mineoの契約SIMをたった1週間で紛失してしまったお話(ちょっと長め)

（プライバシーにかかる場所や詳細はぼやかしています）

mineoのau SIMカードを刺し替えてまだ1週間と経たないうちに
スマホを失ってしまいました。無くしてから2日間のお話。

とある平日の昼。
大阪市内でタクシーに乗っていた時のこと。
iPhone6を座席に置いたまま車を降りてしまった。
10年以上携帯電話を持ち続けてきたが、
完全に手放してしまうのは初めての経験。
（飲食店に置きっぱなしにすることはあったけどもｗ）

気づいたのは車を降りた約3分後(体感的に)。
地図を見ようと思ったがiPhoneがポケットに無いことに気づく。
当然、さっき乗ってたタクシーの姿はもう無い。

タクシーの中でもブラウジングしてたので
そこに置き忘れたことは間違いないのだが、
停止場所につく直前、運転手から話しかけられた際に
ポケットに入れず、つい座席の上に置いてしまったようだ。

タクシー会社や運転手の名前も覚えていない。
車の色は黒だったけどそんなの沢山あるし、
天井に区別するのがあったけど、それが何だったか…。

幸い、データ専用のタブレットは持っていたので
「タクシー　紛失　携帯電話」などの検索ワードで
大阪市周辺なら全体統括するタクシーセンターで
忘れ物受付をするらしく、そこに電話をすることにした。

しかし…
公衆電話が近くに無い。

とりあえず近くの駅まで歩いて向かい、
駅員さんに公衆電話が無いかを聞いたところ
さっき駅に向かう途中の道にあったらしい。

戻ってみると、ビルの陰にポツンと置かれていた。
ずいぶんさびれた状態で。
ってかあの駅員さんよく知ってたな、問合せ多いのかな。

手元にあった100円玉で忘れ物センターに電話をする。
（この100円でlala callが1ヶ月分かあ…とか思いながら。）
その時点でタクシーを降りてから約30分が経過。
電話で無くした状況をくわしく説明する。

降りた時間と場所、どんなタクシーだったか、落とした端末の特徴。
支払方法はどうしたか、領収書は持っているか、など。
この時タクシーチケットを使った為、領収証をもらっていなかった。

一通り説明した後、見つかった時の連絡先を聞かれたが、
よく考えたらこちらの連絡手段を無くしているではないか。

連絡を受けるすべが無い為、とりあえず
時間をおいてから改めてこちらから連絡をすることに。
また、近所の警察(交番)で遺失物届も出した。


夕刻、改めて同じところに電話をしてみるが
（今度は10円玉を数枚でな！）
今のところ連絡は来ていないらしい。かなりがっくり。

再電話までの間にいろいろ記憶をたどると、助手席のヘッドレスト後ろに
会社名が書かれていたのを思い出した。正確な社名はわからないが、
一部の漢字だけが出てきたので、それを伝えると
いくつか候補の会社を教えてもらい、そこに直接電話。

話によると、無線をつけていないタクシーがほとんどらしく、
一旦帰社するまで状況はわからないとのこと。
気の利いた運転手は、忘れ物を発見したら
すぐ会社に連絡をするそうだが、それは人によるらしい。
翌朝戻りの人もいるので、次の日にならないと詳細はわからない、とのことだった。

今日の段階で出来ることはもう無さそうだ。



次の日。

自分の記憶から割り出した数社に改めて電話をする。
（会社で電話をする為に、総務にもタクシーで紛失した旨を
　説明しましたがな、もう恥ずかしいったらありゃしない…）

しかし、どこもそれらしい忘れ物は出てこない。


まずい、本当に出てこない可能性がある…。
画面ロックは当然しているが、最悪の状況を想像する。

『私の次にタクシーに乗った人がせしめてしまい、SIMカードを抜き取って我が物にしてしまう、もしくは本体をそのまま売却してしまう』

『拾った人が画面ロックが外せないと知りどこかのゴミ箱に捨ててしまう』

『タクシーの座席奥に潜り込んでしまい誰にも見つかることなくそのまま電池切れ』


「iPhoneを探す」機能を使えばよかったのだが、
mineoへのMNP前にはかなりバッテリーがへたっており、
「iPhoneを探す」機能をオフにしておりmineo移動後もそのままにしてしまったのだ。

遠隔操作で探すことは不可能。
そして自分の記憶ではどのタクシーに乗ったか確信が無い。

今の段階で私にできることは
・タクシー協会に適宜連絡をして状況を確認すること
・自分の090番号に別の電話からかける
　→電話機能が無事なこと
　→誰かが着信に出てくれるのを待つ
と、それくらいしかなかった。

手元に戻らないことを想定し、SIM機能の一時停止も考えた。
検索をして、mineoでは24時間受け付けしていることを知った。

（参照http://support.mineo.jp/usqa/trouble/trouble/lost/4206878_8898.html）



さらに次の日。
無くしてから丸2日が経過。

タクシー協会の忘れ物担当に半日ぶりに電話をする。
すると担当者が「お電話して下さり助かりました」と。私「？」

担当者の話によると、以下のようなことだった。

・無くした場所は大阪市内だが、乗ったタクシーは大阪でなく他県の会社だった。

・翌日に連絡が無かった理由は大阪周辺での拾得物ではなかったから。

・忘れ物担当者が気を利かせて私の090番号に電話したところ、
　タクシー会社の方が電話に出たらしい。
　運転手がすぐに預かってくれていたが、情報が無くどうしようもなかった。

・私が思い出したタクシー会社名は「○○◆◆△△」だったが
　預かっていたタクシー会社名は、「○○××△△」で少し違っていた。

ともあれ、私のスマホが無事であることは確認できた。
ひとまず胸をなでおろす。

そのタクシー会社でとりあえずしばらく預かってもらい、
後日直接伺って、私の手元にスマホが無事戻ることができた。
（郵送も考えたけど、確実にすぐ手にしたかったので）

警察にも遺失物が見つかった旨を連絡して、これですべて終了。

一部脚色しているところもありますが、おおよそはこんな感じです。



結果だけ伝えると

無くした当日　→　見つからない、電話をしてもダメ

無くした翌日　→　成果なし

無くして２日　→　見つかった

なんですけどね(笑)。


あらためて思ったことは

・万が一失った時の連絡先をメモしておく。
（今回はタブレットあったからよかったけど、
　それも無かったらどうなっていたか…。）

・やはりスマートフォンの追跡機能は便利だということ。
（iOSなら「iPhoneを探す」、Androidなら「デバイスマネジャー」を
　起動しておくと何かと便利。電池消耗とのトレードオフで）

・便利な機能の一極集中はやはり危険。
（おさいふケータイとかはその最たるもので、
　私にはやはり向かないな…。）

結果的に無事戻ってきたので良かったですが、
皆さんも「私は絶対無くさない！」なんて思わずに
少しの警戒心を持って情報端末を持って下さいね！