HUAWEI nova／nova lite国内発表

既にこれらの端末についての投稿されてはいますが、私からみた感想等を改めて
書こうと思います。

・ファーウェイ、au VoLTE対応の「nova」とAndroid 7の「nova lite」
http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1045398.html

まず、mineoでも発売が決まったHUAWEI novaですが、こちらは昨年9月のドイツ
IFA 2016で発表されたモデルです。

・ファーウェイ、スマホ新機種「nova」シリーズ、タブレット「MediaPad M3」など発表
http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/event/ifa2016/1018157.html

mineoの上田さんが、「現時点で世の中に発表されていないモデル。」と仰られていた
ので期待していましたが、Xperiaではないかと予想記事を書きましたし、
発表済みモデルだったのでちょっと拍子抜けしました。(^^ゞ

・mineo、MWCで発表予定のスマートフォン最新モデルを今春に発売
http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1039918.html

ミドルレンジモデルという事で、Snapdragon 625というZenFone3と全く同じSoCを採用
し、ROM:32GB/RAM:3GBと余裕のあるスペックなのが特徴です。

デザイン面でも、左右のベゼル幅を1.8mmに抑えた狭額縁仕様で、iPhoneを意識した
丸みを帯びた感じに仕上がっています。

私が良いなと思った点は、まずカメラの出っ張りがなくフラットな事と、ZenFone3と
同じSoCを採用しバッテリー容量も少し大きいながらも、少し安い事です。

微妙だと感じた点は、無線LANが2.4GHzのみの対応という事ですね。
3万円台後半という価格帯で5GHz帯に対応していないのは、結構痛い気がします。
これだと、もう少し出してZenFone3にした方がと思いました。

一方、nova liteの方ですが、私は今回の発表の本命はこちらのように感じました。
2万円前後で販売される端末とはとても思えないクオリティでビックリ！
Androidも最新の7.0搭載です。

詳しく見ると、liteと付いていながらSoCがKirin 655というオクタコア(2.1GHz×4/
1.7GHz×4)仕様で、中々高性能なのと、P9 liteで2GBだったメモリ容量が3GBに
強化されている点、さらにデザインが両面ラウンド加工の2.5Dガラス仕様で光沢が
あり高級感がある点ですね。
特に、ブラックモデルは写真で見る限りはiPhone 7の質感に結構迫っているの
ではと思えるくらい真っ黒です。（^^

こちらも無線LANが2.4GHzのみの対応で残念ではあるのですが、2万円前後で販売
される事を考えると、十分妥協可能なものだと思いました。

しかし、この端末はMVNO経由でしか購入出来ず、端末単品購入不可。
そして、mineoでの取り扱いは残念ながら無し。

おそらく、SoCにKirinを採用という事でVoLTEに対応出来ずau回線への対応が不可能な為、
マルチキャリア対応を重視するmineoは、採用を見送ったのだと思います。

・MVNOが「新しいフツー」になるために――mineoの契約数100万件のための戦略
http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1039979.html

しかし、私はマルチキャリア対応端末で無くても、コストパフォーマンスの高い
優れた端末は積極的に投入していくべきではないかと思います。

理由としては、マルチキャリアの真価は、既に所有している端末が買い換えずに
そのままmineoへ乗り換えられる事にあると思うからです。
これは、手持ち端末が『使える』 or 『使えない』という事になりますから、
au・ドコモ両方に対応しているという意義は、大変大きいです。

一方、端末セットでの契約の場合は、ちゃんと使えれば良いというだけで、
マルチキャリア対応端末という意義は、あまり無いと思います。

au・ドコモ共に普通に市街地で使う分には問題ないですし、むしろ殆どのSIMフリー
端末の使えるドコモのほうが郊外に強いですからね。（^^

おそらく、ドコモ・au両方選べたとしても、auの方が少し安いからAプランを選ぶ
程度しか考えないケースが殆どでしょう。

なので、Dプランのみ対応の機種であっても、優良な価格競争力の高い端末で
あれば積極的に採用しないと、ドコモ回線だけのMVNOに対して遅れを取ることに
なるのではと思いました。