『トップガン　マーヴェリック』最高の娯楽作品、古き良きハリウッドが帰って来た。

先週の金曜日についに2年の延期期間を経て公開された『トップガンマーヴェリック』を観てきました。

待ってたぜぇ！？この瞬間をよぉ！

感想としてはシンプルに「最高！」
近年ゴッチャゴチャうるさいめんどくさい設定追加や新解釈を付けてつまんなくなる続編やスピンオフが多いハリウッド作品の中において『映画は娯楽という原点回帰』しファンが望む王道展開をフルスロットルで駆け抜けた超娯楽（ポップコーン）作品となっております。

人間模様などもちろん深い物語性（テーマ）もありますがたぶん「なあ？戦闘機ってカッコイイよな！」ってのが言いたいだけの作品だとわたしは思うのです。
だが、それがいい。
それでいいんですよトップガンは！

正直クライマックスは現実には不可能な展開（絶対にあり得ない）でもはやファンタジーなのですが。
いいんです！トップガンだから！

前作を観てなくても楽しめますが観ているとシビれます。
ニヤリとします。
もう映画の冒頭から「おおおお…」とノスタルジックに浸れて物語中の葛藤や確執もより深く味わえます。
何かわたしずっと泣いてた笑

「つってもよぅ？わざわざ古臭い前作観るのかったるいべ？」という面倒くさがりなあなたにココは押さえておきたいポイントを記しておきます。

○マーヴェリックには全幅の信頼を寄せる相棒がいたが訓練中のアクシデントにより死亡した。
○その相棒グースには家族があり幼い息子がいた。
○グースの妻はその事故を受け息子が将来パイロットにならないことを願っていた。
○かつて腕を競い合った仲間たちは順調に昇進しすでに戦闘機を降りている（むしろ昇進を拒んでパイロットにこだわるマーヴェリックが異端）
○その中でも激しく衝突し鎬を削りあったライバルであるアイスマンとはお互いに尊敬と友情の念を現在でも変わらず持っている。

あと一応これは前作を観た人への補足になりますが戦闘機の操縦も無鉄砲だが私生活でも司令官の娘に手を出す無鉄砲なところがあるマーヴェリック。
司令官の娘はペニーという。
「ペニー？…誰？チャーリー（前作のヒロイン）じゃないの？」ってマジでなりました笑
それもそのはず前作のセリフ（しかもそれほど重要でもない）の中にしか出ていない人物ですので。

トップガンは愛の物語でもあるのでロマンスシーンも外せないのですが前作のヒロイン役の女優さんがずいぶんお姿がお変わりになられているのでヒロイン変更は苦肉の策だったのでしょう。
「女優だけ変えればいいじゃん」と思いましたがそこはリスペクト（『大人の事情』『忖度』）したのだと思います。
察してあげましょう。

今回わたしはIMAXという放映方式（追加料金）のスクリーンで観たのですができれば普通のスクリーンではなくこちらがオススメです。
もう迫力がダンチなのですよ。
臨場感ハンパねえ！
劇場内を戦闘機が飛び交っている感覚でした。
上に貼っている予告編の冒頭にあったシーンなんて本当に飛行機が真上を通り過ぎた感じがしましたもの。
もしコーヒー持ってたらこぼしていたことでしょうね笑
しかも音も画もクリアで綺麗！

わたしはあとSCREEN Xと爆音シアターと4DXという特殊なスクリーンで3回観に行く計画です。
今回は金に糸目はつけねえ！
各スクリーンの感想はこっそり追記しようかと思っています。

もし興味が出た方はぜひに観ていただきたい作品。
頭空っぽで気軽に観ることができます。
ただ、できれば前作を観てノリが合うかどうかは確かめておいたほうがいいかもしれません。
この前作のオープニングシーンを観てカッケェ！思ったら適性バッチリ！あなたにとって『トップガンマーヴェリック』は極上なものとなることでしょう。

【追記】スクリーン4DX体験
1日はファーストデーだったので2度目のアタックを敢行しました（鑑賞のち感傷に浸る間も無なく15分仮眠で出勤）

4DXとは映画の場面に合わせて座席が揺れたり風や水が吹き出してきたり香りが漂ったりしてくるアトラクション的な楽しみ方ができるスクリーンです。
追加料金1,000円。

すごい没入感がありますが同時に忙しなく動くので映画に集中できなかったりするデメリットがあります。
バーナー点火の場面で首筋に熱い風送られてきた時は変な声出そうになりました笑
ちなみにけっこう水（ミスト）吹きかけられるため寒かったりするのでその時は座席のアームレストにあるスイッチを押せば水効果を止めることができます。
今回字幕ではなく吹き替え版を選んだのは正解でした。
たぶん字幕だと酔う。

【追記】
4日はSCREEN Xで鑑賞しました。
追加料金700円。
横の壁にも投写される3画面構成です。
ただし3画面は30分のみ。
広くなるだけではなくワイドになります。
通常スクリーンではない横を見ると翼の先があるし敵機が横をすり抜けて行く。

ただ、座席の選択を間違えると『最前席で観ている』感じになってしまいます。
メインスクリーンも大きいですし。
通常ベストポジションとされる真ん中席でもツライ。
わかっている人は視線を動かさない最後席を選ぶそうです。
今回あっという間に最後席から予約が埋まっていきました。
出遅れたわたしはなんとか真ん中少し後ろ席を確保、でも3画面表示中はまるで劇中のパイロットたちのように首グルングルン笑
疲れて少し鑑賞中ウトウトしちゃった(￣▽￣;)
劇中のパイロットたちのようにブラックアウトしないよう必死で耐えた笑
ある意味4DXより没入感あったかも？

あとスクリーンではなく壁に投写するので仕方ないことですが『非常口』が気になってしまいました。

『後ろの座席を確保できること』という条件付きのスクリーンでした。

今回いろいろな特殊スクリーン（追加料金が発生する）を初体験しましたがわたしはIMAXが一番楽しめました。

【追記】
ついに4回目の鑑賞。
本日はTジョイ博多にあるドルビーシネマというスクリーン。
追加料金500円。

かなり驚きました！
まず音が立体的に聴こえてきます。
音楽、効果音、セリフがそれぞれハッキリわかる。
ため息や囁き声や些細な音（雨が窓に当たるパツパツパツみたいなものも！しかもセリフや音楽が流れている中で）も。

画像がめちゃくちゃキレイ！
黒が黒！
言ってる意味はわからないと思いますが言葉の通りです。
夜のシーンが本当の夜みたい！
言ってる（以下同）
太陽と照明の明るさや色が違う！
言ってる（以下同）
つまり明るさの表示の幅が広いのでよりクリアに立体的に美しく（明らかに他のスクリーンと違うというのが実感できるレベルです）普通の場面が名場面、名場面が超名場面に感じます。

あと字幕がめちゃくちゃクッキリ笑
わたしは目が悪く字がボヤけて見えるのですがそのわたしの目ですらクッキリわかるレベルです。

注意点としてはこのスクリーンは遅刻厳禁です。
なぜならより画面効果や没入感を増すため座席は黒にしたりと上映中の劇場内は他のところと比べて暗いのです。
暗転になるとバツンと視覚が遮断されるほどです（急な停電か失明したか気絶したかと錯覚するくらいのこの暗さの暗転は経験したことがない）
ゆえに自分の座席がわからないので着席はお早めに！
オススメの座席は断然真ん中なのですがもしトイレが近いなら通路横にしたほうがいいと思います。

IMAXも驚きましたが同等かそれ以上のアメージング！
わたしはあまり映画館に行かないタイプですがもし今後その少ない頻度で映画を観に行く機会があるとしたらIMAXかこのドルビーシネマを選択することでしょう。
ちょっともう普通のスクリーンじゃ満足できない体になってしまいました笑