老い
老いの惨めさは、耐えがたいものです。
若さは去り、今や何も喜びはありません。
身体を自由に動かす事もできず、杖に寄りかかります。
食べ物を消化する事も困難になります。
身体の力が減退しているので、歩くことも、座ることも、移動することも、急ぐことも難しくなります。
骨と皮ばかりの身体になり、望む場所に着くこともできません。
感覚も衰え、目はかすれ、もはや見ることができません。
私はもはや音を聞くこともできません。また、匂いを嗅ぐことも、味を味わうことも、触感を感じることもできません。
記憶は混乱するようになり、暗い睡眠の中に沈みます。
人生の楽しみの感覚は弱まり、生きることはほとんど楽しくありません。
美味しい飲食物さえ、不味いもののように見えます。
寿命が近づくと、死を恐れるようになり、動揺します。
子供のように忍耐力が弱まり、これ以上何にも耐えることができません。
こうなったら、油が切れそうなランプのようなもので、私は間もなく他界するでしょう。
3 件のコメント
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増えるのは薬ばかり、老いは悲しいですよね。