だ、誰がそんなこと言った？？

いつの頃からか、『パーマ屋』って聞かなくなった。
知らない間に美容室とかヘアーサロン、だもんね。

不肖ポンコツ河嶋、心臓がバクバク鳴りだしてから髪のお手入れを徹底的に怠っていた。やらなくなった。て言うかそもそも論で申し訳ないけど、死にかけてる人間が呑気に美容室なんか行けるワケないじゃん…

毛が太い、っていうか固いので昔から長髪にしたことはない。ていうかできなかったの。同じ学年の子のサラサラロン毛が羨ましくて仕方なかった。
子どもの頃はずっとおかっぱ頭。伸びてくるのを放置していると、モコモコと拡がってムッシュかまやつみたいに…
よく考えたらこの髪は母ちゃんの遺伝だ。母ちゃんの髪の毛もゴワゴワのバキバキだった。近所の『パーマ屋』で何かしらやろうとしていたようだが、パーマをかけて成功したのを見たことがない。
だって、本人以外の家族と河嶋飯店（仮名）のお客さまが声を揃えて
・生育不良のブロッコリー
・水もれ甲介（石立鉄男！）
・寝起きの具志堅用高
とか言ってた位だから。
（寝起きの具志堅用高、誰か見たことあるのか？）

本人は手のかからない髪型に、ってリクエストしたらしいが、誰がどう見ても『手のつけられない髪型』だった。
（パーマ屋のおっちゃんの名誉の為に言っておこう。あれは本人の手入れが悪いからだ）

（イメージ。本人はもっと頭蓋骨が大きくて首が太くて短い）

アタイが就職してからの話。
所謂『ストレートパーマ』系の存在を知ってから、このモデルさんみたいな髪型にチェンジした。ヘルメット被るん楽やったし。
（実際はアタイの頭が大きいから、もっとモワッとしていたけど）
作業後に埃だらけの髪洗うん楽やったんよ。

（これもイメージ）
で、伸びるに任せて放置するとこんな感じになる。
モデルのお姉さんはいい感じだけれど、物臭な人間が伸ばすとこんな感じにはならない。
当然のことながら手に負えなくなる。

ちなみに今回、もっと伸びた。

朝起きる度にヴィダル・サスーンを超越するような、もしくは目が合った者を石に変える怪物みたいなスタイルになるので、諦めて美容室（学生時代の友人がやってる）に電話。

「暇やしいつでもおいで～」

「こりゃまたエラい伸びたね～。で、今日はどうすんの？」
『いつもと同じように』
わざとらしく彼女が落胆する。
「せっかく伸ばしたのに切ってまうん？」
伸ばしたんじゃない。伸びたんだ。
「なあ、エエ機会やからアレやらへん？」
『やらへんけど、何やろうとしてるかだけは聞いとくわ』

「ガルパン❤」

『ガールズ＆パンツァー』の登場人物って、少なからず独特の髪型の子がいる。
それを真似た髪型にするヤツは普通いない。
コスプレやる人でもウィッグだと思う。
ショートと見せかけて、サイドだけ長いってふつうやらんぞ。
まあ、今の長さなら出来なくもないけど…

ちなみにアタイをガルパンの沼に嵌めたのはコイツだ。鏡の周りに戦車とかフィギュアを飾ってある変な美容室。ふつう店で使ってるコスメ用品とか置くでしょ。
自分がガルパンに嵌まって以来、店に来る客の誰かを洗脳したい、あわよくばガルパンヘアー（主たる登場人物は似たような髪型をしている）にしたくてしょうがない、らしい。

アタイはその第一号に決してならぬ！
未来永劫ならぬ！
というワケで、いつもの髪型になりましたとさ。
ああ、頭が軽いわ♪

一度だけ…
コスプレ用ウィッグのカット依頼があったそうで、
店に『誇らしげに』飾ってある写真を見ると…
確かにガルパンになってた。
いちおう腕は確かなようだ。
でも、やらんぞ。

て言うかそこまで好きなら店の名前ごとガールズ＆パンツァー風にしてしまえ。
今は気取ってフランス語の名前にしてるけど(^_^)