DIYでカメラ遊び🔧🎨(旧「100均の自撮りレンズでチープに宙玉を楽しむ」)
宙玉(そらたま)ってご存知ですか?実験写真家の上原ゼンジ氏が考案された、透明球を接写撮影してボケた背景と宙に浮いた水晶玉のようなもののコントラストを楽しむ写真の技法です。
http://soratama.org
私は偶然TVの番組(タモリ倶楽部)で知り、知ってから半年くらい経って、100円ショップ(ダイソー)で自撮り用にスマホにクリップする魚眼レンズを売っているのを見つけ、それを使ってスマホ用の宙玉レンズを自作することを思いつきました。
ダイソーの自撮りレンズでチープに宙玉を楽しむ
https://king.mineo.jp/my/65b720658199a3dc/reports/17535
(↑これはコメント受付終了しています)
その後継スレッドが本スレッドです。
スマホカメラの宙玉工作で始めた本スレッドですが、現在では宙玉に関しては下記のサイトマップのように役割分担して、ここでは宙玉作品に至る前の工作やテクニックに関することで、「資料室」に追記するほどまとまってもいないようなことをメモとして残したりやりとりする場にしています。
🐾【サイトマップ的なもの】
🔧🎨「DIYでカメラ遊び」(このスレ)
a)テンプレ:宙玉を含むカメラ周りの工作のご紹介
b)コメント欄:宙玉を含むカメラ周りの工作にまつわるお喋り
🖼「宙玉ギャラリー(旧「スマホで宙玉を撮ってみよう」)」
>https://king.mineo.jp/my/65b720658199a3dc/reports/28448
c)テンプレ:作品サムネイルのパッチワーク
d)コメント欄:宙玉写真作品のアップと鑑賞の場
🗂「宙玉写真のためのDIY資料室」
>https://king.mineo.jp/my/65b720658199a3dc/reports/36200
e)テンプレ:スマホ宙玉の作り方のまとめ
f)コメント欄:デジカメ(スマホ以外)やアプリを使った宙玉についての情報
カメラも写真もとくに趣味でなく、フルオートモードでしか使えなかった私ですが、このスレをきっかけにミラーレスカメラを中古で買い(笑)、カメラ周りの工作をして遊ぶようになりました。
既製品を買ってメーカーの想定範囲内で使ってみるだけでは芸がなさすぎてつまらないです。かといって誰も真似できないような凝った工作ができる腕もなく、その両極の間をお気楽にブラついています。
宙玉レンズと使う材料が被っている、月も宙に浮いた球だし、という理由で自作屈折望遠鏡でスマホをコリメートさせて月を撮るということに手を出しました。
はじめは鏡筒を宙玉と同じポテチの紙筒で作っていましたが、今はプラスチック製に変えています。
反射望遠鏡に憧れがあったので、「大人の科学マガジン」の付録の反射望遠鏡にスマホがつくようにしたものもありますが、鏡筒がヤワすぎて使い勝手がよくないです。眼視で気軽に月を観るにはいいおもちゃなんですが。
月のように観察しやすいものでも、写真撮影に手を染めるとしっかりした望遠鏡とデジカメでやってみたくなるものです。近頃おもちゃのレベルではありますが私には分相応だと思われるレイメイ藤井のRXA124という反射望遠鏡を買い、拡大撮影にチャレンジしています。
今の所この望遠鏡自体にはDIY要素はあまりない(光軸調整できるように改造できるかもしれませんけど(^^))ので、自作赤道儀との絡みでコメントしてゆくつもりです。
左上:【格安魚眼】
レンズ 交換式カメラのレンズフィルタとしてつけられる宙玉を作ったあと、同じ手でスマホ用のアダプタレンズをフィルター化して遊べることに気づきました。
そして300円くらいで、235°魚眼のスマホ用レンズを入手して魚眼フィルター化。
本物の魚眼レンズには遠く及びませんが、値段は1/100で雰囲気を体験できます。
のちに、魚眼レンズとしては破格の安さの"Meike 6.5mm F/2.0 アニュラス 魚眼(MF)レンズfor Sony Emountカメラ【中国製】 (Sony)"をAmazonで買いました。Huginというフリーのスティッチソフトと組み合わせて360°パノラマ写真などを楽しんでいます。
左中:【立体視】
魚眼と同じ発想で、スマホ用の3D画像撮影レンズを、レンズフィルタ仕様にしてみました。画像はケラレるのでトリミングしなければなりませんが、それでもスマホで使うよりはるかに画素数の多い画像を得られます。
裸眼立体視も可能ですし、近頃は100均にも売っているスマホ用3Dグラスを使えばもっと簡単に立体風景を見ることができます。
左下:【スマホでチルト】
一眼カメラでは、全体にピントが合った商品写真を撮るために、また現実の風景をわざとピントを外してジオラマ風に写したりするために、カメラのイメージセンサに対してレンズを傾けるティルトアダプタというものがあります。
クリップレンズを首振りにして、スマホでそれに近いことができないかと考えて、スマホ用ティルトレンズを作ってみました。
ティルトさせた状態でタッチフォーカスの場所をうまく選んでやると、パンフォーカスか全ボケかしかできない私のスマホカメラでも前ボケや後ボケの写真を撮ることができます。
中:【安レンズ でボケフォト】
スチルカメラ用ではなく、監視カメラやTV用のCマウントレンズ は趣味のボケフォトには持ってこいです。一眼レフとオールドレンズ を使った本物のボケフォトはプロに、隅々までピントと露出が合った優等生写真は最新スマホに任せて、ときどきこういう写真を撮ってマッタリするのは気分が良いです(^^)
右:【万華鏡】
透明球に変えて万華鏡をカメラレンズ でのぞいてみるのも面白いです。
ボケを生かすと何が写っているのかわからなくなって、自然の景色をオブジェクトにして楽しむことができます。
星空を宙玉に閉じ込めた写真を撮ってみたいと思い、しかしカメラの露光時間を延ばすだけでは星が日周運動してしまう(それはそれで、面白くはありますが)ので、運動をキャンセルするためには赤道儀というものが必要になると知りました。
宙玉をきっかけとしてカメラを触りだした素人ですから、そんなことも知らなかったのですね(^^;
調べ始めるとこれも奥が深い世界で、カメラ周りのDIYとして格好の素材です。
左上:1号機:24時間タイマーを利用したAC100V電動式
左下:2号機:板2枚と蝶番、M6ねじを利用した手動式
右:3号機:重量物を載せられるようにした2号機の発展型(ヘリクロス式(http://kikuta.o.oo7.jp/02-dobdai.html))
→手動でも使えますが、電動で台天板の回転速度を地球の自転速度と一致させるために、ステッピングモーターと制御用マイコン(Arduinoを利用)を接続します。
基本的なプログラムはもうできていますが、RXA124(卓上反射望遠鏡)を使って楽しく勉強しつつブラッシュアップしてゆきたいと思っています。
ヘリクロス式赤道儀はさほど工作精度が求められない(したがって材料・部品がホームセンターで手にはいるような汎用品で良いので安く済む(^^))代わりに、望遠鏡を載せるテーブルを一定速度で傾けてゆくためにはジャッキのネジ送りスピードを刻々変えてやらねばならならず、さらに上の2号機のようにタンジェント関数1個だけの単純な関係式ではないため、自動化にはマイコンの力を借ります。
私はマイコンのプログラミングも電子工作も全く素人ですが、Arduinoはこの手の製品では圧倒的な人気があり、先人の資産がたくさんあるためにwebを徘徊して見よう見まねでもどうにかなります。
オープンプラットホームのおかげでハードウエアは安く、プログラム開発環境も無料です(PCは必要です)。
はるか昔に勉強した関数の微分が今になって役立ちました。
目的が違うとはいえ、天文学者でもあったニュートンが発明した微分積分という数学を使わせてもらって、これまたニュートンが発明した反射式望遠鏡を使って月を観るんだと思うと感慨深いです。
宙玉専用のスレッドを別に立てた今では、このスレは閑古鳥が鳴いて私の独り言になっている感がありますがw、「ギャラリー」「資料室」と違って雑談歓迎です。
よろしければコメントをお待ちしています。
♻️本スレッドは 12/1 にタイトルを変更しました。
(旧)100均の自撮りレンズでチープに宙玉を楽しむ
↓
(新)DIYでカメラ遊び
ここを覗く人をもやる気にさせるようなやつを、一つよろしくお願いします!
最近セリアで魚眼レンズが販売されていました。
セリア、魚眼、広角、マクロ
CanDo、広角+マクロセット
ダイソー、魚眼
300均、広角+マクロ+魚眼(500円商品)(未購入)
こんな感じで手に入るっぽい(というか買ったw)
追記、ダイソーの魚眼が地元でも販売されました、セリアの魚眼と合わせ両方買いましたw。良い球が手に入るまで各レンズをそれぞれを楽しみたいと思います。
追記の追記
マクロ+広角はCanDoと300均は同じではないかと思ってます。しかし魚眼3製品は写真の黒枠のサイズやガワの素材等がちがうようで、同じとは言い切れない雰囲気です。固体差もありそうなので断定は困難ですが・・・
運営さんのメッセージは工作の過程とか、撮った写真をアップし合っているところがマイネ王らしいということでしたので、私が一方的に工作を披露するだけでは面白がられなかったと思いますよ。
ノってくださってるみなさんのおかげで注目されたのでしょう(^^)
最近魚眼レンズで撮った画像の歪みを補正(してパノラマ写真みたいに)するアプリに興味をもち、App Storeで一番安そうなやつを一つ買って、宙玉写真の玉の中の部分がどれくらい普通の広角程度にまで補正できるか試してみました。
残念ながらここにアップするほど劇的な補正はできないようでした。
やはり、リコーのシータとか車のバックモニターみたいな補正はできあいのソフトをチョコっと使って…というわけにはいかないようです
望遠鏡、難航しております(笑)
ちょっと時間ができたので前回よりは少しは改善できているはずの未完成品で撮ってみたところ、どうしても露出オーバーになってしまいます💧
困った。
望遠鏡が難航していてストレスが溜まったので(笑)、また別方向へ脱線してみました。
手作り天体望遠鏡のことを調べている時に、今作ろうとしているケプラー式またはガリレオ式ではなくで、凹面鏡で集光するニュートン式も面白いなと思っていました。光の通りみちのど真ん中に鏡を置いて、直角方向に光を拾うという発想がいいですね。
で、光を直角に曲げるというので連想したのが、
↑これ、怠惰グラスです。写真を見れば一目瞭然のものです。光の向きを直角に曲げています。
Amazonで400円なにがしでした。
実は、はっきりこう使おうという目的もなく、もちろん本来の使い方をするつもりもなく、買ってありました。
分解しました(笑)。作りはしっかりしていましたが、熱湯ドボンで簡単にプラスチックのメガネフレームとガラスのプリズムが剥がれました。
写真の通り直角3角柱のプリズムで、長辺の一面だけシルバーに塗装されていて鏡になっています。
このプリズムをどう使うかの前に、説明しておかないといけないことがありました。
私の自作宙玉弐号機ですが、3つ玉にしたときから対物レンズ(宙玉)・エクステンションチューブ・クリップ接眼レンズの3パーツに分かれるようにしていました。プリングルズのフタの脱着を利用しただけですが(^^)。一眼レフみたいでカッコイイと悦に入っています。
今回は、この弐号機のクリップ接眼レンズを流用します。
怠惰グラスから取り出したプリズムミラーを背中合わせに貼り合わせて、位置決めのためにプリングルズのフタに四角く孔を開けて接着固定します。
接着剤が固まったらクリップ接眼レンズに装着。
プリズムはガラスなので、かなり重いです。気をつけていないと、プリングルズのフタが外れるか、クリップがスマホから外れるかしてプリズムを落としてしまうことは間違いないでしょう(^^;
上の構成でテストショットを撮ってみました。
プリズムの片方は上向き、もう片方は下向きで、大木の下に立っています。
それぞれ樹の梢と地面が写っていますが、フォーカスを合わせることができません。接眼レンズを外すか、マニュアルフォーカスできるスマホ(私のLuceはAndroid4.4.4なので無理ですが、多分5.0以降で適当なカメラアプリを使えば可能なはず)フォーカスできると思います。
ところでこれ↑は、リコーのサイトにあったシータの光学部分の模式図ですが、背中あわせの2枚の対物レンズで拾った光をそれぞれ直角プリズムで2枚のイメージセンサに当てているんですね。
今回の工作で私が目指したのは、これを一枚のイメージセンサ(要するに1台のスマホ)でやってみようということです。
フォーカスを改善するためと、もう少し広い画角を得たいので、ダイソーのスマホレンズで使わずに取っておいた魚眼レンズ(対物レンズ)をプリズムに貼り付けてみました。
書き忘れていましたが、これまでに使った接着剤は全て、仮止め用のセメダインBBXです。
左の写真のものをスマホのINカメラの側に装着し、車の中からスマホをフロントに向けて撮った写真(無加工)が右のものです。
車の正面視野は全く写らず左右の窓が写りました。
同じ構成でもう1枚撮ってみました。ウチの玄関です。古い農家なので、玄関扉を向くと広めのひさしが左右に長く続いています。
上の小さな写真が原画で、対物レンズの内側の画を丸く切り取って向きを自然になるように変えたのが下の画像です。
静止画ではワンショットのメリットがない(右向いて撮り、左向いて撮ったのと変わらない)ので、動画にして初めて面白みが出るのでしょう(^^;
この方向で続けるなら、プリズムミラーの軽量化とカメラフォーカスの改善、できればもっと広い画角を目指すといいかもしれません。
望遠鏡、とりあえず以前のレベルにまでは戻りました(^^;
測光センサ用に開けた孔などから鏡筒内に逆に光を入れてしまっていたのを黒テープなどで塞ぎ、室内の蛍光灯でAEロックをかけておいた状態で月を撮ることで露出オーバーを回避しています。
HOOKUPさんのStrawberryMoonスレのおかげで、ネタができました(^^)
肉眼ではこんな色には見えませんが、スマホカメラのホワイトバランスを"曇天"にすると赤っぽくなってストロベリームーンのイメージに。
遊びついでに、ホワイトバランスを逆の"白熱球"に設定してみると、ブルームーンになってしまいました(^^)
日が過ぎてゆくのが早い。歳とったなー。
宙玉写真としてはkomkom2さんのひまわりから半月も経っちゃいました(^^;
ぶどうがそれらしい姿になってきたので、初号機にて。
大きくなってきていますね♪(ᵔᴥᵔ)
私もあれからなかなか向日葵を見に行けず。半月も経ってしまったんですね。早いなぁ、、、(^.^;
初号機にて近所の方の紫陽花を撮らせていただきました(^^)
調子に乗って以下十数枚。
これはその脇の竹林です
まずオーソドックスにひと房に寄りで
三々五々に咲くので広角向きかも
三々五々その2
下からアオリで
クリーム色のもあります
紫3連
花びらの雫をねらってみましたが、ボケボケです(笑)
赤い花も。寄りすぎであまり紫陽花に見えませんね。
外輪が先に咲いたのを斜めから寄って撮ってみました
モンシロチョウみたいですね
これも外周が先に咲いた房。結婚披露宴てとこですかね
惑星と衛星
望遠鏡ネタです。
今までに時々「未完成品で」と言って月の写真をあげていましたが、それのどこが未完成だったか明かしますと、
望遠鏡の心臓部である対物レンズに、数千円の天体観測用レンズを使っていた
のです。
10年以上前に買った、天体望遠鏡自作キット(ボール紙の筒を使うもので、数千円したと思いますが、ほとんど対物レンズの値段と思っていいでしょう)が埃をかぶっていたので、それを引っ張り出してきました。
ボール紙の筒をバラしてレンズを取り出し、埃を綺麗に掃除しました。
口径50mm、月観測に手頃な倍率のガラスのアクロマートレンズです。
まずこのレンズで月の写真が撮れるように望遠鏡の他の部分を作り、しかるのち対物レンズを100均の老眼鏡に取りかえようという腹積りで始めたのですが、思いのほか難航しています。
実は今現在も老眼鏡で月の写真を撮れたという確認はできていないのですが、おそらく空に月が見えれば撮れるだろうというところまでは来たので、製作記事だけ出しておくことにしました。
望遠鏡は対物レンズ側の筒と接眼(スマホ)レンズ側の筒の2ピースに大きく分けられます。前者は西友のポテチ筒で、後者はプリングルズの筒で作ります。
プリングルズ筒の周りに余分の筒紙を巻けば、手動ズーム機構の出来上がりです。
100均の老眼鏡から、レンズを取ります。
参考にしたサイト:http://ameblo.jp/st-xy/entry-11950709118.html
では、度数 +2.0 のものを使っているので、私もはじめそれに倣ったのですが、いろいろ試して今は +2.0 と +3.5 を重ねて使っています。
度数の逆数が焦点距離なんだそうで、+2.0 だと1/2=0.5m(50cm)程度の長さの筒が必要です。私は +2.0 と +3.5 を重ねるので20cm足らずの筒です。
西友ポテチのフタに、メガネレンズがカバーできる大きさの丸孔をくり抜き、つや消し黒で塗装します。私はスプレーを使いました。
塗装が乾いたら老眼鏡を接着します。この写真では一枚しか貼り付けていませんが、後で裏側にもう一枚貼り付けます。レンズどうしが接触しないように固定します。
それと、環境光を遮光するのとレンズ保護のために、これまた内側を黒塗装した短い筒を作って接着し、レンズフードにします。
今回はすでに対物レンズの焦点距離は先に述べたように20cm足らずとわかっているので不必要なのですが、わからないレンズの場合は焦点距離を測定してそれに合わせて筒長さを決めます。
部屋の照明の真下に白紙を敷いて、その上で対物レンズを上下させ、照明の像が白紙にくっきり映ったときの白紙とレンズの間の距離が焦点距離です。
次に接眼レンズ側の筒製作です。
宙玉のスマホ側を作るのと同じ要領ですが、望遠鏡は重いので、もはやクリップで支えることはできません。
なのでスマホを入れるホルダー(100均のメニュー立てを加工)を筒底にネジ止めして、クリップはスマホの位置決め程度の役割を果たします。
筒底にはそれなりに力がかかるので金属製でないと無理です。
プリングルズの筒の外側に、余分のポテチ筒を3重に貼りつけると、西友ポテチの筒にぴったりはまりました。
あとは滑り止めのために、写真のように筒外にフエルト(これも100均にありました)を貼っておきます。
フエルトが余ったので、スマホホルダーの底敷きにしたり、筒の内側に貼ったり(黒塗装よりも光の反射を防ぐ効果があります)しました。
中央の写真では、レンズベゼルのすぐ下に測光センサ用の孔を開けていますが、これは後で光がここから入って害になるとわかったので塞ぎました。
スマホホルダのネジ止め穴からも光が入るので、ネジ止めした後塞いだ方が良いです。
対物レンズの筒(外筒)と接眼レンズの筒(内筒)を組みます。
対物レンズのレンズフードの中に、写真のように絞り板を入れると、少し像がシャープになります。
【ここで超重要ポイントです】
ダイソークリップレンズを、宙玉と同様フロントの魚眼レンズのみ外した組み合わせでずっとテストしてきたのですが、これは望遠鏡用途には向かないようです。真ん中の凹レンズも取り去って、凸レンズだけにした方がいいです。これまでときどきあげていた月の写真は、対物:アクロマートレンズ、接眼:ダイソークリップレンズの凸レンズ1枚の組み合わせで撮ったものです。
しかし対物レンズを老眼鏡にするとどうしてもまともな画像が撮れず、困っていたのですが、ふと接眼レンズを2重凸レンズにしてみたらどうかと思いつき、ダイソークリップレンズをもう1個バラして凸レンズを取り出し、2重凸レンズの配置に固定して組んでみました。
あいにく今は月の撮影をしにくい時期ですので、やむをえず後日にするとして、昼間、地上1kmほど先の小屋をテスト撮影してみました。
老眼鏡とアクロマートレンズの性能差は、100円と数千円の差です(笑)。
それよりも驚きなのは、これまで(接眼凸レンズ1枚)は、アクロマートレンズでも左側のような像しか得られなかったということです。
接眼凸レンズ2枚にしたことで、解像度が一段上がったと思われるので、ようやく老眼鏡でも月の海の形くらいは撮影できるかなと期待しています。
宙玉初号機で寄りの写真を撮ると、素人研磨したアクリル玉のアラが目立ってしまうのが気になっていたので、思い切って新品のアクリル玉を買うことにしました。
東京葛飾の「はざい屋」さんというところです。
https://www.hazaiya.co.jp/gaiyou.html
単価は安いのですが送料が割高なので、アクリル球以外のものとまとめて注文しました(それが次のコメントです)。
左の写真が初号機のアクリル球、右の写真が今回買ったアクリル球です。自分で研磨する必要がないような綺麗なもので、125円でした(^^)。
球径が大きい分、対物レンズとしてみた口径も大きくなるので、カメラの絞りが適切ならクリアな写真が撮れるのではないでしょうか。
また後日、比較写真をあげたいと思います。
「はざい屋」さんで買った別のものは、アクリルキューブです(20mm角で1個200円)。
これを斜めに切って、切った面を研磨してシルバー塗装して、直角プリズムミラーを作りました。(一個目は失敗しました(^^;)
この間怠惰グラスをバラして作った、"水平対向レンズ"の思いつきをもう少し続けてみようと思っています。
南風ふくおか市民さん、チップありがとうございます。
コメントペースが遅いもので、お礼が遅れました。
一つ前のコメントで書いていた、新旧アクリル球の比較写真です。
壱号機の球の中心ちょっと右側のモヤモヤが、研磨不完全の部分でずっと気になっていましたが、弐号機(新アクリル球)の写真ではスッキリしています(^^)
ついでにトマトの花を撮っておきました。
他のスレでコメントしましたが、この前植えたばかりなのでこれが1番花です。
望遠鏡、すごいですね!
はざい屋さん、たしかに品揃え抜群なんですが送料がちょっと高いですね^^;
夏のマイネ王国ファンの集い(東京)に参加なので、今度は宙玉を持って行こうと思っています♪
よく掲示板ではお見かけするので私の方はあまり久しぶり感はないですが(^^)。
弐号機を改良したので、初号機をお役御免にしてクリップレンズを回収し、次のヒミツ💕の工作で使うことにしました。その前に宿題状態になっていた望遠鏡を一区切り付けておきました。とはいえ、接眼レンズについてはもっと勉強したいと思っています。
素材が思いつかなくて、近頃"寄り"の宙玉写真ばかり撮っていますが、本当はダイナミックな風景の方が好きなので、宙玉持って、面白い建物があって身バレする心配もない東京へ行ってみたいです。
主に早朝を狙って、大都会でありながらも人も車も写っていない写真を以前TVで見たことがありますが、あれの宙玉なんか面白そうです。
マイネ王国ファンの集いで、宙玉ファンも作ってきてください(^^)v
今更ですが、上原ゼンジ氏の宙玉に関する古い記事を見つけたので、リンクを貼っておきます。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/omoshiro/389833.html
デジカメが前提でスマホカメラのことは出てきませんが、透明球を撮る工夫について面白く読むことができました。
一つ、これはスマホカメラでも(しっかりした接写モードか接写レンズがあれば)使える手だなと思ったのが、上の写真の工夫で、
>CDケース2つをバラし、透明のビー玉を挟んでテープで留めただけのもの。レンズに装着せずに立てて置いて撮影をしてもいい
これなら工作らしい工作もせずに、利き手にスマホ、空いた手に宙玉を持ってお手軽に撮影できます(^^)
かなり太ってきましたぶどうの粒。宙玉弐号機にて。
小粒品種も。
ふさの大きさは、だいたい上のと同じです。
そういえば、空を撮っていませんでした。
今回のアップはこれにて(^^)/
月齢17ですが、今夜月を撮ることができましたのであげておきます。
この間紹介したダイソークリップレンズの凸レンズ2枚構成で試みましたが、倍率が高すぎるのか月を視野に導入することができませんでした。(三脚は使わず手持ちでやっています。)
そこで、クリップレンズは凸レンズ1枚に戻し、接眼レンズ側の鏡筒に↑写真のミニルーペを入れました。
このミニルーペも100均のもので、凸レンズ2枚でできています。
したがって、改めて望遠鏡の構成を記すと、
対物レンズ:老眼鏡(+3.5 & +2.0)またはアクロマートレンズ
中間レンズ:ミニルーペ(平凸レンズ & 凸平レンズ)
接眼レンズ:ダイソークリップレンズの凸レンズだけのもの
カメラ:スマホカメラ(AEロック)
という感じです。
老眼鏡でもなんとかうさぎの餅つきは撮れています(^^)v。色収差(赤と青の滲み)はアクロマートではかなり抑えられていて、高いレンズだけのことはあります。(本当は、このレンズはちゃんとした接眼レンズを使えばクレーターも写せます。)
ちょうど七夕の日にyoutubeにアップされていたこの自作赤道儀、素晴らしいと思いました。
赤道儀とは、それに望遠鏡やカメラを取り付けて地球の自転による空の見え方の変化をキャンセルしてしまう装置のことです。
(ほとんどの天体は普通に写真を撮るには光が弱すぎるので、カメラのシャッターを数十秒開けっ放しにして写すのですが、その間の地球の自転によって光源が動いてしまうので、肉眼で点に見えるものも写真では線(北極星を中心とする円弧)に写ってしまいます。そこで地球の自転に合わせてカメラを動かして、肉眼のイメージ通りの写真を撮ろうというものです。)
本物の赤道儀は安いものでも数万円はします。
この動画で使っている主な材料は、24時間タイマー、三脚、自由雲台、プラスチックや木材の板、金属アングル、ネジ類…くらいなもので、工作好きの素人がスマホカメラを使ってちょっと遊んでみるには持ってこいです。
(あと、"コンポジット合成"をするためのStarStaxというフリーウエアも使います。なのでPCも必要です。)
そんなわけで、私はこれを作って宙玉に天の川を封じ込めた写真を撮ってみようと思います。あくまで目標ですが(^^)。
とりあえず今は、使っていなかった24時間タイマーを引っ張り出してきて動くのを確認し、安い自由雲台とスマホ固定金具をAmazonで注文したところです。