した時だけ確認。
auのFDD-LTEではどのアプリを使っても異常な速度表示にはなりません。
UDCであれば基地局側の対応も必要なので、全てのBand41で高速になるわけではないようです。
端末の対応も必要なので、例えばiPhoneSEやiPhone6s等のBand41対応端末でも上りは高速になりません。
測定するアプリでも通信内容が圧縮しにくいデータであれば異常な数値にはならないようです。圧縮しやすいデータを送信しているアプリだと数値が跳ね上がります。
https://fan.uqwimax.jp/topics/detail/127
圧縮とかの想定を除くauの上り速度の理論値を一覧に書くとこんな感じです。
Band1 2.1GHz 10MHz幅 上り25Mbps
Band1 2.1GHz 20MHz幅 上り12Mbps
Band11 1.5GHz 上り25Mbps
Band18 800MHz 上り25Mbps
Band28 700MHz 上り15Mbps
Band41 2.5GHz 16QAM 10Mbps
Band41 2.5GHz 64QAM 15Mbps
となります。
Band41はさらにULCAがあるので×2となり、20Mbps・30Mbpsになります。
で、ここまで書いてから、聞きたいことはそういう事じゃないのかな…と思いましたw
「100Base-Tは何故100Mbps出るのか?どういう計算?」という意味でしたら、そういう規格だから…ぐらいしか知識が無いので他のどなたかレスを…
>>測定するアプリでも通信内容が圧縮しにくいデータであれば異常な数値にはならないようです。圧縮しやすいデータを送信しているアプリだと数値が跳ね上がります。
について検証された方がツイッターにいらっしゃいました。
https://twitter.com/biz4g/status/866453054043729920
RBBアプリが上り測定用に作り出してるデータが、平均情報量の少ない(圧縮されやすい)データだった様子です。
このデータだと、UDCが動いていた場合はかなり効率的に働いてることでしょうなあ。
>>Band1 2.1GHz 10MHz幅 上り25Mbps
>>Band1 2.1GHz 20MHz幅 上り12Mbps
>どうして幅が倍になると速度が半分になるのか解りかねますが?
FDD-LTEでは5MHz幅ごとに12.5Mbpsなので、何も制限が無ければ10MHz幅で25Mbps、15MHz幅で37.5Mbps、20MHz幅で50Mbpsとなります。
docomoとSoftBankのBand1やdocomoのBand3等を見るとこのようになっています。
ただ、これは「何も制限が無ければ」という条件なので、auのBand1には制限があります。
auの上り周波数には少し下にPHSの周波数があり、Band1の20MHz幅をいっぱいに使ってしまうとPHSに影響が発生します。
通常は後から使う者が先行者に配慮しなければいけないので、PHSに影響を与えないようにauがBand1を使わなければいけません。
具体的に言うと、auのBand1が下り5MHz幅(auは周波数の上からLTEに割り当てている)の場合はそのまま5MHz幅使えるので12.5Mbpsに、
10MHz幅の場合もそのまま使えるので25Mbpsに、15MHz幅を使う場合はそのまま15MHzを使ってしまうとPHSに影響するので「連続した5.4MHz幅まで」しか使用できなくなっていて約15Mbpsになります。
下り20MHz幅を使う場合はもっと制限がキツく、「連続した4.23MHz幅まで」しか使えないように制限されているので上り約12Mbpsとなります。
上り最大値はauとしては30Mbpsになりますが、たしか対応機種は2機種だけなのでそれ以外は最大25Mbpsになります。
一般的にはスマホが通信しているBandは見ることができないので、下り・上りそれぞれ最大値を記載しているだけです。
例えば、auが販売しているXperia XZ(SOV34)のスペックには受信最大370Mbps/送信最大30Mbpsと書いてありますが、この送受信を両立することはありません。
受信370Mbps時は送信が12Mbpsになり、送信30Mbps時は受信は220Mbpsになります。
なので、最大25Mbpsという数字はBand41では存在しないですが、端末が掴んでいるBandがわからないので端末が対応している最大値のことを言ってるんだと思います。
例えばauがやってるBand1(20MHz幅)とBand18のキャリアアグリゲーションでは下り最大225Mbpsになりますが、上りはBand1がプライマリだと12Mbps、Band18がプライマリだと25Mbpsと、いろいろやっかいです。
おぉ、これも上りの数値がかなり高速ですね(^^ゞ
アプリによって大きく違うというのも興味深いです。
>ひみつ77さん
ほぉ~、LTEにも通信圧縮機能があるんだと初めて知りました。
アナログモデムには通信規格そのものに圧縮するものがありましたがそれに
近いのかなと思いました。(^^
>Phantomさん
なるほど、auとSoftBankのBand41でのみ確認されておられるのですね。
状況からして、UDCでないと起こり得ないように感じました。
mineoの結果に関してはITmediaさんの朝の結果を見ればかなり速い数値が
出ているのでau本家やUQmobileのと同じなのかなぁと私は思います。(^^
圧縮の程度によって速度が変わる状況を調べるにはPC用にはなりますが
Wi-Fiルータ経由で、Radishのスピードテスト使えば、設定で圧縮されにくい
データと圧縮されやすいデータと選ぶ選択肢があるので変化を確認出来る
かもしれません。
http://netspeed.studio-radish.com/
>amiyyさん
おぉ~これは凄い。
RBBは物凄く圧縮の効くデータを利用している事が良く分かりました。(^^
>DJ_SAMさん
あら、ヒィロさんが同じ記事で別の掲示板に投稿されているんですね。(^^ゞ
>Rudyさん
Phantomさんが説明されている通りなのですが、IIJmio meeting 14で
その話題が出ていたのでこちらの資料が分かりやすいです。
・データ通信やテザリングができない――au回線のMVNOサービスで
起きている問題 (2/3)
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1702/06/news130_2.html
差し支えなければ、上りが速かった機種を教えてもらってもいいでしょうか?
今の所S7edgeでしか再現できてなく、他の機種の情報を集めてるところです。
iPhoneSEでは上りは理論値以外なのでUDC非対応ぽいんですが、iPhone7と他のAndroidの情報があまりなくて。

色を変え忘れていて見にくいですが、RBB TODAYアプリで測定中に別アプリでのスループットを確認してみました。(右が拡大)上り156.6Mbps出ているので、おそらくOSレベルでは実際にこの速度でデータを送信できていると思います。
なので、アプリでの表示も誤表示ということではなく実際に送信できている数字かと。
となると、やはりUDC説が有力です。
いまのところSamsungの基地局装置のみで、EricssonではUDCは無い様子。
UDCかー
ゲーム・VoIPユーザーの中には「圧縮してくれるな!」という人もいそうです。
こうなると測定ソフトの良し悪しを吟味しないと、現実と乖離してきそうですねー。
最近の通信はSSLで暗号化されてることが多いのでほぼ圧縮不可だし、実際の利用でどこまで速くなるのも未知数ですね。
スピードテストもSSLで測定してるものは送信も許容値内な感じですが、RBBみたいにSSL通さずにベタなデータを送ってしまうと圧縮率がすさまじくなって結果がご覧の通りになってしまう。
モバイルで上り169Mbpsって!みたいな感じですが、実際にTwitterで写真投稿したりマイネ王で写真をアップロードしてみるといつものauなりの遅さを感じてしまうのが実情。
検証お疲れ様です。
今のところ、Samsungの基地局装置のみでUDCが使える状態というのが分かる
というのも凄いなと思いました。(^^
>amiyyさん
確かに遅延が気になる方は余計なことをしてくれなくて良いと思われる
方も居そうですね。
>マイネ王Bさん
上りが高速になる端末の情報ありがとうございます。

>マイネ王B さんありがとうございます。
>Kanon好き さん
>今のところ、Samsungの基地局装置のみでUDCが使える状態というのが分かる
>というのも凄いなと思いました。(^^
装置は地域に偏っているので、案外調べやすかったりします。
ですが、その後Ericssonの装置でもUDCっぽい動きが確認できたのでベンダーは関係無い感じになりました。
装置の設定次第という感じかな・・・・と。
しかーし、昨日(5月25日)の14時過ぎあたりからUDCっぽい動きはぱったり無くなりました。
今まで送信が速くなってた基地局でも全て理論値付近の数字になってしまい、もしかしたらUDCを切られたのかもしれません。
動作を確認していた他の人たちも、みんな送信速度が通常に戻っているとのことでした。
うーん、何か実験していただけなのかもしれません。
スクショは昨日の夕方ですが、この基地局は最初の投稿(5月23日)と同じ基地局です。
その時は上り164Mbpsという数字でしたが、昨日は9.18Mbpsという現実的な(?)数字に戻ってしまいました。
他のアプリ(数字が速くでるやつ)でも確認しましたが10Mbps付近なので、UDCがオフにされたと判断するのが妥当だと思っています。
今のところ今日もUDCらしき動きは無いのですが、またいつONになるかわからないのでRBB TODAY等の圧縮可能なデータで測定しているアプリは注意が必要かもしれません。

ちなみに・・・Accuver社のXCAL Speedtestでも同様の現象は確認済みです。WiMAX2+だけではなくAXGPでも同様の現象は確認できているので、総務省実効速度調査でSoftBankの上り速度が理論値(最大37.5Mbps)を超えていたのはAXGPでUDCが有効だった為だと思われます。
SoftBank 「総務省実効速度調査」測定方法/測定結果
https://www.softbank.jp/mobile/network/explanation/speed-survey/