半導体不足の影響を、受けるもの、受けないもの
先日、ガス会社の人に我が家のガス機器の点検に来てもらいました。定期的に来ていただいているものです。
そのときに言われたのですが、今、お風呂の給湯器が壊れると、悲惨ですよ、ということでした。なにせ、半導体不足の影響で、給湯器の納入が半年から1年待ちの状態なんだそう。
ニュースでは、車の新車の納入にもすごく時間がかかるようですね。
ところで、車や給湯器の納入には半導体不足の影響がモロに出ている一方、スマートフォンの供給は今の所滞りなく行われ、新機種もいつものように発売され、順調に納入されているようすです。
同じ半導体を使う機器でありながら、一方では影響が出て、一方では影響なし、何が違うのでしょうか?
半導体に詳しい方、見識をお持ちの方、お聞かせ願えればと思います。(某、根拠薄弱なシッタカぶりっ子さんじゃなくて。誰とは言いませんが)
その他、最近こんな製品を買おうとすると(白物家電、その他諸々)、半導体不足の影響で納入に時間を要すると言われた、という経験がお有りの方、あればお話をお聞かせください。
16 件のコメント
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妥協はしたくないので待ちますけど、半年後って熱冷めてますよね。
去年ですけど、YAMAHAの電子ピアノが3か月待ち、とかになっていました。たまたま在庫ある色を選んだら買えましたけど。
ほとんどの品が数か月待ちでした。
しかし、なぜ給湯器のように健康的な生活を送る上で大切なものが、供給に何ヶ月もかかるのは、分かりませんね❓
給湯器などのメーカーは半導体業界からは小口の商売とみられているので、優先順位が低いことがあるらしいです。
注文したナビがなければ納車はさらに遅れる予定です。😓
https://nihon-polymer.co.jp/2021/12/13/2938/
結局、楽天市場で同じメーカーの受話器のみ770円を購入し、安く済みました。
10数年に1度ぐらいしか買いませんがこれも半導体の影響?
どの分野の半導体が足りないとかじゃなくて「世界的に需要のある半導体だったら作れますよ」なだけです。幸いにしてメモリチップと SoCは製造プロセスの関係もあって Fabで製造を継続出来ていることも影響してます。
逆に
●車載半導体:温度変化に強くないと車載出来ない
(-20度~50度程度の範囲で正常動作しないと車が走れないですし)
●家電用半導体:用途様々。専用設計も多いので小ロット(ロット当たりの製造数が少なくなってしまう)
という事情があるので余計に調達困難になってる現状があると業界関係者から聞いています。
※ちなみに IAサーバーなどの部材も実際のところ
「短納期モデル(仕様限定で発注時 CTO(Customize to Order)
範囲が狭い)だけは何とか出せるけど、CTO範囲の広い
通常納期モデルはかなり納期遅延(場合によっては納期未定)」と
なっているなんて言われました、担当部署から。:p
→その関係で納品契約に赤信号点灯してますけど。(担当PJにおいて)
給湯器や自動車に限らず、いろんな家電製品でも不足していますね。プリンタ売り場に行ったら、納期が悲惨な機種が多かったです。
この辺のCPUは性能的には低いけど多品種大量に使われる低価格ICで、スマホのシステムチップとは全く違う市場になっていて、スマホ用のチップの集積度の高い工場で補って生産するにはチップの価格が低過ぎてペイしないと考えられます。(西陣織の機械で下着を生産するような感じ、かな)
半導体もピンからキリまでってことで。
ルネサスは自動車の制御用で有名です。
旭化成の火事では、オーディオ関係の定番チップが生産停止になってしまって難儀しているとのこと。音声合成出力とかオーディオ出力とか。ひょっとして給湯器リモコンの音声あたりに使われているのかもです。給湯器はそれだけじゃないですが。
以上、半分想像ですが。
>> 流しのモバイル人@ドコモ裏通路通過中 さん
そういえば、正月セールの時に発注したiPadminiの納期が2月中旬くらいで、半分泣いています。>> 流しのモバイル人@ドコモ裏通路通過中 さん
どこかのニュースでiphone13に半導体まわしたのでiPad用のが、足りないと記事見ましたクルマの中には衝突防止カメラ向けのような高性能な半導体を搭載しているECUも、エアコンのような古くからある低価格の半導体で構成されているECUもありますが、どれか一つでも足りなくなるとクルマそのものが生産できなくなってしまうので、納期遅延が起きているのだろうと思います。
Appleなどは事前にフォーキャストと価格を提示しており、その契約数を納期通りに納入出来なければ膨大な違約金を支払う必要があります。また同じ部品を複数の供給元に製造させておりコストダウンに付いて来れない供給元は切り捨てられます。
自動車メーカーも東日本大震災以降半導体調達を複数経路設定するようになりました。
掲題の給湯器メーカーがこのようなフォーキャストを示した契約をしているとは思えませんし、複数の回路設計を行っているとも思えません。この差が半導体調達納期の差として現れています。
あと当然のことながら大口顧客は優先されます。
けっこう、企業の力関係によるところが大きいようですね。
こういうことって、企業の力関係よりも生活にとってどれだけ必需品かという指標で製品の納入優先順位が決まる仕組みをつくるべきじゃないかと思うんですよね。例えば夏場のエアコンなんか、製品が供給されないと死ぬ人も出てきますから。
スマホなんてぶっちゃけ、新しい機種を当分我慢するだけで済む話だと思うんですけどね。故障したとしても、適当な中古品を手に入れて当分凌げばいいことですし。