親切の押し売り

昨日車を運転していて、こんな状況になりました。
ままある事です。

優先順位は
①大型トラック
②軽バン
③私の車
これは明白です。
ところが、これが入れ替わりました。

「大型トラック」が停車して、「軽バン」に譲ったのです。
で、
「軽バン」が右折するのかと思ったら、クラクションを鳴らしています。
誰に向かって？
そう、
「私の車」に先に行けという意思表示と思われます。
「私の車」が邪魔で右折しにくいとかではありません。
単純に先に行けと…

さて、
「大型トラック」が譲ったのは
「軽バン」「私の車」
どちらか、もしくは両方かも知れません。
「軽バン」は「私の車」に先に行って欲しいみたいです。

ということは、譲られた私はさっさと幹線道路に入って右折するべきなのでしょうか？
いや、
ここは冷静になって考えてみましょう。

上記の車3台しか存在しないのならいざ知らず、実際の道路では「歩行者」「自転車」「バイク」「他の車」が存在します。
しかも、
幹線道路ではありますが、歩道も路肩もかなり狭い昔の国道です。
それを考えるとかなりハイリスクな状況と言えます。

【サンキュー事故】
聞かれたことがあるでしょうか。
上記の状況で「私の車」が他者と事故を起こした場合、基本的に譲った車に過失責任はありません。
つまり、
それほどのリスクを負ってまで急ぐ理由が私には無いのです。

(のんびり安全運転がいいです)

そうだよね。

10数秒の出来事でしたが、結局「軽バン」が先に右折して「大型トラック」が直進して去っていきました。
そしてその10秒後に私も右折出来ました。
実は「大型トラック」の後ろに車は1台もいなかったのです。
なので、
そもそも「大型トラック」が普通に直進して行ってれば、もっと早く通行出来てたんですね。

そうそう、
「軽バン」の70歳過ぎのジジイがクラクションを鳴らしながら、私の車の横を通り過ぎて行きました。
通り過ぎた後もしばらく鳴らしながら…
多分、普段からそういう人なんでしょうね。

「せっかく譲ってやったのに、何で先に行かないんだよ！」
「早く行けよ！　みんなが困ってるだろ！」
「クソー、人の善意を踏みにじりやがって！」
「この怒りをどこにぶつけようか」
「プップー！　プップー！　プップー！」

こんなジジイと関わらなくて正解でしたね。